FAMLog
FileMaker Server 7でネットワーク共有SSL暗号化に対応
August 13, 2004
FileMaker Server 7では、FileMaker Pro 7とFileMaker Server 7の間で転送されるデータをSSLによって暗号化できるようになっています。
この機能を利用するには、FileMaker Server Administration ソフトウェアを使って「FileMaker Server への接続を保護する」設定を有効にし、FileMaker Serverを再起動します。
なお、FileMaker Pro 7のみではこの機能は利用できません。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
APPLE-SA-2004-08-09 Mac OS X 10.3.5
August 12, 2004
Mac OS X v10.3.5にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートが含まれていて、libpngとSafariおよびTCP/IP Networkingにおける実装上の問題が修正されます。
Safariでは前へ/次へボタンを使用する移動によってフォームデータが再送信される場合がある問題、TCP/IP Networkingでは悪意を持って組み立てられたIPフラグメントでシステムリソースを過多に使用可能であることにより通常のネットワークオペレーションが妨害される問題に対処されています。libpngについてはSecurity Update 2004-08-09と同じ内容です。
10.3.5アップデートは、システム環境設定のソフトウェア・アップデートもしくはAppleのWebサイトから入手することができます。
Security Update 2004-08-09
August 11, 2004
AppleからSecurity Update 2004-08-09がリリースされました。Mac OS X (Server) v10.3.4、Mac OS X (Server) v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
このセキュリティアップデートではlibpng(Portable Network Graphics)がアップデートされており、悪意あるPNG形式の画像がアプリケーションをクラッシュさせて任意のコードが実行される可能性がある問題に対処されています。なお、Mac OS X 10.3.5 Updateにはこの修正内容が含まれています。
libpngはMac OS XのCoreGraphicsおよびAppKitフレームワークで使われていて、これらのフレームワークを利用してPNG画像を使用するアプリケーションに影響するものです。
mod_security 1.8.4
July 30, 2004
mod_security 1.8.4がリリースされています。mod_security 1.8.3で発見された問題点が修正された、バージョン1.8系列のメンテナンスリリースです。
設定ファイルにおいてSecFilterDefaultActionディレクティブの設定ミスがあるとmod_securityがWebサーバーをクラッシュさせる不具合が修正され、内部リダイレクトやサブリクエストで入力フィルタの内容がApache 2.0で失われてしまう問題に対処されるなど、4点の問題点が修正されています。
Mac OS X v10.4 Server "Tiger" Sneak preview
July 22, 2004
Mac OS X v10.4 Server "Tiger"では、Software Update Server、iChat Server、Weblog Server、Mobile Home DirectoriesおよびXgrid 1.0が新サービスとして追加され、200以上の新機能が用意されています。
Weblog ServerはJavaで記述されたオープンソースの「Blojsom」がベースとなっています。
柔軟にアクセス権を割り当てるための仕組みであるアクセス制御リスト(ACL)が導入され、小規模なネットワーク・サーバー環境のインターネットゲートウェイ、Firewall、VPNなどの構成プロセスを容易にするアプリケーションとしてGateway Setup Assistantが用意されるなど多くの機能改善点が含まれています。
Mac OS X v10.4 "Tiger"と同じく、Mac OS X v10.4 Server "Tiger"は2005年上半期に販売される予定となっています。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
ファイルMate ビュー 1.0J (v1.0.3)
July 14, 2004
フォーサイト社が「ファイルMate ビュー」をアップデートし、同社のサイトで「ファイルMate ビュー 1.0J (v1.0.3)」の試用版を配布しています。
v1.0.3では付属ドキュメントのクイックスタートが改訂され、サンプルデータベースが添付されています。その他にも不具合がいくつか修正されています。
試用版はインストール後30日間動作し、1回の試用時間は60分に制限されます。製品キーコードを購入して試用版に登録することで、試用制限は解除されるようになっています。製品価格は税込26,250円(2004年8月末までは税込19,950円)です。
mod_security 1.8.3
July 08, 2004
mod_security 1.8.3がリリースされています。mod_security 1.8.2で見つかっていた問題点が修正された、バージョン1.8系列のメンテナンスリリースです。
不正な形式のURLエンコーディングを正しくエラーとして扱わない場合がある問題、FreeBSDにおいてApacheの子プロセスが初期化されるたびにエラーログにwarningが表示される問題、およびログのエスケープ処理が古いバージョンのApache 2.0(例えばApache 2.0.40)で機能しない問題の3点が修正されています。
また、更新履歴によるとmod_security 1.8dev2でchroot機能におけるセキュリティ上の改善点が含まれているため、バージョン1.7.6およびそれ以前を利用している場合にはバージョン1.8以降にバージョンアップしておくとよいようです。
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Automator
July 06, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"では、繰り返しの多い複雑な作業をプログラミングなしで簡素化するのを助けてくれる自動処理アシスタント「Automator」が新機能として追加されます。
Automatorの作業工程は「ワークフロー」と呼ばれ、ドラッグ&ドロップ、ポイント&クリックといった操作で簡単に作ることができます。
作成したワークフローを実行するだけで同じ作業を何度でも自動的に処理することができて、作成したワークフローは別のMacでも実行できます。Automatorは万人向けのAppleScriptという位置づけのものと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
WWDC 2004基調講演発表内容
June 29, 2004
WWDC 2004の基調講演で下記のソフトウェア、ハードウェアが発表されました。
・Mac OS X v10.4 "Tiger"
・Mac OS X Server v10.4 "Tiger"
・Xcode 2
・30インチApple Cinema HD Display
Mac OS X v10.4 "Tiger"は2005年上半期に出荷予定で、129ドル(米国)で販売される予定です。また、Xcode 2はMac OS X v10.4 "Tiger"に含まれると案内されています。
Mac OS X Server v10.4 "Tiger"は2005年上半期に出荷予定で、10クライアント対応版は499ドル(米国)、クライアント数無制限版は999ドル(米国)で販売される予定となっています。
(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)
WWDC 2004
June 28, 2004
Appleが同社製品の開発者に対して技術情報などを提供する場である「Worldwide Developers Conference 2004(WWDC 2004)」が、現地時間2004年6月28日からサンフランシスコでいよいよ開幕します。
今年の基調講演ではMac OS Xの次期メジャーバージョンアップとなる「Mac OS X v10.4 "Tiger"」に関する情報が紹介されるとすでに発表されています。
基調講演は2004年6月28日午前10時(日本時間29日午前2時)から2時間程度行われる予定です。