FAMLog
APPLE-SA-2017-09-19-2 Safari 11
September 21, 2017
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 11が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 11は、OS X El Capitan v10.11.6およびmacOS Sierra 10.12.6で利用できます。今回OS X Yosemite用のSafari 11が提供されていないことから、実質的にOS X El Capitan以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
なお、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
APPLE-SA-2017-09-19-1 iOS 11
September 20, 2017
iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 11の提供が開始されています。iOS 11では脆弱性の修正も多数行われています。
iOS 11では、拡張現実(AR)機能がOSレベルでサポートされ、iPadで新しいマルチタスキング機能や新しい“ファイル”Appが追加されるなど、数多くの機能追加や改善が行われています。一方で、iOS 11では、32ビットアプリがサポートされなくなり、バージョン13以前のFileMaker Goを起動できなくなっています。なお、FileMaker Go 14以前はiOS 11と非互換であり、iOS 11でFileMaker Goを使用する場合には、FileMaker Go 16.0.2もしくはFileMaker Go 15.0.4にバージョンアップおよびデータを転送する必要があるとのことです。
iOS 11に対応している機種は、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、第6世代のiPod touch、第5世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、第1世代および第2世代の12.9インチiPad Pro、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。
[関連]FileMaker Go と iOS 11 の互換性(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 2.10.3が公開
September 19, 2017
CakePHP 2.10.3が公開されています。
CakePHP 2.10.3は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
Ruby 2.4.2、Ruby 2.3.5およびRuby 2.2.8が公開
September 15, 2017
Ruby 2.4.2、Ruby 2.3.5およびRuby 2.2.8が公開されています。
Ruby 2.4.2、Ruby 2.3.5およびRuby 2.2.8では、複数のセキュリティ脆弱性(CVE-2017-0898、CVE-2017-10784、CVE-2017-14033、CVE-2017-14064、CVE-2017-0899、CVE-2017-0900、CVE-2017-0901、CVE-2017-0902)が修正されています。現在のところ、Ruby 2.4.2とRuby 2.3.5においてlibgmpおよびjemallocと正しくリンクできないという非互換性が発見されているので要注意です。
なお、Ruby 2.2系列は現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、このフェーズ中は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。現在の予定では、2018年3月末頃を目処に、Ruby 2.2系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートが終了する見込みとなっています。
[関連]RubyGems 2.6.13が公開(FAMLog)
FileMaker Pro 16で取り除かれた機能
September 11, 2017
FileMaker Pro 16では一部の機能が削除されています。バージョン16で削除された機能の一覧は次の通りです。
・[許可される向きの設定]スクリプトステップ
・External()関数
・一部のレイアウトテーマ(濃淡、コントラスト、FileMaker ミレニアム、ガラス、四角形、角丸、半角丸、特殊ファミリーのテーマ)
・表示倍率コントロール領域
・fmscriptdisabled拡張アクセス権
・OS X Yosemite v10.10のサポート
FileMaker Pro 16では、表示倍率コントロール、ステータスツールバーコントロール、およびモードポップアップメニューが含まれている表示倍率コントロール領域が、ドキュメントウインドウの左下から取り除かれているので要注意です。拡大表示または縮小表示を実行するには、[表示]メニュー、キーボードショートカット、または[ズームの設定]スクリプトステップを使用します。
また、fmscriptdisabled拡張アクセス権がバージョン16で取り除かれたため、ActiveXやApple eventsでデータベースにアクセスできるようにするにはfmextscriptaccess拡張アクセス権を使用する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 15で取り除かれた機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Server 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれたレイアウトテーマ(FAMLog)
FileMaker Pro 16の新機能:クリック可能なセキュリティロックアイコン
September 06, 2017
FileMaker Pro 16では、共有ファイルを開くときや共有ファイルを開いているときに、セキュリティロックアイコンをクリックしてホストのSSLサーバー証明書に関する詳細を表示できるようになっています。
FileMaker Pro 16では、SSLサーバー証明書やそれに関連する詳細情報、および証明書の有効期限に関する情報などをセキュリティロックアイコンをクリックして確認できます。これまではFileMaker ProでSSLサーバー証明書の有効期限を確認する手段が用意されていませんでしたが、バージョン16では手軽に証明書の有効期限を確認できるようになっています。この機能は、FileMaker Serverの管理者がSSLサーバー証明書を更新する際に、正しく証明書が更新されたかどうかを判別する際に有用です。
なお、FileMaker ProやFileMaker GoからSSLを使用してFileMaker Serverに接続して暗号化通信を行う際には、サーバー管理者は個別のSSLサーバー証明書を購入およびインストールする必要があります。
[関連]セキュリティロックアイコンについて(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、FileMaker Server 15の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書情報の表示(FAMLog)
CakePHP 2.10.2が公開
September 04, 2017
CakePHP 2.10.1が2017年8月上旬に、CakePHP 2.10.2が2017年8月下旬に公開されています。
CakePHP 2.10.1およびCakePHP 2.10.2は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.5.1ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 2.10.0が公開(FAMLog)
PHP 7.0.23とPHP 7.1.9が公開
September 01, 2017
PHP 7.0.23とPHP 7.1.9が公開されています。
PHP 7.0.23とPHP 7.1.9では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.2系統の開発も進められており、今回バージョン7.2.0 Release Candidate 1も同時に公開されました。
なお、FileMaker Server 16に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.6および5.5のPHPをサポートしています。
FileMaker Pro 16とFileMaker Go 16はFileMaker Server 13に接続不可
August 29, 2017
FileMaker Pro 16、FileMaker Pro 16 AdvancedおよびFileMaker Go 16は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン14.0.3以前のFileMaker Serverには接続できません。
FileMaker 16の各ソフトウェアがホストされているFileMakerデータベースに接続する際、ホスト側のFileMaker ServerやFileMaker Proのバージョンは14.0.4以降である必要があります(2017年8月現在)。
なお、FileMaker 13 製品ラインのテクニカルサポートは2017年9月22日をもって終了する予定となっています。
[関連]FileMaker Pro 16 技術仕様(FileMaker)、
FileMaker 13 製品ラインのサポート終了のお知らせ(FileMaker ナレッジベース)
Apache Tomcat 8.5.20が公開
August 22, 2017
Apache Tomcat 8.5.20が2017年8月上旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統であり、Apache Tomcat 8.5.20では不具合の修正や機能追加が行われています。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M26 (alpha)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。