FAMLog
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (2)
June 03, 2005
defaultsコマンドを使用して、FileMaker Server 7の使用状況ログを使用する設定に変更するには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.1の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseStatsLog -int 1'
なお、使用状況ログ(Stats.log)は最大サイズに達すると、FileMaker Serverによって「Stats-old.log」に名前が変更され、新しい「Stats.log」が作成されます。
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (1)
May 30, 2005
FileMaker Server 7の設定を変更するには通常FileMaker Server Adminを使用しますが、Mac OS Xではdefaultsコマンドを使用してコマンドライン経由で変更することも可能です。
例えば、FileMaker Server 7でFileMaker Serverへの接続を保護する設定に変更するには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.1の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseSecureConnection -int 1'
(Mac OS X v10.3.9の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/ByHost/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseSecureConnection -int 1'
上記の設定に限り、設定変更を反映させるにはFileMaker Serverを再起動する必要があります。
なお、fmserverユーザーの権限で設定を変更するようにしないと、FileMaker Serverの設定内容が破棄されて初期状態に戻ってしまうので、その点は要注意です。
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
JDKソフトウェアのバージョンを表示する
May 17, 2005
使用しているJDK(Java 2 Platform Standard Edition Development Kit)ソフトウェアのバージョンを表示するには、javaコマンドを使用して-versionオプションを指定します。
Mac OS X v10.4では、通常JDKソフトウェアのバージョン情報は次のように表示されます。
$ java -version
java version "1.4.2_07"
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.2_07-215)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.2-50, mixed mode)
「Java 2 SE 5.0 Release 1」をインストールして、CurrentJDKを1.5.0に変更した場合には、JDKソフトウェアのバージョン情報は次のように表示されます。
$ java -version
java version "1.5.0_02"
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.5.0_02-56)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.5.0_02-36, mixed mode, sharing)
(関連)Technical Note TN2110: Identifying Java on Mac OS X
Java Update for Mac OS X 10.3.9
April 25, 2005
Appleから「Java Update for Mac OS X 10.3.9」がリリースされています。
このアップデートにより、Mac OS X (Server) Update 10.3.9を適用したシステムのJava環境で発生する可能性がある問題が修正されるとのことです。
Mac OS X Update 10.3.9
April 18, 2005
Appleから「Mac OS X Update 10.3.9」および「Mac OS X Server Update 10.3.9」がリリースされています。
Mac OS X v10.3.9の主な改良点は下記の通りです。以前に単体で実施された最新のセキュリティアップデートも含まれています。
・MacとPCが混在するネットワークでのファイル共有機能、およびディレクトリサービスの信頼性
・Mail、Safari、スティッキーズなどのアプリケーションの信頼性
・他社製アプリケーション、デバイスとの互換性
ただし、Mac OS X (Server) Update 10.3.9を適用することで、Javaが起動しなくなりFileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンに影響を及ぼす場合がありますので、運用中のシステムにこのアップデートを適用するのはしばらく見送ったほうがいいかもしれません。
[関連]Java Update for Mac OS X 10.3.9(FAMLog)
(2005/04/19追記:アップデート適用後にJavaが動作しなくなった場合の対処法に関する記事がAppleのWebサイトで掲載されています。)
(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
JK 1.2.10
April 04, 2005
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.10」が2005年3月30日にリリースされています。
FileMaker Server Advanced 7.0v3ではJK 1.2.2がWebサーバーモジュールとして使用されていますが、JK 1.2.10はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターです。
なお、Tomcat 4.1で使用が推奨されていたJK2は現在メンテナンスモードとなっていて、Tomcatの最新版(バージョン5.5)ではJK 1.2、およびmod_proxy_ajp(Apache HTTP Server 2.2では標準で付属)をAJPコネクターとして使用することが推奨されています。
(2005/04/19追記:JK 1.2.10ではTomcatが起動していないときにHTTPレスポンスのステータスコードが200になる不具合があります。)
リレーションで極めるファイルメーカー7
February 21, 2005
ラトルズ社から刊行される「リレーションで極めるファイルメーカー7」が2005年2月25日に発売されます。バージョン7で劇的な進化を遂げたFileMakerのリレーショナルデータベース機能に焦点をあてた書籍で、価格は税込2,940円です。
リレーションシップを活用すると、より高度な処理をシンプルに実現できますが、同書籍ではリレーショナルデータベースシステムの設計理論と構築方法を系統だてて基礎から解説しています。
[関連]リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報(FAMLog)
(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Apache HTTP Server 2.0.53
February 09, 2005
Apache HTTP Server 2.0.53がリリースされています。このバージョンにはApache 2.0系列における2点のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
悪意あるユーザーが大量の空白文字が含まれたヘッダーを送信することでDoS攻撃を受けてしまう脆弱性(CAN-2004-0942)が、Apache 2.0.53で修正されています。このセキュリティ脆弱性はApache 2.0.52およびそれ以前のバージョンのApache 2.0に存在するものです。
もう1点は、DirectoryあるいはLocationコンテキストにおいてSSLCipherSuiteディレクティブが使われ、特定の暗号アルゴリズムを指定している場合に、実際にはバーチャルホスト設定で許可されているあらゆる暗号アルゴリズムが許可されてしまう脆弱性(CAN-2004-0885)が修正されています。この脆弱性はApache 2.0系列ではApache 2.0.35からApache 2.0.52までのmod_sslに存在したもので、Apache 1.3系列ではmod_ssl 2.8.20 for Apache 1.3.31ですでに修正されています。
ファイルメーカーPro 5.x Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日
December 22, 2004
ファイルメーカー社が、以下の旧バージョンの製品について2005年6月末日をもってテクニカルサポートサービスを終了することを発表しています。
・ファイルメーカーPro 5.5
・ファイルメーカーPro 5
・ファイルメーカー Server 5
・ファイルメーカーPro 5.5 Unlimited
・ファイルメーカーPro 5 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 5.5
・ファイルメーカー Developer 5
・ファイルメーカー Mobile for Palm OS
ファイルメーカーPro 4以前の旧バージョンの製品については、すでに2004年5月末日にテクニカルサポートサービスが終了しています。
なお、現在販売中のFileMaker 7 製品ラインとファイルメーカー 6 製品ライン、およびファイルメーカー Mobile 2.0 for Palm OSは、2005年7月1日以降も引き続きテクニカルサポートサービスが提供されます。
[関連]ファイルメーカーPro 6 Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
(2006/09/27追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker 7 製品ライン」と「ファイルメーカー 6 製品ライン」のリンクを削除しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Server 7 AdvancedのVLA販売開始
October 18, 2004
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー SLP(Software Licensing Program)のもと、「FileMaker Server 7 Advanced」のVLA(ボリュームライセンスアグリーメント)を2004年10月18日から発売すると発表しています。VLAでは10ライセンス以上から一括購入できますが、FileMaker Server 7 Advancedの1ライセンスあたりの税込価格は26万9,587.5円となっています。
ファイルメーカー SLPには、購入数量や購入方法に応じ、下記の3種類のライセンスプログラムがあります。
・LP(ライセンスパック)
・VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)
・Box Set(ボックスセットライセンスアグリーメント)
VLAは、企業・団体・教育機関などで10ライセンス以上の導入ニーズに柔軟に対応する、LP(ライセンスパック)よりも有利な一括購入用ボリューム割引プログラムです。
[関連]Box SetがSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更(FAMLog)
(2006/09/28追記:Box Setは2006年9月にSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更されました。また、2006年9月時点ではLP(ライセンスパック)はファイルメーカーSLPには含まれなくなっています。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
(2006/09/28追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker Server 7 Advanced」のリンクを削除しました。)