FAMLog


OpenSSL 1.1.1kが公開

March 26, 2021

OpenSSL 1.1.1kが公開されています。

OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1kでは、影響度高と位置付けられているセキュリティ脆弱性(CVE-2021-3449およびCVE-2021-3450)が修正されています。

OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了したので、現状はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。

[関連]JVNVU#92126369:  OpenSSL に複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Security

Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開

March 17, 2021

Claris FileMaker Pro 19.2.2の提供が開始されています。

OAuthまたはAD FSでサインインするときにアカウント名およびパスワードフィールドを初期状態で隠すようになったFileMaker Pro 19.2.2では、OpenSSLがバージョン1.1.1iに更新されています。これによりOpenSSLのセキュリティ脆弱性(CVE-2020-1971)が修正されています。また、アドオン開発者向けおよびプラグイン開発者向けの新しい関数も追加されています。

プレビュー機能として搭載されているクイックスタートエクスペリエンスの機能も同時に強化され、バージョン19.2.2ではすべてのサポートされる言語でクイックスタートエクスペリエンスを使用できるようになっています。

[関連]OpenSSL 1.1.1iが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2021-03-08-3 Safari 14.0.3

March 11, 2021

Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 14.0.3の更新版が配布されています。

iOS 14.4.1やiPadOS 14.4.1と同様、WebKitの脆弱性(CVE-2021-1844)が修正されたSafari 14.0.3の更新版は、macOS Mojave 10.14.6およびmacOS Catalina 10.15.7で利用できます。同時に公開されたmacOS Big Sur 11.2.3にもSafari 14.0.3の更新版が含まれています。

なお、今回公開されたSafari 14.0.3の更新版では、ビルド番号がmacOS CatalinaのSafari 14.0.3では15610.4.3.1.7に、macOS MojaveのSafari 14.0.3では14610.4.3.1.7に変更されています。

[関連]APPLE-SA-2021-03-08-1 iOS 14.4.1 and iPadOS 14.4.1(FAMLog)、APPLE-SA-2021-03-08-2 macOS Big Sur 11.2.3(FAMLog)

Tag: Security

APPLE-SA-2021-03-08-2 macOS Big Sur 11.2.3

March 10, 2021

AppleがmacOS Big Sur 11.2.3の提供を開始しています。

macOS Big Sur 11.2.3では、iOS 14.4.1やiPadOS 14.4.1と同様、WebKitのセキュリティ脆弱性(CVE-2021-1844)が修正されています。macOS Big Surに対応しているMacは、MacBook(2015以降)、MacBook Air(2013以降)、MacBook Pro(Late 2013以降)、Mac mini(2014以降)、iMac(2014以降)、iMac ProおよびMac Pro(2013以降)です。

なお、Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性がありますが、Apple M1チップ上では最新のFileMaker Server 19.2.1においてもいくつか問題点が確認されている状況となっています。

[関連]FileMaker 製品と macOS Big Sur および Apple M1 との互換性(Claris ナレッジベース)、APPLE-SA-2021-03-08-1 iOS 14.4.1 and iPadOS 14.4.1(FAMLog)

Tag: Security

OpenSSH 8.5が公開

March 04, 2021

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.5」が公開されています。

sshおよびsshdで最優先の署名アルゴリズムがECDSAからED25519に変更されたOpenSSH 8.5では、バージョン8.2以降のssh-agentにおけるメモリーの二重解放に関する問題が修正され、移植版sshdにおいてSolarisのPAMユーザー名を扱う際のバッファオーバーフロー(CVE-2020-14871)に対する緩和策が追加されています。

なお、SHA-1アルゴリズムの危殆化により、近い将来のリリースで「ssh-rsa」公開鍵署名アルゴリズムがデフォルトでは無効化される予定となっています。

[参考]OpenSSH 8.5 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

Apache Tomcat 7.0.108、8.5.63、9.0.43および10.0.2が公開

March 02, 2021

Apache Tomcat 7.0.108、Apache Tomcat 8.5.63、Apache Tomcat 9.0.43およびApache Tomcat 10.0.2が2021年2月上旬に公開されています。

Apache Tomcat 8.5.63、Apache Tomcat 9.0.43およびApache Tomcat 10.0.2では、2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-25329およびCVE-2021-25122)が修正されています。また、Apache Tomcat 7.0.108では、1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-25329)が修正されています。Apache Tomcat 7.0.108、8.5.63、9.0.43および10.0.2が公開されたのは先月上旬ですが、上述の修正に関する情報は今日になって公開されました。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.0.2です。なお、Apache Tomcat 7.0系列は2021年3月31日にサポートが終了する予定となっています。

[関連]JVNVU#97014415: Apache Tomcat に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0系列のサポート終了予定日(FAMLog)

Tag: Apache

OpenSSL 1.1.1iが公開

December 10, 2020

OpenSSL 1.1.1iが公開されています。

OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1iでは、影響度高と位置付けられているセキュリティ脆弱性(CVE-2020-1971)が修正されています。

OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了したので、現状はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。

[関連]JVNVU#91053554: OpenSSL における NULL ポインタ参照の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Security

Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38ではセキュリティ脆弱性が修正済み

October 13, 2020

Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38ではHTTP/2使用時のセキュリティ脆弱性(CVE-2020-13943)が修正されています。

Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開されたのは先月中旬ですが、上述の修正に関する情報は今月中旬になって公開されました。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.39です。なお、Claris FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。

[関連]Apache Tomcat 7.0.106、Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開(FAMLog)

Tag: Apache

Ruby 2.7.2が公開

October 05, 2020

Ruby 2.7.2が公開されています。

Rubyに標準添付されているWebrickの脆弱性(CVE-2020-25613)が修正されているRuby 2.7.2には、deprecetedカテゴリの警告についての意図的な非互換が含まれています。バージョン2.7.2以降ではdeprecatedカテゴリの警告はデフォルトの状態で出力が抑制されるようになっています。

なお、2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。

Tag: Ruby

Apache Tomcat 7.0.105、Apache Tomcat 8.5.57およびApache Tomcat 9.0.37が公開

July 15, 2020

Apache Tomcat 7.0.105、Apache Tomcat 8.5.57およびApache Tomcat 9.0.37が2020年7月上旬に公開されています。

Apache Tomcat 7.0.105、Apache Tomcat 8.5.57およびApache Tomcat 9.0.37では、WebSocketフレームのペイロード長が適切に検証されずサービス運用妨害(DoS)状態になる脆弱性(CVE-2020-13935)が修正されています。Apache Tomcat 8.5.57とApache Tomcat 9.0.37では、遠隔の第三者からh2c direct connectionによるHTTP/2へのアップグレードの要求が大量に行われるとOutOfMemoryExceptionが発生しサービス運用妨害(DoS)状態になる脆弱性(CVE-2020-13934)も修正されています。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.37です。なお、Claris FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。

[関連]JVNVU#96390265:   Apache Tomcat における複数のサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Apache

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