FAMLog
APPLE-SA-2016-03-21-6 Safari 9.1
March 28, 2016
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 9.1が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 9.1は、OS X Mavericks v10.9.5およびOS X Yosemite v10.10.5で利用できます。また、同時に公開されたOS X El Capitan v10.11.4にもSafari 9.1が含まれています。
OS X Mountain Lion用のSafari 9は提供されておらず、OS X Mavericks以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
[関連]APPLE-SA-2016-03-21-5 OS X El Capitan 10.11.4 and Security Update 2016-002(FAMLog)
APPLE-SA-2016-03-21-4 Xcode 7.3
March 24, 2016
Appleから「Xcode 7.3」が公開されています。
Xcode 7には、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch向けのアプリを作成するために必要なすべての機能が用意されています。バージョン7.3では、Subversionとotoolのセキュリティ脆弱性が修正されており、Subversionがバージョン1.7.22に更新されます。
Xcode 7.3はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてOS X El Capitan v10.11以降が必要です。
APPLE-SA-2016-03-21-1 iOS 9.3
March 23, 2016
iOS 9.3の提供が開始されています。
iOS 9.3では、メモやNews、ヘルスケア、Apple Music等の機能が改善され、Night Shiftという新しい機能が追加されています。さまざまな問題が解決されている他、セキュリティに関わる修正も多数含まれています。
iOS 9.3に更新できる対象機種は、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、第5世代および第6世代のiPod touch、iPad 2、第3世代および第4世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、iPad Pro、iPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
FileMaker Pro 14の新機能:ソリューションアイコン
March 17, 2016
FileMaker Pro 14では、[起動センター]ウインドウでソリューションを表現するためにあらかじめ定義されたアイコンを選択したり、独自のアイコンを設定できるようになっています。
ソリューションアイコンを変更したい場合には、[ファイル]メニューの[ファイルオプション...]を選び、[アイコン]タブでアイコンを選択および設定します。
なお、FileMaker Pro 14で新しく導入された起動センターでは、従来よりすべてのFileMakerソリューションが見やすく整理され、必要なソリューションを見つけやすくなっています。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:起動センター(FAMLog)
CakePHP 2とCakePHP 3のセキュリティアップデートが公開
March 15, 2016
セキュリティ脆弱性が修正されたCakePHP 2.6.13、2.7.11、2.8.2、3.0.17、3.1.12および3.2.5が公開されています。
CakePHP 2.6.13、2.7.11、2.8.2、3.0.17、3.1.12および3.2.5では、clientIp()メソッドが詐称されたHTTPリクエストヘッダーを基に値を返してしまう問題が修正されています。CakePHP 2.8.2とCakePHP 3.2.5には不具合の修正も含まれています。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.2.5ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
FileMaker Pro 14の新機能:上部および下部のナビゲーションパート
March 14, 2016
FileMaker Pro 14では、上部ナビゲーションと下部ナビゲーションというレイアウトパートが新たに追加されています。
これらの新しいレイアウトパートを使うことにより、スクロールしても常にナビゲーションを表示することができ、使いやすいインターフェースを利用者に提供できます。上部および下部のナビゲーションパートは、スクロールすることやズームイン/ズームアウトを行うことはできず、プレビューモードでは印刷および表示されません。
1つのレイアウトで使用できる上部ナビゲーションパートおよび下部ナビゲーションパートはそれぞれ1つだけであり、ナビゲーションパートに追加したフィールドは現レコードのデータを使用します。
[関連]レイアウトパートのタイプについて(FileMaker Pro 14 ヘルプ)
OpenSSH 7.2p2が公開
March 11, 2016
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.2p2」が公開されています。
OpenSSH 7.2p2では、X11転送時のセキュリティ脆弱性が修正されていて、X11Forwardingが有効なときにxauthコマンドインジェクションを避けるためにX11認証証明書を無害化するようになっています。
なお、バージョン7.0で、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので、古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 7.2p2 がリリースされました(春山 征吾のくけー)
FileMaker WebDirectとGet(持続 ID)関数
March 10, 2016
FileMaker ProのGet(持続 ID)関数は、FileMaker Proが実行されているコンピュータ、またはFileMaker Goが実行されているデバイスの固有で不変の識別子、または現在のFileMaker WebDirectセッションを32桁の16進数文字列の形式で返します、という説明がされています。
FileMaker WebDirectでは、クライアントであるWebブラウザーのCookieが消去された場合は、Get(持続 ID)関数によって返される値が変わります。例えば、PCを再起動すると値が変わるので、あくまで一時的なセッションIDが返るという認識をしておく必要があります。
なお、Get(持続 ID)関数には不具合が報告されている環境もあり、FileMaker ProやFileMaker Goにおいて値が固有で不変とは限らない場合もあるので、Get(UUID)関数を使って実装できるケースであればGet(持続 ID)関数ではなくGet(UUID)関数を使用することが推奨されます。
[関連]「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2012」発表資料(FAMLog)、Persistent_ID not persistent on Win 7(FileMaker Community)
FAMLog News Archive:第72回 2016年春号
March 08, 2016
■FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開(2015年12月)
FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが2015年12月に公開され、FileMaker Server 14の最新版はバージョン14.0.4aとなっています。バージョン14.0.4aでは、セキュリティに関わる修正が行われており、OpenSSLとJavaが更新されます。
[関連]FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開(FAMLog)
■PHP 7が公開(2015年12月)
PHP 7.0.0が2015年12月に公開されました。PHP 7は、PHP 5.6と比較して実行速度が最大2倍高速化されており、メモリー使用量の大幅な削減が図られています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2016年3月上旬に公開されたバージョン7.0.4です。
[関連]PHP 7.0.0が公開(FAMLog)
PHP 5.5.33、PHP 5.6.19およびPHP 7.0.4が公開
March 04, 2016
「PHP 5.5.33」、「PHP 5.6.19」および「PHP 7.0.4」が公開されています。
PHP 5.5.33、PHP 5.6.19およびPHP 7.0.4では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に、PHP 5.6系統の保守は2018年12月に終了する予定となっています。
PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。