FAMLog
Claris FileMaker Pro 19.6.1の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション
January 17, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では、新規作成ファイルにおいて[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]ファイルオプションがデフォルトで有効になるように変更されています。
FileMaker Pro 19.2.2ではOAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが初期状態で表示されないように変更されていましたが、バージョン19.6.1でファイルを新規作成した場合には以前と当該オプションの初期状態が異なっている点に留意する必要があります。
[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプションはバージョン19.2.2で追加されたオプションです。このオプションが有効になっていると、OAuthまたはAD FSアイデンティティプロバイダが有効な場合でもアカウント名およびパスワードフィールドが表示されるようになります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の変更点:Claris FileMaker WebDirectのサインインダイアログボックス(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5.1の変更点:Claris FileMaker WebDirectのサインインダイアログボックス
November 16, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1のClaris FileMaker WebDirectでは、[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]ファイルオプションが無効になっている場合に、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが表示されないように変更されています。
Claris Server および FileMaker Server ヘルプでは、「ホスト上で OAuth または AD FS (Microsoft Active Directory Federation Services) アイデンティティプロバイダが有効でカスタム App にそれを使用するアカウントが含まれる場合、[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示] ファイルオプションを無効にすると FileMaker WebDirect のサインインダイアログボックスのアカウント名およびパスワードフィールドが非表示になり、アイデンティティプロバイダボタンのみが表示されるようになりました。」とこの点について記載されています。
なお、Claris FileMaker Pro 19.2.2では、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが初期状態で表示されないように変更されていました。バージョン19.2.2で追加された[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプションを使用すると、OAuthまたはAD FSアイデンティティプロバイダが有効な場合でも、アカウント名およびパスワードフィールドを表示するように調整できます。
[参考]Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション(FAMLog)
INTER-Mediator Ver.10が公開
October 14, 2022
INTER-Mediator Ver.10が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。INTER-Mediator Ver.10では、テキストフィールドやテキストエリアの自動保存、ユーザーエクスペリエンスの改良など、機能追加および改善点は多岐に渡っています。
INTER-Mediator Ver.5系統とINTER-Mediator Ver.6以降は内部的な構造が大幅に異なります。旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前にバージョン移行ガイドやINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。
Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1の改善点:[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップ
October 07, 2022
Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1では、FileMaker Cloudから[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップを使用してXMLファイルを保存できるようになっています。
XMLファイルを取得するには、ファイルがホストに保存された後に[URL から挿入]スクリプトステップをサーバー上で使用してファイルをオブジェクトフィールドに保存するようにします。
なお、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップを実行するには、ユーザーまたはスクリプトに完全アクセス権が必要です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップ(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.5.1の新機能:バージョン19.5.1で追加された関数
August 03, 2022
Claris FileMaker Pro 19.5.1では新しい関数が追加され、オブジェクト名、配列索引またはパスで指定された要素のJSONデータタイプを検証して返す関数や、オブジェクトフィールドの画像内にあるテキストもしくはオブジェクトフィールド内のQRコードの値を返す関数が新設されています。
バージョン19.5.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・GetLiveText
・JSONGetElementType
・ReadQRCode
なお、GetLiveText関数およびReadQRCode関数を使用するには、iOS 15.0、iPadOS 15.0もしくはmacOS Monterey 12.0以降が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の提供が開始(FAMLog)
FMPress Forms 1.2.0を公開
July 25, 2022
FMPress Forms 1.2.0を公開しました。
FMPress Formsは、サーバー上で共有されているFileMakerデータベースにフォームデータを登録できるWordPressプラグインです。Contact Form 7 5.6との互換性が改善されているFMPress Forms 1.2.0では、新たにFileMakerスクリプトの実行に対応しました。例えば、Webフォームの入力があった後に、サーバー上でPDFファイルを生成して担当者に送信したり、クラウドストレージにファイルをアップロードするといったような処理を実行することも可能になります。
また、バージョン1.2.0では、Contact Form 7の特別なメールタグのうち[_remote_ip]と[_user_agent]をサポートしました。フィールドを割り当てることで、フォームにデータを入力した送信者のIPアドレスおよびユーザーエージェント(Webブラウザー)情報をデータベースに保存できるようになっています。
[関連]エミックオンラインセミナーを2022年7月28日に開催(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1の提供が開始
July 20, 2022
Claris FileMaker Cloud 2.19.5.1の提供が開始されています。
FileMaker Cloudは、Claris FileMakerで個別のビジネス課題を解決するツールセットを構築・運用できる、Claris純正クラウドサービスです。FileMaker Cloud 2.19.5.1では、共有カスタム Appの集計フィールドをFileMakerクライアントではなくFileMaker Cloudで処理できるようになっています。他にも変更点や修正された問題もあるので、詳細についてはClaris FileMaker Cloud 2.19.5.1 リリースノートを参照するようにしてください。
なお、FileMaker Cloud 2.19.5.1は、Claris FileMaker 19および18のクライアントと互換性があります。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)
Claris FileMaker Go 19.5.2の提供が開始
July 15, 2022
Claris FileMaker Go 19.5.2の提供が開始されています。
FileMaker GoはiPadおよびiPhone向けに設計された単一のユニバーサルなアプリケーションで、App Storeからダウンロードできます。
バージョン19.5.2では、バージョン19.5.1で[フィールド内容の全置換]スクリプトステップが非常に遅くなっていた問題や、空の繰り返しフィールドまたは変更されていないフィールドに入力値制限の警告メッセージが誤って表示される場合がある問題、非表示のバックグラウンドファイルで生成されるPDFファイルがオブジェクトの表示を正しく計算しない問題などが修正されています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.2の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.5.2の提供が開始
July 14, 2022
Claris FileMaker Pro 19.5.2の提供が開始されています。
バージョン19.5.2では、FileMaker Pro 19.5.1で[フィールド内容の全置換]スクリプトステップが非常に遅くなっていた問題や、空の繰り返しフィールドまたは変更されていないフィールドに入力値制限の警告メッセージが誤って表示される場合がある問題、別のファイルからインポートしたカスタム関数がコメントアウトされてしまう問題などが修正されています。
Claris FileMaker 19.5.2のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 19.5.1以降ではWindows 8.1がサポートされなくなっています。
FAMLog News Archive:第96回 2022年夏号
July 08, 2022
■Claris FileMaker 19.5の提供が開始(2022年6月)
Claris FileMaker 19.5の提供が2022年6月に開始されました。バージョン19.5.1では、共有カスタム Appの集計フィールドをFileMakerクライアントではなくClaris FileMaker Serverで処理できるようになっています。なお、Claris FileMaker Pro 19.5.1ではWindows 8.1がサポートされなくなっているので注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)
■FMPress Forms 1.1.0を公開(2022年5月)
Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインであるFMPress Formsのバージョン1.1.0を2022年5月に公開しました。WordPress 6.0との互換性が確認されているFMPress Forms 1.1.0では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードに新たに対応しています。
[関連]FMPress Forms 1.1.0を公開(FAMLog)