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EXSLT

July 28, 2006

EXSLTは、XSLTの拡張機能を標準化および文書化することを目指したコミュニティの取り組みであり、FileMaker Server AdvancedのWeb公開エンジンで使用されているXalan-JavaもこのEXSLT機能をサポートしています。

Xalan-Java 2.4.0でも一部EXSLTがサポートされていましたが、バージョン2.4.1でEXSLT機能のサポートが強化されています。現時点でXalan-Javaの最新バージョンは2.7.0であり、FileMaker Server 8 Advancedのバージョン8.0v4でXalan-Javaのバージョンが2.4.0から2.7.0に更新されたことにより、以前に比べてEXSLT機能のサポートが強化されたことになります。

ただし、Xalan-Java固有の拡張機能をすでに利用している場合には、必ずしもすぐにEXSLT機能を利用するようにXSLTスタイルシートの記述を変更する必要はありません。現時点では、EXSLTは必要に応じて利用していけばいい種類の拡張機能と言えるでしょう。

[関連]FMSA 8.0v4 and EXSLT(FileMaker Forums)

Tag: FileMaker

GoodBiz!

July 25, 2006

有限会社ビバマンボが2006年7月7日に「GoodBiz!(グッビズ)」を発表しています。

GoodBiz!は、個人から法人まで幅広く対応できる業務管理システムであり、FileMaker Pro 8 Advancedを使って構築されたランタイムアプリケーションです。給与計算のいらない個人事業主やフリーランスが対象のライト版と、スタッフを抱えた法人が対象の通常版の2種類があります。ライト版の価格は税込9,940円、通常版の価格は税込19,900円であり、それぞれ90日間のお試し期間が用意されています。

当初はWindows版のみダウンロードが可能になっていましたが、2006年7月13日にMac版の配布も開始され、その後2006年7月21日にバージョンがアップデートされています。

Tag: FileMaker

DenyHosts

July 21, 2006

DenyHosts」は、sshdサーバーデーモンへのパスワード推測攻撃の検知と阻止を支援するスクリプトです。Pythonで記述されたスクリプトであり、Linuxに限らずMac OS XやFreeBSD、Solarisでも動作します。

DenyHostsは、sshdのログをスキャンし、パスワード推測攻撃を行っていると判断されるIPアドレスを/etc/hosts.denyに追加することができます。tcp_wrappersをサポートするようにOpenSSHをコンパイルする必要がありますが、sshdの待ち受けポート番号を変更できない場合に有用です。

なお、現在よく観測されるsshdへのパスワード推測攻撃への対処には、http://jcs.org/patches/sshd-drop_brute_force.diffにあるパッチの適用も効果的です。

[参考書籍]入門OpenSSH(秀和システム)

Tag: Security

Running plug-ins with FileMaker Pro 8.5 and Mac OS X

July 20, 2006

Mac版のFileMaker Pro 8.5は、PowerPCベースのMacでもIntelベースのMacでも動作するように設計された「Universalアプリケーション」です。

Intel製のプロセッサーが搭載されたMacでRosettaを介さずにネイティブに動作するようになりましたが、IntelベースのMacでFileMaker Pro 8.5と共にプラグインを利用する場合には、そのプラグインもUniversalアプリケーション向けに設計されている必要があります。

IntelベースのMacでFileMaker Pro 8.5を使う場合には、基本的に従来のPowerPCベースMac用のプラグインを利用することができないので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro 8.5 Compatibility(Troi Automatisering)

(2006/09/22追記:FileMaker ProをRosetta上で動作させるようにすれば、PowerPCベースMac用のプラグインを利用することも可能です。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ

July 13, 2006

FileMaker Server 8v4 アップデータ」と共に「FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ」がファイルメーカー社のWebサイトで公開されています。

このアップデータは、FileMaker Server 8 AdvancedのWeb公開エンジンおよび管理コンソールをアップデートするもので、FileMaker Server Advancedのバージョン8.0v1、8.0v2および8.0v3を対象としています。なお、Mac版のアップデータは、PowerPCベースのMac用アップデータとなっています。

バージョン8.0v4では、XSLTスタイルシートにおいてdocument関数が無効なURLから読み込みを行おうとした場合に、スタックトレースとともにApache TomcatがHTTPステータスコード500のエラーを返してしまう問題を始めとして、いくつかの問題が修正されています。また、EXSLT機能のサポートを強化するために、Xalan-Javaがバージョン2.7.0にアップグレードされています。

なお、このアップデータではFileMaker Serverは更新されません。Web公開エンジンおよび管理コンソールをアップデートする前に、FileMaker Server 8のバージョンを必ずFileMaker Server 8v4にアップデートしておく必要があります。アップデート手順の詳細については、付属文書「FMSA Web アップデートお読みください.pdf」に記載されています。

(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8v4 アップデータ

July 12, 2006

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 8v4 アップデータ」を配布しています。

このアップデータは、FileMaker Server 8をバージョン8.0v4に更新するもので、FileMaker Server 8.0v1、8.0v2および8.0v3を対象としています。なお、Mac版のアップデータは、PowerPCベースのMac用アップデータとなっています。

FileMaker Server 8.0v4では、 使用状況ログを有効にするとFileMaker Serverが予期せず終了する問題や、FileMaker Serverを停止する際の安定性に関わる問題など、数多くの問題が解決されています。

このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとFileMaker Server Helper、およびFileMaker Server Adminを終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS アップデートお読みください.pdf」に記載されています。

(2007/01/08追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5 & FileMaker Pro 8.5 Advanced

July 11, 2006

FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8.5」と「FileMaker Pro 8.5 Advanced」を発表しています(日本語訳)。

米国では「FileMaker Pro 8.5」および「FileMaker Pro 8.5 Advanced」の販売がすでに開始されており、同時に「FileMaker Server 8v4 アップデータ」と「FileMaker Server 8v4 Advanced Web公開エンジンアップデータ」の配布が開始されています

バージョン8.5では「Webビューア」が新機能として追加されていて、Mac版ではFileMaker Pro 8.5、FileMaker Pro 8.5 Advanced、FileMaker Server 8.0v4、およびFileMaker Server 8.0v4 Advancedを含む新製品ラインが、新たにユニバーサルアプリケーションとしてIntelベースのMacに対応しています。ただし、ユニバーサルアプリケーション版のFileMaker ServerおよびFileMaker Server Advancedを入手するにはCD($49)を購入する必要があるため、無償アップデートではありません。

今回発表された製品について、日本市場での発売、仕様、価格等について現時点では詳細は未定ですが、90日以内に発売される計画となっているそうです。

(2006/07/14追記:FileMaker ServerおよびWeb公開エンジンのアップデータの部分にリンクを設定しました。)

Tag: FileMaker

KP-Backup 1.0.2 アップデート

June 30, 2006

株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.2 アップデート」を公開しています。

KP-BackupはFileMaker Serverの標準機能では実現できない機能を提供するバックアップソフトウェアであり、価格は税込13,440円です。

Windows版およびMac OS X版が共にアップデートされ、FileMaker Server 7/8がpauseおよびresumeコマンドの引数でOS標準のパス書式を理解しない点に対応し、データベースの一時停止に失敗してもバックアップ処理を実行してしまう場合がある不具合が修正されています。

Mac OS X版では、Java 2 Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 4がインストールされた環境に対応し、さらにUniversal Binary対応を果たしているとのことです。

Tag: FileMaker

Mac OS X Update 10.4.7

June 28, 2006

Appleから「Mac OS X Update 10.4.7」(PowerPCベースMac用IntelベースMac用)および「Mac OS X Server Update 10.4.7」がリリースされています。

Mac OS X v10.4.7の主な改良点は下記の通りです。

・AFPでのデッドロック、接続切れの防止
・AFPでマウントしたボリュームへのAdobe書類やQuark書類の保存
・Bluetoothファイル転送、Bluetoothマウスの登録と接続、携帯電話との同期
・QuickTime、iTunes、Final Cut Pro、Soundtrackでのオーディオ再生
・デスクトップにアイコンが一定間隔で正しく表示されるように調整
・ディスク作成フォルダからのディスク作成に必要な空き容量の算定
・iChatでのオーディオ、ビデオの接続性、AIM使用時のチャットルーム作成機能
・Keynote 3へのファイル読み込み
・iCal、iPhoto使用時のPDFワークフロー
・Automatorワークフローでの各アクションの動作信頼性
・Font Bookでのフォントの追加と取り除き
・アドレス、ブックマーク、カレンダーのイベント、ファイルなどの情報を.Macと同期する機能
・他社製アプリケーションやデバイスとの互換性
・以前に、単体で実施されたセキュリティアップデート

なお、Mac OS X Server v10.4に付属するClamAVはバージョン0.88.2にアップデートされています。

(2006/06/30追記:当初公開されていた「Mac OS X 10.4.7 Update for Intel」においてOpenGL関連の一部ファイルが欠落していた問題がありました。現在は修正版に置き換えられています。)

Tag: Mac

FileMaker Server 8のデフォルトバックアップフォルダ

June 26, 2006

FileMaker Server 8では、[データベースのバックアップ]タスクスケジュールが実行されると、ホストされているデータベースファイルは通常下記のフォルダ内にバックアップされます。

(Mac版)
/Library/FileMaker Server/Data/Backups/

(Windows版)
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Backups\

FileMaker Server Admin ツールを使用すれば、上記のデフォルトバックアップフォルダのパスを指定、変更することができます。パスは、FileMaker独自の形式で指定し、「filemac:/」もしくは「filewin:/」で始まりスラッシュ(/)で終わるようにしなければなりません。

(指定例)
filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
filewin:/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups/

なお、デフォルトデータベースフォルダ、およびそのサブフォルダにあるデータベースは、FileMaker Serverの起動時にすべて自動的に開かれるため、デフォルトバックアップフォルダのパスとしてそれらのフォルダを使用しないように注意する必要があります。

[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ

Tag: FileMaker

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