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Security Update 2004-05-03
May 05, 2004
AppleからSecurity Update 2004-05-03がリリースされました。Mac OS X v10.3.3、Mac OS X Server v10.3.3、Mac OS X v10.2.8およびMac OS X Server v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
それぞれCoreFoundation、AFP Server、IPSecの脆弱性が修正されており、さらにMac OS X Server v10.3.3ではApache 2が、Mac OS X Server v10.2.8ではApache 2およびRemote Adminが修正されています。Security Update 2004-04-05での修正箇所も今回のセキュリティアップデートに含まれています。
Apache 2についてはバージョンが2.0.49にアップデートされて、CAN-2003-0020、CAN-2004-0113およびCAN-2004-0174の脆弱性が修正されています。
マルチウインドウ
April 26, 2004
FileMaker Pro 7では、1つのデータベースを複数のウインドウで同時に開くことができるようになりました。
あるウインドウでデータを更新すると、すべてのウインドウにその情報が反映されます。また、同じデータベースに異なる処理を同時に行わせて、処理結果を別々のウインドウに表示させることもできます。
さらに、ウインドウのリサイズ、ウインドウの位置やタイトルの変更をスクリプトから制御できるようになっており、インターフェースをより自由にカスタマイズできるようになりました。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
浮動小数点数評価方法の変更
April 25, 2004
計算処理の有効桁数の増大に関連した話題として、FileMaker 7では浮動小数点数の評価方法に変更があります。
これまでは浮動小数点数の評価にOS内蔵の機能を使っていましたが、このために小数の計算で正しい結果が得られない場合がありました。例えば、ファイルメーカーPro 6では、126.96 - 119.29の計算結果は7.66999999999999となります。
FileMaker Pro 7では固定小数点演算機能が改良されており、上記のような計算もきちんと行われるようになっています。FileMaker Pro 7では、126.96 - 119.29の計算結果は7.67となります。
(2005/05/13追記:FileMaker Knowledge Baseリニューアルに伴いリンクを修正しました。)
New PowerBook G4 & iBook G4
April 20, 2004
PowerBook G4とiBook G4の新モデルが発表されています。
PowerBook G4は1.33GHzもしくは1.5GHzのPowerPC G4プロセッサを搭載し、AirMac Extremeが全モデルに標準搭載されています。SuperDriveモデルでは4倍速SuperDriveが搭載されています。
iBook G4は1GHzもしくは1.2GHzのPowerPC G4プロセッサを搭載し、14インチモデルではSuperDriveをオプションで選択可能になっています。二次キャッシュが512KBに増えており、メモリは最大1.25GBまで拡張可能となっています。
性能が向上した上でさらにPowerBook G4もiBook G4もすべてのモデルで価格が下がっているので、かなりコストパフォーマンスのいいものになっています。
バージョン7ではデータファイルフォーマットが変更
April 19, 2004
FileMaker 7のデータファイルフォーマットは、以前のバージョン(5.0〜6.0)とは異なります。FileMaker Pro 7でファイルを作成すると、ファイルの拡張子は「.fp7」となります。
これまでファイルメーカーProでは1ファイルにつき1テーブルでしたが、バージョン7からは1つのファイルに複数のテーブルを持たせることが可能になりました。リレーションシップやセキュリティ関連も改良されており、データファイルフォーマットを変更するに値するほどの新機能が各種追加されています。
なお、ファイルメーカーPro 1.x、2.xのデータベースは、ファイルメーカーPro 3.x、4.x、5.x、6.xのいずれかを使用して変換してから、FileMaker Pro 7を使用してもう一度変換する必要があります。
eMac 1.25GHzモデル
April 14, 2004
久しぶりにスペックアップされた新しいeMacが発表されています。
1.25GHz PowerPC G4プロセッサ、ATI Radeon 9200を搭載し、333MHzのDDRメモリやUSB 2.0に対応しています。Bluetoothモジュールをオプションで搭載することも可能です。
さらに価格も前モデルより安くなっており、コンボドライブモデルが94,290円、SuperDriveモデルが115,290円です。2004年4月16日(金)から販売開始されるそうです。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 7の動作環境
April 09, 2004
以前に発表があった通り、FileMaker 7の製品ラインではMac OS 8.6およびMac OS 9はサポートされていません。
FileMaker 7 新製品ラインのMac版はMac OS X用に開発されており、Mac版FileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7の動作環境はMac OS X v10.2.8以降となっています。
Windows版FileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7の動作環境は、Windows 2000(Service Pack 4)もしくはWindows XP(Service Pack 1)となっており、Windows 98やWindows Meなどが対象外となっています。
必要となるCPUやRAM容量についても、バージョン6のときと比べてスペックの高いものが要求されます。
Webコンパニオン
April 02, 2004
そもそもFileMaker Pro(ファイルメーカーPro)はデータベースソフトウェアですが、1997年に発表されたファイルメーカーPro 4.0でWebサーバーの機能が追加されました。
Webサーバーの機能は純正のプラグインにより提供され、そのプラグインは「Webコンパニオン(Web Companion)」と呼ばれていました。これによりファイルメーカー単独でデータをWeb上に公開することができたのです。
FileMaker 7 製品ラインではデーターベースエンジンが一新されており、同時にWeb公開機能もこれまでとは別のものになっています。Webコンパニオンは全く違うものに生まれ変わったようです。
(2005/08/31追記:「FileMaker 7製品ライン」を「FileMaker 7 製品ライン」に修正しました。)
(2007/01/02追記:「Web コンパニオン」を「Webコンパニオン」に修正しました。)