FAMLog
PHP 7.1.24とPHP 7.2.12が公開
November 09, 2018
PHP 7.1.24とPHP 7.2.12が公開されています。
PHP 7.1.24とPHP 7.2.12では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められており、現在バージョン7.3.0RC5が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
APPLE-SA-2018-10-30-3 Safari 12.0.1
November 07, 2018
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12.0.1が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12.0.1は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Mojave 10.14.1にもSafari 12.0.1が含まれています。
なお、OS X El Capitan用のSafari 12は提供されておらず、macOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2018-10-30-2 macOS Mojave 10.14.1, Security Update 2018-001 High Sierra, Security Update 2018-005 Sierra(FAMLog)
curl 7.62.0が公開
November 06, 2018
curl 7.62.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.62.0では、3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.46が公開
November 05, 2018
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「Apache Tomcat JK Connector 1.2.46」が2018年10月中旬に公開されています。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.46では、Apache HTTP Serverのmod_jk利用時におけるパストラバーサルのセキュリティ脆弱性(CVE-2018-11759)が修正されています。
なお、Mac版のFileMaker Server 7からFileMaker Server 11まではApache Tomcat JK Connector 1.2をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されていました。macOS版のFileMaker Server 17ではmod_proxy_ajp.soが組み込まれたApache HTTP Serverを利用していますが、mod_proxy_ajpやApache Tomcat JK Connectorは特に内部では使われてはいません。
[関連]JVNVU#99875465: Apache Tomcat JK mod_jk Connector にパストラバーサルの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
APPLE-SA-2018-10-30-2 macOS Mojave 10.14.1, Security Update 2018-001 High Sierra, Security Update 2018-005 Sierra
November 01, 2018
AppleからmacOS Mojave 10.14.1、macOS High Sierra 10.13.6用のSecurity Update 2018-001およびmacOS Sierra 10.12.6用のSecurity Update 2018-005が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、OS X El Capitan用のアップデートは用意されていません。
なお、FileMaker Server 17およびFileMaker Server 16はmacOS Mojave 10.14との互換性がありますが、既知の問題があります。現在のところ、2018年11月をめどにFileMaker Server 17の互換性アップデートがリリースされる予定であるとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 16とFileMaker Go 16はFileMaker Cloud 1.17に接続不可
October 30, 2018
FileMaker Pro 16、FileMaker Pro 16 AdvancedおよびFileMaker Go 16は、FileMaker CloudでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン1.17のFileMaker Cloudには接続できません。
FileMaker Cloud 1.17に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン17のみとなっています。FileMaker Pro 17 Advancedのデータファイル形式はバージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン16以前のFileMakerソフトウェアからFileMaker Cloud 1.17に接続することはできないので要注意です。
なお、現在FileMaker Cloudで新しいインスタンスを作成できるのはFileMaker Cloud 1.17のみとなっており、FileMaker Cloud 1.15および1.16において新しいインスタンスの作成と新規ユーザー追加のサポートはすでに終了しています。
[関連]FileMaker Pro 14とFileMaker Go 14はFileMaker Server 17に接続不可(FAMLog)、FileMaker Cloud 1.15および1.16の新規インスタンス作成が不可に(FAMLog)
CakePHP 2.10.13が公開
October 29, 2018
CakePHP 2.10.13が公開されています。
CakePHP 2.10.13は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、PHP 7.3との互換性が改善されています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
Apache HTTP Server 2.4.37が公開
October 24, 2018
Apache HTTP Server 2.4.37が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.37では、mod_sslがOpenSSL 1.1.1およびTLS 1.3に新たに対応しているほか、不具合の修正やabコマンドの機能追加等が行われています。
なお、Apache HTTP Server 2.2系統はすでに保守が終了しており、今後はApache HTTP Server 2.4系統を利用することが推奨されます。
[関連]OpenSSL 1.1.1が公開(FAMLog)
OpenSSH 7.9が公開
October 23, 2018
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.9」が公開されています。
OpenSSH 7.9では、新しく追加されたCASignatureAlgorithmsオプション設定によって認証局が証明書に署名する署名の形式を制御できるようになっているほか、多数の新機能が追加および不具合の修正が行われています。
なお、バージョン7.9では、OpenSSL 1.1 API(リリース1.1.0g以降)に対するビルドがサポートされるようになっています。
[参考]OpenSSH 7.9 がリリースされました(春山征吾のBlog)
Java 8 Update 191およびJava 8 Update 192が公開
October 19, 2018
Java 8 Update 191が公開されています。
バージョン8 Update 191では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。同時にJava 8 Update 192とJava 11.0.1が公開されていますが、FileMaker ServerとJava 11との互換性に関する情報についてファイルメーカー社からの案内は現時点では特にない状況です。
なお、Java 8の公式アップデートの提供は、商用ユーザーには2019年1月まで、個人ユーザーには2020年12月まで提供される予定であるとのことです。
[関連]FileMaker Server と Java - 概要とトラブルシュート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server is not compatible with Java 9 or 10(FileMaker Knowledge Base)、Oracle Java SE サポート・ロードマップ(Oracle)