FAMLog
Contact Form 7 5.6が公開
June 23, 2022
Contact Form 7 5.6が2022年6月中旬に公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.6では、スキーマ織りバリデーションが導入され、サーバー側とクライアント(ブラウザー)側の両方でのユーザー入力バリデーションが単一のスキーマによって規定されるようになっています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]FMPress Forms 1.1.0を公開(FAMLog)
(2022/07/02追記:Contact Form 7 5.6では、ファイルタイプオプションにおいてMIMEタイプがサポートされたことに伴い、ファイルアップロード項目のfiletypesオプション省略時に使用されるデフォルト値が「audio/*|video/*|image/*」に変更されています。)
Node.js v16のサポート終了予定日
June 13, 2022
Node.js v16は2023年9月11日にサポートが終了する予定となっています。
Node.js v16は当初2024年4月にサポートが終了する予定でしたが、OpenSSL 1.1.1系列のサポートが2023年9月11日に終了する予定になっていることから、OpenSSL 1.1.1と同じタイミングでサポートを終了するように変更したとのことです。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.4.2ではNode.js v14.18.1が使用されています。Node.js v14は2023年4月30日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1系列のサポート終了予定日(FAMLog)、Node.js v14のサポート終了予定日(FAMLog)
WordPress 6.0が公開
May 25, 2022
フルサイト編集機能においてさまざまな改善が図られているWordPress 6.0が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン6.0では、デザインツールの追加やリストビューの改良、ブロックのロック制御以外に、複数のスタイルバリエーションが用意されているブロックテーマを利用している場合に1つのテーマ内でサイトのあらゆる外観を簡単に切り替えられるようになっています。パフォーマンスの改善やアクセシビリティの改良も行われており、数多くの新機能が追加されています。
なお、FMPress Forms 1.0.2はWordPress 6.0と互換性があることを検証済みです。FMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
2022年4月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
April 25, 2022
2022年4月23日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Serverの監視にPrometheusを活用する」(PDF形式/ファイルサイズ:約1.6MB)
「Prometheus-and-Claris-FileMaker-Server.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
6954efd8f25ef98903ac044f5a28185f379e786a822ec38cc7eb2dd0e0f4cd47
■関連リンク
・Prometheus
・入門 Prometheus(O'Reilly Japan)
・FMプラン(株式会社エミック)
PHP 7.4.29、PHP 8.0.18およびPHP 8.1.5が公開
April 15, 2022
PHP 7.4.29、PHP 8.0.18およびPHP 8.1.5が公開されています。
タイムゾーンのデータベースが更新されているPHP 7.4.29は、主にWindows版でOpenSSLとzlibのセキュリティアップデートを適用するために更新されたものであり、PHPのコアを構成するソースコードの変更は特にないとのことです。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
エミックオンラインセミナーを2022年4月22日に開催
April 05, 2022
2022年4月22日(金)正午から、Claris FileMaker CloudとClaris FileMaker Serverの違いについて紹介するオンラインセミナーを開催します。
各製品の概要および最新情報だけでなく、知っておきたいClaris FileMakerのライセンスに関する情報や、サードパーティによるFileMaker Server対応ホスティングサービスを利用するメリットについても紹介する予定です。
エミックオンラインセミナー
「[2022年4月版]Claris FileMaker Cloud と Claris FileMaker Server の違い」
開催日時:2022年4月22日(金)12:00(正午)~12:45
参加費:無料
主催:株式会社エミック
本セミナーはZoomのウェビナー機能を用いて実施します。視聴は無料ですが事前のお申し込みが必要です。
詳細については次のページをご覧ください。
https://emiconlineseminar202204.peatix.com/
Claris FileMaker 19.4とGet(アカウントタイプ)関数
March 29, 2022
Claris FileMaker Proの「Get(アカウントタイプ)関数」は、現在利用しているアカウントの認証タイプに関する情報を返します。
Claris FileMaker 19.4では、Get(アカウントタイプ)関数の戻り値は下記のようになります。
・「Guest」:アカウントタイプがFileMakerファイル(ゲストアカウント)の場合
・「FileMaker File」:アカウントタイプがFileMakerファイルの場合
・「External」:アカウントタイプが外部サーバーの場合
・「Amazon」:アカウントタイプがOAuth(Amazon)の場合
・「Google」:アカウントタイプがOAuth(Google)の場合
・「Azure」:アカウントタイプがOAuth(Microsoft Azure AD)の場合
・「Custom OAuth」:アカウントタイプがOAuth(カスタム)の場合
・「Claris ID <チーム名>」:アカウントタイプがClaris IDまたは外部アイデンティティプロバイダ(IdP)の場合
Claris FileMaker 19.4.1以降では、現在のユーザーアカウントがカスタム OAuth アイデンティティプロバイダで認証されている場合に、Get(アカウントタイプ)関数は「Custom OAuth」を返すようになっています。
[関連]Get(アカウントタイプ)関数(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:カスタム OAuth アイデンティティプロバイダのサポート
March 28, 2022
Claris FileMaker Pro 19.4.1では、Claris FileMaker Server 19.4.1でサポートされるようになったカスタム OAuth アイデンティティプロバイダに新たに対応しています。
バージョン19.4.1以降のFileMaker Proを使用して、外部認証用にカスタム OAuth アイデンティティプロバイダが設定されているFileMaker Server上で共有されているデータベースを開くと、[セキュリティの管理]ダイアログボックスの[認証方法:]で「カスタム OAuth」を選択できるようになります。
「カスタム OAuth」を選択している状態でグループまたはユーザを作成および設定することで、アイデンティティプロバイダで定義されているユーザーもしくはグループでFileMakerデータベースにサインインできるように設定できます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.1の新機能:カスタム OAuth アイデンティティプロバイダのサポート(FAMLog)
2022年3月「FileMakerユーザーズグループ中部」発表資料
March 14, 2022
2022年3月12日に行われた「FileMakerユーザーズグループ中部(FM-Chubu)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FMPress Formsの紹介とバージョン1.0.2の変更点(PDF形式/ファイルサイズ:約2.7MB)
「Introducing_FMPress_Forms_202203.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
159df60f2ed59fd291cb830fbe69fd731e4dd78cbb350cf782fcba2daba6cf44
■関連リンク
・FMPress Forms(株式会社エミック)
・FMPress Forms(WordPress プラグインディレクトリ)
・エミックラーニング(株式会社エミック)
・WordPress.org
・Contact Form 7
Claris FileMaker ProでUNIX時間を取得する方法
March 10, 2022
Claris FileMaker ProでUNIX時間を取得する方法の1つに、Claris FileMakerの取得関数とTimestamp関数、日付関数、時刻関数、GetAsNumber関数などを組み合わせる方法があります。
[例1]
GetAsNumber ( Get ( タイムスタンプ ) - Timestamp ( Date ( 1 ; 1 ; 1970 ) ; Time ( 0 ; 0 ; 0 ) ) ) - 60 * 60 * 9
[例2]
GetAsNumber ( Get ( ホストのタイムスタンプ ) - Timestamp ( Date ( 1 ; 1 ; 1970 ) ; Time ( 0 ; 0 ; 0 ) ) ) - GetAsNumber ( Get ( ホストのタイムスタンプ ) - GetAsTimestamp ( Floor ( Get ( 現在の時刻 UTC ミリ秒 ) / 1000 ) ) )
[例3]
Int ( Get ( 現在の時刻 UTC ミリ秒 ) / 1000 ) - 62135596800
UNIX時間は協定世界時(UTC)での1970年1月1日0時0分0秒からの形式的な経過秒数です。クラウドサービスによってはAPIを使うにあたりJWT(JSON Web Token)を作成しなければならない場合があり、その際にUNIX時間を取得する必要が出てくることがあります。
上の例1は、日本標準時(JST)であることが前提となっている式であり、Claris FileMaker Cloud上で実行される場合が考慮されていませんのでご注意ください。また、必要に応じて閏秒も考慮する必要があります。
[関連]FileMaker で気軽に UTC とその地域 (今回は JST)の時差を取得する方法(p388cellさんのnote)、epochTime(Brian Dunning's free FileMaker Custom Functions library)
(2022年3月10日追記:例2の式において、Get(タイムスタンプ)関数ではなくGet(ホストのタイムスタンプ)関数を使用するように式を変更しました。)
(2022年3月11日追記:関連記事を1つ追加しました。)
(2022年5月29日追記:[例3]を追加しました。)