FAMLog
FileMaker カンファレンス 2017が2017年10月下旬に開催
March 14, 2017
ファイルメーカー社が、2017年10月23日(月)から10月25日(水)までの3日間、パシフィコ横浜の会議センター(神奈川県横浜市)で「FileMaker カンファレンス 2017」を開催すると発表しています。
入場無料および事前登録制のカンファレンスで、3日間の会期で30以上のセッション/ランチョンセミナー、参加型のワークショップおよび展示エリアでパートナー企業のブース出展が予定されています。また、すでに北米と欧州で提供が開始されているFileMakerのクラウドサービスである「FileMaker Cloud」をテーマとしたトラックが新設され、日本での利用を検討しているユーザーに向けて最新動向の情報が提供されるとのことです。
事前登録の申し込み受付は、ファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス特設ページにて2017年7月上旬より開始される予定です。
Apple Remote Desktop 3.9が配布開始
February 22, 2017
Mac App StoreでApple Remote Desktop 3.9の配布が開始されています。
Apple Remote Desktop 3.9のMac App Storeにおける価格は9,800円です(2017年2月現在)。Touch Barのサポートが追加されたApple Remote Desktop 3.9を利用するにはOS X Yosemite v10.10.5以降が必要であり、OS X Mavericksはサポート対象外となっています。
バージョン3.9では、OS X Yosemite v10.10.5以降のクライアントと通信する際のセキュリティが向上し、コンピューターおよびユーザーの資格情報の暗号化されたリストを書き出したり復元できるようになっています。また、OS X Mountain Lion v10.8、OS X Mavericks v10.9またはOS X Yosemite v10.10.4以前のすべてのバージョンのクライアントと通信するためのオプションの互換モードが追加されます。
FileMaker Server 15の新機能:パスワードで保護されたデータベースのみをホスト
February 13, 2017
FileMaker Server 15では、[パスワードで保護されたデータベースのみをホスト]設定が新たに設けられ、ファイルをアップロードする前にファイルのアカウントとパスワードなどのセキュリティ設定が必要になっています。
[パスワードで保護されたデータベースのみをホスト]設定は最初から有効となっているため、FileMaker Server 15で完全アクセス権のパスワードの入力をユーザーに求めないデータベースを開こうとすると、エラーメッセージがEvent.logに書き込まれ、データベースは開かないようになっているので注意が必要です。
上記の設定が有効である場合、FileMaker Pro 15では、完全アクセス権セットを使用するゲストアカウント、パスワードが空白である完全アクセスアカウント、または[ファイルオプション]ダイアログボックスの[次のアカウントを使用してログイン]オプションを使用してパスワードがデータベースに保存された完全アクセスアカウントを含むデータベースのアップロードは許可されません。
[関連]FileMaker Server 15 にファイルをアップロードする前に必要な設定(FileMaker ナレッジベース)
ファイルメーカー社が「FileMaker カスタム App 利用状況調査 2017」を発表
February 06, 2017
ファイルメーカー社が、FileMakerプラットフォームを導入しているユーザー企業に対して行った実態調査の報告書「FileMaker カスタム App 利用状況調査 2017」を2017年1月下旬に発表しています。
この報告書は、カスタム Appを作成することで直面しているビジネス課題を解決し、仕事に対する満足感を高めているシチズンデベロッパー(一般人開発者)の実態を調査した結果をまとめたものです。北米、日本、および欧州において、FileMakerユーザーのシチズンデベロッパー数百名を対象とした調査に基づいています。
調査結果によると、82%のユーザーがカスタム Appの活用で非効率的なタスクの軽減を実感しているとのことです。
[関連]ファイルメーカー社が「カスタム App 利用状況調査 2016」を発表(FAMLog)
FileMaker Server 15ではLet's EncryptのSSLサーバー証明書を利用可能
January 12, 2017
FileMaker Server 15では、公式にはサポートされていませんが、Let's EncryptのSSLサーバー証明書を利用できるようになっています。
Internet Security Research Group(ISRG)が運営しているLet's Encryptを利用すると、無料でドメイン認証型の証明書を取得できます。FileMaker 15であればLet's Encryptから発行されたSSLサーバー証明書を利用可能であり、クライアントソフトウェアとしてはFileMaker Pro 15、FileMaker Pro 15 AdvancedもしくはFileMaker Go 15が必要です(2017年1月現在)。
なお、Let's EncryptのSSLサーバー証明書は3ヶ月で失効しますが、それ以外に、FQDN(完全修飾ドメイン名)がCertificate Transparencyのログサーバーに登録されて一般に公開されてしまうことにも留意する必要があります。
[関連]2016年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
FileMaker Go 15の新機能:Touch IDのサポート
January 11, 2017
FileMaker Go 15ではTouch IDが新たにサポートされています。
FileMaker Pro 15には、[キーチェーンアクセスにパスワードの保存を許可]と関連した新しいファイルオプション[要 iOS パスコード]が導入されています。このオプションによって、FileMaker Go 15でキーチェーンにアクセスする前に、ユーザーがTouch IDまたはiOSデバイスのパスコード入力を要求するようにファイルごとに設定できるようになっています。
Touch IDは2017年1月現在、iPhone 5s 以降、iPad Pro、iPad Air 2およびiPad mini 3以降で利用できます。
[関連]iPhone や iPad で Touch ID を使う(Apple サポート)
FileMaker Master Book 上級編
January 04, 2017
FileMaker Serverを利用して社内外の情報共有を進めたいと考えている法人ユーザーに最適な学習教材である「FileMaker Master Book 上級編」は2016年8月に発売されたトレーニング教材です。
FileMaker 15プラットフォームに対応したFileMaker Master Book 上級編は、FileMaker Serverの運用管理やODBCを用いた外部データソース機能、高度なバックアップ機能、パフォーマンス、セキュリティ、ライセンスなどについての実践的な知識とテクニックを習得できるように構成されています。
FileMaker Master Book 上級編の冊子版はFileMaker StoreもしくはFileMaker製品取扱店にて2,800円(税別)で、ダウンロード版はFileMaker Storeにて1,400円(税別)で販売されています。
[関連]FileMaker Master Book 中級編(FAMLog)
FileMaker Master Book 中級編
December 30, 2016
FileMakerプラットフォームでカスタムAppの作成経験がある、中級レベル以上のユーザーを対象とした「FileMaker Master Book 中級編」は2016年8月に発売されたトレーニング教材です。
FileMaker 15プラットフォームに対応したFileMaker Master Book 中級編は、データモデリング、レイアウト設計、高度な計算式・スクリプトの組み込み方、レポート・グラフ作成、モバイル対応など中級テクニックの技術・知識を習得できるように構成されています。
FileMaker Master Book 中級編の冊子版はFileMaker StoreもしくはFileMaker製品取扱店にて2,800円(税別)で、ダウンロード版はFileMaker Storeにて1,400円(税別)で販売されています。
[関連]FileMaker Master Book 初級編(FAMLog)
FAMLog News Archive:第75回 2016年冬号
November 28, 2016
■FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(2016年11月)
FileMaker Server 15.0.2 アップデータが2016年9月に、FileMaker Server 15.0.3 アップデータが2016年11月に公開されました。FileMaker Server 15の最新版はバージョン15.0.3となっており、バージョン15.0.3ではFileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題が修正されています。
[関連]FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
■米国およびカナダでFileMaker Cloudが発表(2016年9月)
FileMaker Cloudが2016年9月にFileMaker, Inc.から発表されました。FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2016年11月現在、米国およびカナダでのみ利用可能となっており、日本では使用できません。
[関連]FileMaker Cloudが発表(FAMLog)
FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開
November 17, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.3 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、バージョン15.0.1もしくはバージョン15.0.2のFileMaker Server 15をバージョン15.0.3に更新するものです。FileMaker Server 15.0.3には、セキュリティ更新、サードパーティ製コンポーネントの更新および不具合の修正が含まれています。セキュリティ修正の内容としては、FileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題に対応したという説明となっています。
JavaについてはJava 8 Update 111に、OpenSSLについてはOpenSSL 1.0.2jに更新されます。バージョン15.0.3ではPHP 5.6がインストールされますが、OS X/macOSでPHP 5.6(5.6.24)を利用できるのはmacOS Sierraのみとなっており、OS X YosemiteもしくはOS X El Capitanを利用してPHP Web公開機能を使用している場合にはmacOS Sierraへのバージョンアップが推奨されます。なお、macOS Sierra 10.12にFileMaker Server 15.0.1をインストールしている場合は、FileMaker Serverをアンインストールしてから、アップデータソフトウェアではなくFileMaker Server 15.0.3 インストーラを使用する必要があります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.3(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 111およびJava 8 Update 112が公開(FAMLog)
(2016/11/18追記:macOS Sierra 10.12上でFileMaker Server 15.0.2からFileMaker Server 15.0.3にアップデートした場合、FileMaker Server 15.0.3に同梱のPHP 5.6を使用するには、アップデート後に展開アシスタントを使用して再設定する必要があるのでご注意ください。)