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FileMaker 8 製品ライン発表

August 30, 2005

FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8」を始めとするFileMaker 8 製品ラインを発表しています(日本語訳)。

米国では「FileMaker Pro 8」および「FileMaker Pro 8 Advanced」(旧称FileMaker Developer)の販売がすでに開始されており、FileMaker 8 製品ラインの残りの製品である「FileMaker Server 8」、「FileMaker Server 8 Advanced」および「FileMaker Mobile 8」は本年秋に出荷される予定となっています。

ただし、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。

Tag: FileMaker

デュアルCPUでWeb公開エンジンが応答しなくなる

August 19, 2005

FileMaker Server 7 Advancedにおいて、マシンがデュアルCPU構成もしくはWindowsプラットフォームでハイパースレッディングが有効になっていると、Web公開エンジンが応答しなくなったり、突然予期せぬエラーが発生することがあることについて説明した記事がFileMaker Knowledge Baseで掲載されています。

Windowsプラットフォームでハイパースレッディングを有効にしている場合は、ハイパースレッディングを無効にしてマシンを再起動することで、問題が解決する可能性があるとのことです。

Mac OS Xの場合は、一時的にシングルCPUとして機能させる方法もありますが、この方法は実際に運用する場合には勧められるものではありません。当面はデュアルCPUマシンでの使用は避ける必要がありそうです。

(関連資料)Web 公開エンジンが応答しなくなる(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)

(2006/02/14追記:FileMaker Server 8 Advancedでは上記の問題は解決されています。)

Tag: FileMaker

FileMaker Serverのバージョン確認方法

August 17, 2005

FileMaker Server 7ではFileMaker Server Adminを使用することによりFileMaker Serverのバージョンを確認できますが、それ以外の方法としてfmsadminコマンドを使用する方法があります。

fmsadminコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用することで、バージョンを確認できます。

FileMaker Server 7.0v3の場合には、FileMaker Serverのバージョン情報は次のように表示されます。

$ fmsadmin -v
FileMaker Server
Copyright(c) 1994 - 2005 FileMaker, Inc.  All rights reserved.

fmsadmin: Version 7.0v3

User Name: USERNAME
FileMaker Server License Key: XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX
FileMaker Server Version: 7.0v3 (02-08-2005)
FileMaker Server Hostname: famlog.filemaker.ne.jp

Tag: FileMaker

Mac OS X v10.4でBonjourを無効にする

August 10, 2005

Mac OS X v10.4でBonjour(旧称Rendezvous)を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。

sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mDNSResponder.plist
(実際には1行で入力します)

launchctlは、Mac OS X v10.4から導入されたlaunchdを制御するためのコマンドであり、サービスの開始や停止などを行うときに使用されます。

元の状態に戻す場合には、次のように入力します。

sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mDNSResponder.plist
(実際には1行で入力します)

[参考]macosxhints - 10.4: How to disable Bonjour

[関連]Mac OS X v10.6:mDNSResponder を無効にすると DNS も無効になる(アップル)

(2007/01/04追記:「(実際には1行で入力します)」という注釈を追加しました。)

(2010/04/02追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。Mac OS X v10.6ではmDNSResponderプロセスを無効にするとDNSによる名前解決ができなくなってしまうので要注意です。)

Tag: Mac

FileMaker 7のセキュリティ改善点 (3)

August 04, 2005

FileMaker 7のFileMakerネットワーク共有機能では、アカウント名とパスワードに一方向の暗号化アルゴリズムを使用して、パスワードクラックツールによる侵入を防止します。

ファイルメーカーPro 6およびそれ以前では、FileMakerネットワークによる共有にセキュリティ上の問題点があり、イントラネットでのみ使用しなければならなかったり、あるいはVPNを使用しなければならないなど、利用できる環境がかなり制限されていましたが、その点がバージョン7で改善されたことになります。

さらに、FileMaker Server 7を用いてSSLを使用する設定を有効にすれば、通信内容を暗号化することも可能になり、FileMakerネットワーク共有機能を従来に比べてかなり安心して利用できるようになったと言えます。

Tag: FileMaker

Mac OS X v10.4でACLを有効にする

July 29, 2005

アクセス制御リスト(ACL)はMac OS X Server v10.4の新機能の1つであり、ワークグループマネージャを使うことでACLの各種設定ができます。

一方、通常版のMac OS X v10.4では、ACLは通常有効になっておらず利用できませんが、fsaclctlコマンドを使ってコマンドラインでACLを有効にすることができます

fsaclctlコマンドでブートボリュームに対してACLを有効にするには、次のようにターミナルでコマンドを入力します。

sudo /usr/sbin/fsaclctl -p / -e

Tag: Mac

アクセス制御リスト(ACL)

July 25, 2005

Mac OS X Server v10.4の新機能の1つに「アクセス制御リスト(ACL)」があります。

アクセス制御リスト(ACL)を利用すると、ファイルやフォルダのアクセス権をきめ細かく制御することが可能になり、ファイルやフォルダに対して複数のユーザーおよびグループのアクセス権を設定できます。また、Windows Server 2003やWindows XPとも完全互換なアクセス権を設定できます。

Mac版FileMaker Server 7でホストされるすべてのデータベースファイルは、通常はfmsadminグループが読み書きできるようにアクセス権を変更する必要がありますが、ACLを利用することにより、ファイルごとにアクセス権を変更する必要がないようにすることが可能です。

[関連資料]Tiger Serverで使うFileMaker Serverhttp://msyk.net/fmp/

Tag: Mac

サーバーサイドで処理されるJavaScriptの有効化 (3)

July 19, 2005

FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開において、サーバーサイドで処理されるJavaScriptを利用して独自の拡張関数を定義する場合には、その拡張関数用のネームスペースも宣言する必要があります。

独自拡張関数用ネームスペースの接頭辞については、ネームスペースを一意に識別できるように記述されていれば、任意の文字列(例:fmp-ex)を指定できます。

(ネームスペースの宣言例)
xmlns:fmp-ex="ext1"

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2005-07-12 Mac OS X v10.4.2

July 15, 2005

Mac OS X v10.4.2およびMac OS X Server v10.4.2にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれていて、TCP/IPおよびDashboardにおけるセキュリティ脆弱性が修正されます。

バージョン10.4.2では、特別に細工されたTCP/IPパケットによりカーネルパニックが引き起こされる問題、およびApple純正のDashboardウィジェットを上書きするウィジェットをインストールしてしまう可能性がある問題が修正されています。

こららの問題は共にMac OS X v10.4にのみ影響するもので、以前のバージョンのMac OS Xには影響ありません。

Tag: Security

Xalan-Java Extensions

July 05, 2005

FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンに使われているXSLTプロセッサーであるXalan-Javaの拡張機能を利用すると、XSLTスタイルシートで直接JavaやJavaScriptを利用することが可能になります。

この拡張機能はXalan-Java独自の機能ですが、XSLTからJavaのメソッドを関数として呼び出したり、豊富にあるJavaのライブラリを利用したり、JavaScriptを始めとするスクリプト言語を使って独自の拡張関数を作成することなどにより、Web公開エンジンの機能を拡張できます。

スクリプト言語を使用できるようにするにはFileMaker, Inc.のWebサイトで配布されている2つのライブラリファイルを追加して有効にする必要がありますが、Javaのメソッドを使うにあたってはライブラリファイルを別途追加する必要はありません。

Tag: FileMaker

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