FAMLog


Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:管理者の役割

April 26, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleの[管理]タブに[管理者の役割]が含まれるようになり、バージョン16以前のFileMaker Serverに存在していた管理者グループ機能に相当する機能を利用できるようになっています。

管理者の役割で設定できるアクセス権は下記の通りです。

・データベースで操作を実行
・スケジュールで操作を実行(データベースをバックアップ、データベースを検証、スクリプトを実行)
・ログを表示

一部のアクセス権が割り当てられた、Admin Consoleに接続できる管理用ユーザーを別途作成できるため、管理者の役割を使用することで特定の管理業務を別のユーザーに委任できるようになります。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)

Tag: FileMaker

WordPress 6.2が公開

April 06, 2023

WordPress 6.2が2023年3月下旬に公開されています。

WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。新たに「集中執筆モード」が搭載されたWordPress 6.2では、900以上の機能強化と修正が施されており、ベータ版を終了したサイトエディターのインターフェースが一新されています。

なお、FMPress Forms 1.3.1はWordPress 6.2と互換性があることを検証済みです。FMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。

Tag: WordPress

Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成

March 06, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Console上で証明書署名要求 (CSR)とプライベートキーを作成する際に、既存のプライベートキーファイルを置き換えるかどうか選択できるようになっています。

Admin Consoleの[構成]>[SSL 証明書]タブにおいて[CSR を作成]ボタンを押すとCSRファイル(serverRequest.pem)とプライベートキーファイル(serverKey.pem)を作成するダイアログボックスが表示されます。

そのダイアログボックスにおいて必要な情報を入力した後に[作成]ボタンを押した際に、すでにCSRファイルとプライベートキーファイルが作成されていた場合、従来のバージョンでは「serverCustom.pem」ファイルと「serverKey.pem」ファイルを削除している状態でなければ作成処理を進めることができませんでした。バージョン19.6.1では、プライベートキーファイルを置き換えるかどうか確認されるようになっており、証明書の更新手続きを考慮した改善が図られています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の変更点:[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプション

January 19, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ]オプションが初期状態で有効になっています。

当該オプションは、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[FileMaker クライアント]>[データベースのフィルタ]において設定を無効化もしくは有効化できます。また、バージョン19.6.1以降であれば、FileMaker Admin APIを使って設定を変更できるようになっています。

上記設定が無効になっている場合には、下記の場所において共有データベースの名称一覧が公開されている状態になっているので注意が必要です。

・Claris FileMaker Proの[ホスト]ダイアログボックス
・Claris FileMaker Goの起動センター
・Claris FileMaker WebDirectの起動センター
・Claris FileMaker Data APIのデータベース名エンドポイント

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (4)(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.6.1の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション

January 17, 2023

Claris FileMaker Pro 19.6.1では、新規作成ファイルにおいて[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]ファイルオプションがデフォルトで有効になるように変更されています。

FileMaker Pro 19.2.2ではOAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが初期状態で表示されないように変更されていましたが、バージョン19.6.1でファイルを新規作成した場合には以前と当該オプションの初期状態が異なっている点に留意する必要があります。

[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプションはバージョン19.2.2で追加されたオプションです。このオプションが有効になっていると、OAuthまたはAD FSアイデンティティプロバイダが有効な場合でもアカウント名およびパスワードフィールドが表示されるようになります。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の変更点:Claris FileMaker WebDirectのサインインダイアログボックス(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console ログビューア

January 16, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleのログビューア機能が更新されています。

バージョン19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleの[ログ]タブにおいて、新たに追加された[すべてのログをダウンロード]ボタンを使用することですべてのログを一度にダウンロードできるようになっています。また、インタラクティブ表示が無効の場合に次のログを表示およびダウンロードできるようになっています。

・fac.log

fac.logファイルはFileMaker Server/Admin/FAC/logsフォルダ内に作成されます。当該ログには、FileMaker Admin APIで発生したエラーや、ユーザーとAdmin Consoleとの情報交換に関する情報、Admin Consoleの起動・停止、SMTP通知テストエラー等が記録されるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)

(2023/03/06:FileMaker Server 19.6.1で新たに追加された[すべてのログをダウンロード]ボタンを使用することですべてのログを一度にダウンロードできるようになっている旨を追記しました。)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:バージョン19.6.1で追加されたスクリプトステップ

January 11, 2023

Claris FileMaker Pro 19.6.1では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・トランザクションを開く
・トランザクション確定
・トランザクション復帰
・辞書を設定

FileMaker Proを使用している場合に実行できる[辞書を設定]スクリプトステップを使うと、[辞書指定]ダイアログボックス([編集]メニュー>[英文スペルチェック]>[辞書指定...])を開かずに、スペルチェック言語および使用するユーザ辞書のファイルパスを設定できます。

なお、バージョン19.6.1で追加されたトランザクション関連のスクリプトステップはすべてのFileMaker製品でサポートされています。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:Admin Console ログビューア

November 22, 2022

Claris FileMaker Server 19.5.1では、FileMaker Server Admin Consoleのログビューア機能が更新されています。

Admin Consoleの[ログ]>[ログビューア]タブにあるインタラクティブ表示ではログを表示する際に列ごとにソート順の変更やフィルタ条件の適用も可能でしたが、バージョン19.5.1ではログビューアのインタラクティブ表示で[レベル]、[エラー]および[メッセージ]の列が分けて表示されるようになっています。

なお、従来のバージョンでは、[レベル]および[エラー]の列に表示されていた情報は[メッセージ]の列に表示されていました。

[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console ログビューア(FAMLog)

Tag: FileMaker

WordPress 6.1.1が公開

November 17, 2022

WordPress 6.1.1が公開されています。

WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン6.1.1では、コアに関する29件の不具合修正とブロックエディターに関する21件の不具合修正が行われています。WordPressはバージョン6.2系統の開発も進められており、現在のところWordPress 6.2は来年公開される予定となっています。

なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをサーバー上で共有されているFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからダウンロードできます。

Tag: WordPress

Claris FileMaker Server 19.5.1の変更点:Claris FileMaker WebDirectのサインインダイアログボックス

November 16, 2022

Claris FileMaker Server 19.5.1のClaris FileMaker WebDirectでは、[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]ファイルオプションが無効になっている場合に、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが表示されないように変更されています。

Claris Server および FileMaker Server ヘルプでは、「ホスト上で OAuth または AD FS (Microsoft Active Directory Federation Services) アイデンティティプロバイダが有効でカスタム App にそれを使用するアカウントが含まれる場合、[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示] ファイルオプションを無効にすると FileMaker WebDirect のサインインダイアログボックスのアカウント名およびパスワードフィールドが非表示になり、アイデンティティプロバイダボタンのみが表示されるようになりました。」とこの点について記載されています。

なお、Claris FileMaker Pro 19.2.2では、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが初期状態で表示されないように変更されていました。バージョン19.2.2で追加された[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプションを使用すると、OAuthまたはAD FSアイデンティティプロバイダが有効な場合でも、アカウント名およびパスワードフィールドを表示するように調整できます。

[参考]Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

このページの上へ