FAMLog
Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開
July 21, 2016
Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開されています。
バージョン8 Update 101では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 102も公開されていますが、バージョン8 Update 101で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 102に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 15、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了するFileMaker Server 12はJava 8との互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)、FileMaker Server 12のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)、Java 8 Update 100以降がインストールされている環境ではFileMaker Serverをインストール不可(FAMLog)
(2016/08/16追記:関連記事(Java 8 Update 100以降がインストールされている環境ではFileMaker Serverをインストール不可)を追加・更新しました。)
FileMaker Pro 15の新機能:マスク付き編集ボックス
July 15, 2016
FileMaker Pro 15では、新しいコントロールスタイルとしてマスク付き編集ボックスを利用できるようになっています。
マスク付き編集ボックスを利用することで、機密情報を非表示にして、画面に表示されないようにすることができます。フィールドのデータの代わりにドットが表示されるようになりますが、マスク付き編集ボックス内のデータは暗号化されているわけではない点に留意する必要があります。
なお、マスク付き編集ボックスのコントロールスタイルが設定されたデータベースファイルを旧バージョンのFileMaker ProやFileMaker Goで開くと、通常の編集ボックスとして表示され、フィールド内のデータが表示されます。マスク付き編集ボックスは、バージョン14以前のFileMaker ProやFileMaker Goでは利用できません。
[関連]FileMaker Pro でのマスク付き編集ボックスのサポート(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker 関数・スクリプト ビギナーズガイド
July 13, 2016
「FileMaker 関数・スクリプト ビギナーズガイド」は2015年11月に発売された書籍です。
この書籍は、FileMakerプラットフォームを使用してカスタムAppを開発するユーザー向けのリファレンスガイドであり、FileMaker 14 プラットフォームに対応しています。関数リファレンス編とスクリプトステップ編の二部で構成されていて、FileMaker Storeおよび全国のFileMaker製品取扱店にて購入できます。
FileMaker Proのオンラインヘルプをベースに、日本のビジネス現場を熟知したプロフェッショナルのFileMakerデベロッパーが内容を加筆・修正しており、分かりやすい解説を読みながら、実際の関数やスクリプトステップの使い方を学ぶことができます。
価格(税別):1,800円(冊子版)、900円(電子書籍版)
ページ数: 672
執筆:株式会社未来Switch
監修:株式会社スプラッシュ
発行:ファイルメーカー株式会社
ISBN:978-4-9906546-4-1[Amazon.co.jpで購入...]
今日から使えるFileMaker Pro 14
July 06, 2016
「今日から使えるFileMaker Pro 14」は2015年12月に発売された書籍です。
この書籍は、FileMaker Proをツールとして広く活用するための入門書であり、FileMaker Proの基本操作と在庫管理などの業務ツールの仕組みを学ぶことができます。
PC、iPhoneおよびiPad向けに最適化されているテンプレートであるStarter Solutionを手本とし、仮想のシナリオをもとに情報の連携方法やツールの作成方法が1ステップずつ解説されています。また、ダウンロードできるサンプルファイルも用意されています。
定価:2,680円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 384
著者:富田 宏昭
出版社:ソシム株式会社
ISBN:978-4-8026-1005-6[Amazon.co.jpで購入...]
Ruby on Rails 5.0が公開
July 05, 2016
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 5.0」が公開されています。
バージョン5.0では、WebSocketsを扱うフレームワークであるAction Cableや、JSONでの応答を前提としたAPIモードが新たに導入されるなど、数多くの新機能が追加されています。Rails 5.0の動作にはRuby 2.2.2以降が要求されるようになっています。
なお、バージョン5.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
macOS SierraとiOS 10ではPPTPは非サポート
July 01, 2016
2016年秋に登場予定のmacOS SierraとiOS 10ではPPTPを使用するVPNがサポートされなくなります。
iOS 9およびOS X El Capitan v10.11では、PPTPによるVPN接続を確立しようとした際に「PPTP を使用する VPN は安全でない場合があります」という警告が表示されます。この警告が表示されるのは、PPTPによるデータ保護は強度が十分でないためです。
現在PPTPを使用している場合には、L2TP/IPSecやIKEv2/IPSec、Cisco IPSec、SSL VPNなどといった、セキュリティ面でより優れた他のVPNプロトコルおよび認証方式を使うことが強く推奨されます。
[関連]Prepare for removal of PPTP VPN before you upgrade to iOS 10 and macOS Sierra(Apple サポート)、「PPTP を使用する VPN は安全でない場合があります」という警告が表示される場合(Apple サポート)
FileMaker Pro 14.0.6はFileMaker Server 12にSSL接続不可
June 30, 2016
FileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedのバージョン14.0.6は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン13.0v5以前のFileMaker ServerにはSSL接続できません。
バージョン13.0v5以前のFileMaker Server 13およびFileMaker Server 12で「保護された接続が必要」にチェックをつけてSSLを有効にしている場合、FileMaker Pro 14.0.6からFileMaker Serverに接続できないため、FileMaker Pro 14を利用している場合にはバージョン14.0.5を利用しなければならないケースがあります。
FileMaker Server 13でSSLを有効化している場合、FileMaker Pro 14.0.6からFileMaker Serverに接続できるようにするには、FileMaker Serverをバージョン13.0v9かバージョン13.0v10にアップデート、もしくはバージョン14以降のFileMaker Serverにバージョンアップする必要があります。
[関連]FileMaker Pro 14.0.6 host compatibility(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Server 12のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
FileMaker Pro 15の新機能:[テーブルデータを削除]スクリプトステップ
June 28, 2016
FileMaker Pro 15では、[テーブルデータを削除]スクリプトステップが新たに追加されています。
[テーブルデータを削除]スクリプトステップは、現在の対象レコードに関係なく、指定したテーブルにあるすべてのレコードを削除します。大量のレコードを削除する場合は、[対象レコード削除]スクリプトステップよりも[テーブルデータを削除]スクリプトステップを利用する方が高速にレコードを削除できます。
なお、リレーションシップで設定されている場合でも、[テーブルデータを削除]スクリプトステップでは関連レコードは削除されません。関連レコードも削除する場合は[対象レコード削除]スクリプトステップを使用する必要があります。
[関連]テーブルデータを削除(FileMaker Pro 15 ヘルプ)、テーブルデータを削除(FileMaker Server 14で)(FileMaker Community)
(2016/07/05追記:関連リンクを追加・更新しました。)
PHP 5.5.37、PHP 5.6.23およびPHP 7.0.8が公開
June 24, 2016
「PHP 5.5.37」、「PHP 5.6.23」および「PHP 7.0.8」が公開されています。
PHP 5.5.37、PHP 5.6.23およびPHP 7.0.8では、セキュリティ脆弱性が多数修正されています。なお、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に、PHP 5.6系統の保守は2018年12月に終了する予定となっています。
PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.1系統の開発も進められており、現在バージョン7.1.0 Alpha 1が公開されている状況です。
Windows版FileMaker Server 15の動作環境
June 23, 2016
Windows版のFileMaker Server 15はWindows Server 2012 R2 Standard Edition、Windows Server 2008 R2 SP1 Standard EditionおよびWindows Server 2008 R2 SP1 Enterprise Editionをサポートしています。
Windows上にFileMaker Server 15をインストールするには、インターネット接続が必要です。また、Windows Server 2012 R2 Standard Editionを利用する場合、更新プログラム2919355を適用済みの環境が必要です。
RAMの最低要件は従来と同様に4GBであり、FileMaker Server 14でサポートされていたWindows Server 2012 Standard EditionはFileMaker Server 15ではサポートされなくなっています。
[関連]OS X版FileMaker Server 15の動作環境(FAMLog)