FAMLog
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (2)
December 25, 2008
FileMaker Server 9では、Web互換のスクリプトステップで構成されたScriptMakerスクリプトを、スケジュール機能を使用してサーバーサイドで実行できます。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトでGet(ユーザ名)関数を使用した場合、その関数の戻り値はスケジュール名になります。
スケジュール名は、FileMaker Server Admin Consoleのスケジュールアシスタントで指定可能です。スケジュール名に使用できる文字数は最大31文字となっています。
Mac OS X Leopardではファイルシステムの拡張属性を積極利用
December 18, 2008
Mac OS X Leopardではファイルシステムの拡張属性(EA:Extended Attributes)を積極的に利用するようになっています。
拡張属性は、任意のファイルに対して、ファイル名やパーミッション、作成日以外の属性を自在に付与する仕組みであり、Mac OS X v10.4 Tigerからサポートされていました。Mac OS Xで利用されるHFS+以外のファイルシステムにファイルを移動させると、拡張属性は原則として失われるので若干注意が必要です。
Mac OS X Leopardでは、lsコマンドの-@オプションで拡張属性を表示できるようになっていたり、拡張属性を扱うxattrコマンドが用意されています。
[参考]【コラム】OS X ハッキング! (253) Leopard解体新書(4) 〜拡張された拡張属性〜(マイコミジャーナル)
Apache HTTP Server 2.2.11
December 16, 2008
「Apache HTTP Server 2.2.11」が公開されています。
不具合の修正や機能追加が行われたApache 2.2.11には、セキュリティに関わる修正は特に含まれていません。
2008年12月現在、Apache HTTP Serverは3種類の安定バージョンが提供されています。バージョン2.2.11は、最新安定版のApache 2.2系列の最新バージョンとなっています。
FileMaker Server Admin ConsoleとSite Assistantの動作条件
December 12, 2008
FileMaker Server 9で利用する、FileMaker Server Admin ConsoleとPHP Site Assistant、およびXSLT Site Assistantがサポートされているオペレーティングシステムは下記のようになっています。
・Mac OS XおよびMac OS X Serverのバージョン10.4.9以降
・Windows Server 2003 Standard Edition SP2
・Windows 2000 Server SP4
・Windows XP Professional SP2
・Windows Vista
利用にあたっての必要条件として下記も挙げられます。
・Java Runtime Environment バージョン5または6
・TCP/IP経由でのFileMaker Serverとのネットワーク接続
なお、Windows VistaではJava Runtime Environmentはバージョン6が必要です。
PHP 5.2.8
December 09, 2008
「PHP 5.2.8」が公開されています。
PHP 5.2.7では複数のセキュリティ脆弱性と170件を超える不具合が修正されていましたが、magic_quotes_gpcの設定が有効にならないというセキュリティ上の問題が発生していました。これにより、PHP 5.2.7の配布が中止され、今回その問題を修正したPHP 5.2.8が新たに登場しています。
なお、PHPのmagic_quotes機能は現在非推奨であり、PHP 6.0.0で削除される予定になっています。
FileMakerデータベースエラーコード番号959
December 08, 2008
FileMaker Server 9のカスタムWeb公開において、FileMakerデータベースのエラーコード番号として959が返されることがあります。
FileMakerデータベースエラーコード番号959は、Web公開コアの設定で必要なWeb公開テクノロジが無効になっていることを示します。この場合は、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[Web 公開]において対象のWeb公開機能を有効にするチェックボックスにチェックがついているかなどを確認します。
なお、Admin Consoleの[FileMaker Server の概要]ウインドウでは、Web公開コアにおいてどのWeb公開テクノロジが有効になっているか全体的な状況が表示されます。
ClamXav 1.1.1 with ClamAV 0.94.2 backend
December 05, 2008
Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.1.1 with ClamAV 0.94.2 backend」が公開されています。
同梱されているClamAVがアップデートされ、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.94.2が搭載されるようになっています。
ClamXav 1.1.1は、UniversalアプリケーションとしてIntelベースのMacにも対応しており、Mac OS X v10.4およびv10.5で利用できます。ただし、Mac OS X Server v10.5 Leopardではテストされていないので、その環境での利用には注意が必要です。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第7章の変更点
December 03, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第7章の「XSLT機能の拡張」では、下記の節を新たに追加しました。
・7.2.2 Rubyで独自の拡張関数を作成する
前著の「6.2.1 JavaScript用拡張ライブラリを追加する」は、JavaScriptを使用して独自のXSLT用拡張関数を作成することがバージョン8で標準でできるようになったため、「7.2.1 JavaScriptで独自の拡張関数を作成する」として解説内容を更新しました。
前著にあった「6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する」は、バージョン8でfmxslt:send_email関数の挙動が若干改善されたことと、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドがバージョン9で標準で使用できなくなったため、削除しました。
ただし、短いSubjectの場合では挙動が若干改善されたものの、Subjectが長いと文字化けが発生する点は相変わらずであるため、fmxslt:send_email関数を使用してメールを送信する場合にはその点に留意する必要があります。
[関連]FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (2)(FAMLog)、FileMaker XSLTスタイルシート用拡張関数はRubyでも開発可能(FAMLog)、FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報(FAMLog)
第41回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
December 02, 2008
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2008年10月29日に行われた特別編のイベントレポートと、2008年11月16日に行われた第41回のイベントレポートが追加されています。特別編ではFusion Reactorについて、第41回ではFileMakerのテーブル設計やシリアルキーに関する考察、およびレイアウト構築法に関する情報などが紹介されています。
次回は、「索引」について掘り下げる、というテーマで2008年12月20日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
Factory's FileMaker a go-go! vol.27
December 01, 2008
有限会社ファクトリーが毎月Apple Store, Shibuyaで行っているセミナーイベント「Factory's FileMaker a go-go! vol.27」を開催すると案内しています。
第27回目は2008年12月17日(水)に開催され、11月に発売されたBento 2の新機能、およびFileMaker Proでフィールド入力を制御する方法について解説される予定となっています。なお、当日のイベントにて、参加者の中から抽選で1名様に、書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」をプレゼントいたします。この機会にどうぞご参加ください。
開催日時:2008年12月17日(水)19:00-20:00
開催場所:Apple Store, Shibuya
http://www.apple.com/jp/retail/shibuya/map/
同イベントは参加費および事前参加登録は共に不要です。