FAMLog
FileMaker Server 9とTime Machine
August 19, 2008
FileMaker Serverでホストされているデータベースファイルは、Mac OS X Leopardの自動バックアップ機能であるTime Machineのバックアップ対象から除外するように設定する必要があります。
FileMaker Proの場合と同様に、Time Machineがバックアップを実行しているときにFileMaker Serverがそのファイルを開こうとすると、Time Machineによるバックアップファイルが壊れる危険があります。
代わりに、FileMaker Server Admin Consoleを使用して、データベースをバックアップするスケジュールを作成するようにします。そして、スケジュールによってバックアップされたデータベースファイルを、Time Machineのバックアップ対象とするように設定を調整します。
[関連]FileMaker and Time Machine(FileMaker Knowledge Base)
Mac OS X Leopardは自動バックアップ機能を標準搭載
August 07, 2008
Mac OS X Leopardには、非常に使いやすい自動バックアップ機能である「Time Machine」が新機能として組み込まれています。
別売の外付けドライブをMacにつなぐだけでTime Machineの準備が完了し、後はこのドライブをバックアップに使うかどうか決めるだけです。システムファイル、アプリケーション、アカウント情報や環境設定だけでなく、各種文書ファイルもバックグラウンドで自動的にバックアップされます。
ただし、Time MachineとFileMaker Serverを同時に利用する際には注意が必要であり、FileMaker Serverのフォルダをバックアップ対象から除外するように設定しておくことが推奨されています。
[関連]Mac OS X Leopard Sneak Peek:Time Machine(FAMLog)
Mac OS X LeopardでCUPSデーモンの自動起動を無効にする
August 04, 2008
Mac OS X LeopardでCUPSデーモンの自動起動を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/org.cups.cupsd.plist
(実際には1行で入力します)
CUPSは、UNIX系OS用の印刷システムであり、Mac OS Xでも標準的に利用されています。CUPSは、2007年にAppleに買収され、現在はAppleが保守を担当しています。
[関連]CUPS Purchased by Apple Inc.(Common UNIX Printing System)
FileMaker Server 9で自動的に拡張アクセス権が設定される場合
July 14, 2008
FileMaker Server 9では、拡張アクセス権がまったく有効になっていないFileMaker Proデータベースを開くと、完全アクセス権セットでFileMakerネットワーク共有(拡張アクセス権キーワード:fmapp)が自動的に有効になるようになっています。
バージョン7およびバージョン8のFileMaker Serverでは自動的に拡張アクセス権は設定されませんでしたが、バージョン9ではこの点で仕様が変わっているので多少注意が必要です。
なお、上記の拡張アクセス権自動設定機能は、FileMaker Server Admin Consoleのアップロードアシスタントが提供する機能ではなく、データベースサーバー自体が備えている機能です。
Mac OS X LeopardにはBoot Campが標準で付属
June 19, 2008
Mac OS X Leopardには、IntelベースのMacでWindows XPおよびWindows Vistaの利用を可能にするBoot Campの正式版が標準で付属しています。
Boot Campは、一般で使用されている32ビット版のWindows XPとWindows Vistaをサポートしています。Boot Campの実行後、Mac OS X LeopardのDVDを挿入するだけで、動作に必要なドライバーが自動的にインストールされます。
Boot Campを使ってWindowsをインストールした後は、Mac OS XまたはWindowsのどちらのOSでもMacを起動でき、利用するOSを選ぶことができます。
データベースアップロードアシスタント利用時の注意点 (2)
May 20, 2008
Mac版のFileMaker Serverでは、データベースアップロードアシスタントにより、アップロードしたデータベースファイルのオーナーがfmserverに自動的に設定されます。
データベースファイルのオーナーとグループにはいずれも読み取りと書き込みアクセス権が設定され、その他のユーザーには読み取りアクセス権のみ付与されるよう調整されます。
旧バージョンのMac版FileMaker Serverでホストされるすべてのデータベースファイルは、通常fmsadminグループが読み書きできるようにアクセス権を変更する必要がありましたが、データベースアップロードアシスタントによりその作業を行う必要がなくなりました。
ただし、データベースを手動でアップロードする場合、旧バージョンと同様に所有権とアクセス権を別途設定する必要があります。
FileMaker Server 9の新機能:データベースアップロードアシスタント
March 03, 2008
FileMaker Server 9では、FileMaker Server Admin Consoleの一部の機能として用意されているデータベースアップロードアシスタントを使用して、FileMaker Serverにデータベースファイルを転送することができます。
オプションで、アップロードの終了後にFileMaker Serverでデータベースを開くことも可能です。データベースファイルの正しい置き場所について意識する必要もなく、以前より手軽にデータベースファイルの転送がしやすくなっています。
また、Mac OS Xでは、データベースアップロードアシスタントにより、データベースファイルのオーナーがfmserverに自動的に設定されます。データベースを手動でアップロードした場合にはファイルの所有権とアクセス権を調整する必要がありますが、データベースアップロードアシスタントではその必要はありません。
FileMaker Pro 9 Advancedの改善点:データビューア
February 01, 2008
FileMaker Pro 9 Advancedでは、フィールドや変数の値、計算式の結果を監視できる「データビューア」の機能が強化されています。
バージョン9では、新たに[現在]タブ内において、実行中のスクリプトで使用されるフィールドと変数の値が自動的に表示されるようになっています。このため、個別にフィールドや変数をデータビューアの監視対象に加える必要がなくなり、より効率的にスクリプトのデバッグ作業を行えるようになっています。
また、スクリプトデバッガと同様に、データビューア自体にも認証機能が用意されています。認証を行うことで、通常デバッグする権限のないアカウントで、データビューアで値を確認しながらデバッグを行うことができます。
[関連]FileMaker Pro 9 Advancedの改善点:スクリプトデバッガ(FAMLog)
FileMaker Pro 9 Advancedの改善点:スクリプトデバッガ
January 28, 2008
FileMaker Pro 9 Advancedでは、スクリプトの内容を1ステップずつ確認できるデバッグツールである「スクリプトデバッガ」の機能が強化されています。
バージョン9では、新たにスクリプトデバッガ自体に認証機能が用意され、認証を行うことで、スクリプトを編集する権限のないアカウントでのデバッグが可能になっています。
スクリプトのエラーが発生したときにスクリプトを自動的に一時停止するように設定できるようになると共に、スクリプトで発生した最後のエラーコードを確認できるヘルプへのリンクボタンも利用できるようになっています。
FileMakerメーリングリスト
January 24, 2008
FileMakerに関する国内最大のメーリングリスト「ファイルメーカーメーリングリスト」(通称fmjml)のサーバーおよび管理が移管されたことが発表されています。
これを機会に「FileMakerメーリングリスト」という名称に変更になり、移管後のサーバー運用や管理はFM-Tokyo(FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング)事務局が担当するとのことです。
旧メーリングリストは2008年1月末まで利用可能です。新メーリングリストには自動登録されないため、各自で新規にメンバー登録の手続きが必要となります。