FAMLog
FileMaker Server 14の新機能:パスワードの強度に関する通知
April 21, 2016
FileMaker Server 14では、Admin Consoleのパスワードを作成または更新するときに、パスワードの強度に関する通知が表示されるようになっています。
パスワードの強度を向上させるにあたり、長いパスワードを使用し、大文字と小文字のアルファベット文字を含めて、さらに数字や特殊記号などアルファベット以外のASCII文字も含めることが推奨されています。文字を繰り返すことや、キーボードの配列と同じ順番で文字を使用すること、アルファベット順で文字を使用すること、数字を順に使用すること、簡単に推測できる文字列の使用等は避けるべきです。
なお、FileMaker Server 14では、パスワードを思い出すためのヒントを設定できたり、FileMaker Serverのインストール時に設定する4桁の暗証番号を入力してパスワードをリセットすることもできるようになっています。
Ruby 2.1.9とRuby 2.1.10が公開
April 04, 2016
Ruby 2.1.9とRuby 2.1.10が公開されています。
Ruby 2.1.9では多数のバグ修正が行われており、Ruby 2.1.9がRuby 2.1系列における最後の通常リリースとなることが案内されています。今後はRuby 2.2系統もしくはRuby 2.3系統に移行することが推奨されます。なお、Ruby 2.1.10は、単にバージョン番号が異なるだけで、それ以外の中身はRuby 2.1.9と全く同じパッケージとなっています。
Ruby 2.1系列はセキュリティメンテナンスフェーズに移行し、セキュリティ対応以外のバグ修正・リリースは行われなくなります。この期間は1年間を予定しており、その後はRuby 2.1系列のサポートは終了となります。
FileMaker Go 14の新機能:リッチテキストの編集
October 19, 2015
FileMaker Go 14では、フィールド内でスタイル付きテキストの編集や作成を行うことができるようになっています。
FileMaker Go 13およびそれ以前では、任意のテキストフィールドを編集すると、そのフィールドのすべてのスタイルが標準テキストに変わってしまっていました。バージョン14では、テキストのサイズや色、フォントを選択したり、太字や下線、イタリックも指定できるようになっています。
なお、FileMaker Proで、標準、太字、斜体、下線以外のスタイルを指定したテキストをFileMaker Goで編集すると、FileMaker Goがサポートしないスタイルは解除されます。
[関連]FileMaker Go 14 でのリッチテキストの編集(FileMaker ナレッジベース)
INTER-Mediator 5.0が公開
February 23, 2015
「INTER-Mediator 5.0」を2015年2月20日に公開しました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できます。
バージョン5.0では、Safariをプライベートブラウズモードで使用しているときにローカルコンテキストを正常に処理できない不具合が修正されています。バージョン4.7からは上記以外に大きな変更はありませんが、本バージョンからInternet Explorer 8がサポート対象外という扱いになっています。
FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数
February 13, 2015
FileMaker ProのGet(システムバージョン)関数は、通常現在のオペレーティングシステムのバージョンを返しますが、FileMaker WebDirectの場合は「<オペレーティングシステムまたはデバイス> <Web ブラウザー名> <ブラウザーバージョン>」という形式の文字列を返します(例:「iPad Safari 8.0」)。
FileMaker Server 13.0v5のFileMaker WebDirectでは、オペレーティングシステムまたはデバイスについては、FileMaker WebDirectにアクセスしているWebクライアントのOSまたはデバイスの情報を返します。
・「Win」:Windowsの場合
・「Mac」:OS Xの場合
・「Linux」:Linuxの場合
・「iPad」:iPadの場合
・「iPhone」:iPhoneの場合
・「iPod」:iPodの場合
・「Other」:上記以外の場合(Android等)
ブラウザーバージョンについては、FileMaker WebDirectにアクセスしているWebブラウザーのバージョンを返します。また、Webブラウザーについては下記の値を返します。
・「Safari」:Safariの場合
・「IE」:Internet Explorerの場合
・「Chrome」:Google ChromeもしくはOpera(Chromiumベース)の場合
・「Firefox」:Firefoxの場合
・「Other」:上記以外の場合
[関連]Get(システムバージョン)関数とOS X Yosemite(FAMLog)
Serverspec
January 20, 2015
サーバーの状態をコードにより自動的にテストするためのツールであるServerspecに関する解説書「Serverspec」が刊行されています。
Serverspecの開発者自身により執筆された本書籍では、Serverspec v2の機能詳細、動作仕様や内部設計、ソースコードレベルで拡張する方法、開発に至る経緯や開発に関する哲学などが日本語で紹介されています。
リソースタイプリファレンスやServerspec/Specinfra v2での変更点、SpecinfraのServerspec以外の利用例、Windowsのテストなどが付録として収録されています。
定価:2,800円(税別)
ページ数: 248
著者:宮下 剛輔
出版社:株式会社オライリー・ジャパン(発売元:オーム社)
ISBN:978-4-87311-709-6[Amazon.co.jpで購入...]
[関連]2013年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
FileMaker Go 13.0.8が公開
December 17, 2014
FileMaker Go 13がバージョン13.0.8にアップデートされています。
FileMaker Go 13.0.8では、いくつかの問題と互換性に関する問題が解決されているとのことでしたが、公開当初は変更点の詳細が不明でした。FileMaker Forumsにおける投稿によると、英語以外の言語環境においてバーコードスキャン機能でCodabar(NW-7)を正しく処理できない場合があった問題が修正されているとのことです。
FileMaker Go 13.0.8は、iTunes App Storeから無料で入手可能です。利用にはiOS 7.1以降が必要で、ファイルサイズが100MB以上あるのでダウンロードの際にはWi-Fiでインターネットに接続する必要があります。
[関連]13.08 patch without any details(FileMaker Forums)
APPLE-SA-2014-11-17-2 OS X Yosemite 10.10.1
November 21, 2014
AppleからOS X Yosemite v10.10.1が公開されています。
OS X Yosemite v10.10.1では、Wi-Fiの信頼性、Microsoft Exchange Serverに接続する際の信頼性、特定のメール・サービス・プロバイダを使用して“メール”メッセージを送信する際の信頼性、および“どこでも My Mac”を使用してリモートコンピューターに接続する際の信頼性が向上します。
上記以外に4点のセキュリティ脆弱性も修正されています。プライベートブラウジングを終了した後にWebサイトのキャッシュが完全にクリアされない問題や、悪意のあるWebページを開くことで任意のコードが実行される恐れのあるWebKitの脆弱性等が修正されています。
FileMaker カンファレンス 2014の事前登録受付が開始
September 18, 2014
2014年11月26日(水)〜11月28日(金)にJPタワーホール&カンファレンスで開催される「FileMaker カンファレンス 2014」のセッションスケジュールが公開され、同時に事前登録の受付が開始されています。
セッションの参加については昨年同様「フリーパス方式」を採用しているため、参加者は事前登録を済ませるだけで、当日は席に余裕がある限りどのセッション(トレーニングトラック、ランチョンセミナーおよびクロージングセッション以外のセッション)にも自由に出入り可能です。
トレーニングトラックは有料ですが、トレーニングトラック以外のセッションは無料です。なお、クロージングセッションは定員制(先着順)となっており、すでに定員に達しています。
(2015/03/18追記:リンク先のURLを変更しました。)
OpenSSH 6.6が公開
March 20, 2014
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 6.6」が2014年3月中旬に公開されています。
OpenSSH 6.6では、セキュリティ関連の修正が含まれており、sshd_configにおけるAcceptEnvディレクティブでワイルドカードを用いて環境変数の受け渡しを行っている場合にワイルドカード文字より前の文字列に含まれる任意の環境変数を受け入れてしまう可能性があった点が修正されています。
上記以外に不具合の修正も行われています。
[参考]OpenSSH 6.6/6.6p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)