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Java SE 7 Update 11が公開
January 15, 2013
「Java SE 7 Update 11」が公開されています。
Java SE 7 Update 11では任意のコードが実行可能な脆弱性が修正されており、現在Java 7を利用している場合にはできる限り早くアップデートすることが強く推奨されています。
今回のアップデートでセキュリティ・レベルのデフォルト設定が「中」から「高」に変更されており、この変更により未署名のJavaアプレットやJava Web Startアプリケーションの実行時には常にユーザーに確認を求めるようになるとのことです。
[関連]JVNTA13-010A: Oracle Java 7 に脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
Ruby 1.9.3-p327が公開
November 15, 2012
「Ruby 1.9.3-p327」が公開されています。
Ruby 1.9.3-p327では、ハッシュ飽和攻撃によるDoS脆弱性が修正されています。この脆弱性はRuby 1.8.7のCVE-2011-4815とは異なるものであるとのことです。
なお、Ruby 2.0.0-preview1またはtrunkブランチを使用してる場合、上記脆弱性の修正にはリビジョン37575以降へ更新する必要があります。
PHP 5.3.13とPHP 5.4.3が公開
May 09, 2012
「PHP 5.3.13」と「PHP 5.4.3」が公開されています。
CGI版PHPにリモートからスクリプト実行を許す脆弱性を修正するためにPHP 5.3.12とPHP 5.4.2が公開されていましたが、その修正が不十分であったことが判明し、再修正のためにPHP 5.3.13およびPHP 5.4.3が急遽公開されています。この問題はApacheモジュールやFastCGIとしてPHPを実行しているWebサイトには影響ありません。
なお、PHP 5.4.3ではapache_request_headers関数におけるバッファーオーバーフローの脆弱性もあわせて修正されています。
[関連]CGI版PHPにリモートからスクリプト実行を許す脆弱性(CVE-2012-1823)(徳丸浩の日記)
Ruby 1.8.7-p302とRuby 1.9.1-p430が公開
August 18, 2010
「Ruby 1.8.7-p302」および「Ruby 1.9.1-p430」が公開されています。
Ruby 1.8.7-p302およびRuby 1.9.1-p430では、Rubyに標準添付されているライブラリの1つであるWEBrickにおけるクロスサイトスクリプティング脆弱性が修正されています。
なお、上記の脆弱性が存在しているバージョンは以下の通りです。
・Ruby 1.8.6-p399とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.8.7-p299とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.9.1-p429とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.9.2 RC2とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.9開発版(1.9.3dev)
OpenSSL 0.9.8nが公開
March 25, 2010
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8n」が公開されています。
バージョン0.9.8nでは、クラッシュを引き起こす恐れのある脆弱性2点(CVE-2010-0433およびCVE-2010-0740)が修正されています。
今回の修正により、OpenSSL 0.9.8nへのアップグレードが推奨されています。
OpenSSL 0.9.8l
November 10, 2009
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8l」が公開されています。
バージョン0.9.8lではCVE-2009-3555の脆弱性への回避策として再ネゴシエーション機能が削除されています。
今回見つかったTLS/SSLプロトコルの脆弱性はApacheのmod_sslにも影響するため、OpenSSLの更新もしくはApache HTTP Serverへのパッチの適用が必要になるとのことです。
[関連]セキュリティ情報 CVE-2009-3555 への対応について(日本Apacheユーザ会)
Ruby 1.8.7-p160
April 17, 2009
「Ruby 1.8.7-p160」が公開されています。
Ruby 1.8.7-p160は、安定版であるRuby 1.8.7の保守リリースです。Ruby 1.8.6-p368のRuby 1.8.7系列版に相当するもので、多数の不具合が修正されています。
変更点の履歴によると、Ruby 1.8.6-p368と同様、CVE-2007-1558およびCVE-2008-1447に対する問題回避修正も盛り込まれているようです。
JK 1.2.28
April 09, 2009
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.28」が2009年3月下旬に公開されています。
JK 1.2.28はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターです。FileMaker Server 10ではJK 1.2.23をベースとしたものがWebサーバーモジュールで使用されています。
今週になって、JK 1.2.27でセキュリティ上の問題(CVE-2008-5519)が修正されていたことが分かり、その内容についての情報が公開されています。この問題は、JK 1.2.0からJK 1.2.26まで影響するとのことです。
Ruby 1.8.6-p368
April 06, 2009
「Ruby 1.8.6-p368」が公開されています。
Ruby 1.8.6-p368は、安定版であるRuby 1.8.6の保守リリースです。バージョン1.8.6-p368ではセグメンテーション違反を含む多数の不具合の修正が行われています。CVE-2007-1558およびCVE-2008-1447に対する問題回避修正も盛り込まれています。
なお、今回はバージョン1.8.7系列については同時に配布が行われていませんが、近日中にRuby 1.8.7の保守リリースが公開される予定であるようです。
OpenSSH 5.0
April 09, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.0」が公開されています。
OpenSSH 5.0は、先月末に公開されたOpenSSH 4.9のセキュリティ修正版であり、セキュリティ脆弱性が1点(CVE-2008-1483)修正されています。
それ以外の変更は行われておらず、機能的にはバージョン4.9と変わりありません。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.0/5.0p1 リリース