FAMLog


OpenSSL 1.0.2nが公開

December 07, 2017

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 1.0.2nが公開されています。

OpenSSL 1.0.2nでは2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2017-3737およびCVE-2017-3738)が修正されています。CVE-2017-3737はOpenSSL 1.1.0系統には影響せず、OpenSSL 1.1.0系統におけるCVE-2017-3738に対する修正はOpenSSL 1.1.0hで行われる予定ですが、CVE-2017-3738は影響度が低いことから今回OpenSSL 1.1.0系統の更新は行われていません。

FileMaker Pro 16.0.3にはOpenSSL 1.0.2lが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降です。

Tag: Security

FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:PDFおよび印刷のサポート

December 06, 2017

2017年10月に発表されたFileMaker Cloud 1.16ではPDFおよび印刷のサポートが追加されています。

FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Server 16と同様に、FileMaker WebDirectで共有されているファイルで[印刷]、[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用できるようになっています。さらに、FileMaker スクリプトエンジンで[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップがサポートされるようになっています。

なお、FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Admin API (Trial)を使用することでサーバーサイドスクリプト実行用のスケジュールを作成できます。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に(FAMLog)、FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectでPDFファイルの出力をサポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 7.2.0が公開

December 04, 2017

PHP 7.2.0」が公開されています。

モダンな暗号ライブラリであるSodiumがPHPコアモジュールに含まれるようになり、パスワードハッシュAPIにArgon2が追加された他、object型の導入や抽象メソッドのオーバーライドなど、PHP 7.2には数多くの改善点や新機能が含まれています。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.2に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。

なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

FileMaker Pro 16の新機能:外部データソース参照における変数のサポート

November 28, 2017

FileMaker Pro 16では、FileMaker データソース参照で変数がサポートされるようになっています。

他のFileMakerファイルまたはODBC データソース名(DSN)に対するFileMaker データソース参照では変数がサポートされますが、参照を使用するものにアクセスする前に変数を設定する必要があります。参照が解決された後は、変数が変更されても参照は変更されません。

なお、FileMaker データソースを編集するには、[ファイル]メニューの[管理]>[外部データソース...]を選択した後、一覧から FileMaker データソースを選択して[編集...]をクリックします。

Tag: FileMaker

PHP 7.0.26とPHP 7.1.12が公開

November 27, 2017

PHP 7.0.26PHP 7.1.12が公開されています。

PHP 7.0.26とPHP 7.1.12では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.2系統の開発も進められており、現在バージョン7.2.0 Release Candidate 6が公開されている状況です。

なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:FileMaker Data API (Trial)

November 17, 2017

FileMaker Cloud 1.16では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が新機能として追加されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16と同様、FileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能です。2018年9月27日が試用期限となっており、試用期間終了後はFileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。

FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことです。

Tag: FileMaker

Node.js v8.9.1、Node.js v6.12.0およびNode.js v4.8.6が公開

November 16, 2017

Node.js v8.9.1、Node.js v6.12.0およびNode.js v4.8.6が2017年11月上旬に公開されています。

Node.js v8.9.1、Node.js v6.12.0およびNode.js v4.8.6ではOpenSSLがバージョン1.0.2mに更新されています。Node.js v8系列はNode.js v8.9で長期サポート版(LTS)となっており、現在長期サポート版と位置付けられているのはNode.js v8系列、Node.js v6系列およびNode.js v4系列となっています。

なお、FileMaker Server 16とFileMaker Cloud 1.16のFileMaker Data API エンジンではNode.js v6系列が使われていて、FileMaker Server 16.0.3ではNode.js v6.9.2、FileMaker Cloud 1.16.0ではNode.js v6.9.4が使用されています。

[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)


FileMaker Cloud 1.16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する

November 15, 2017

nodeコマンドを使用することで、FileMaker Cloud 1.16に同梱されているNode.jsのバージョンを確認できます。

FileMaker Cloud 1.16.0では、FileMaker CloudのFileMaker Data API エンジンで使用しているNode.jsのバージョン情報は次のように表示されます。

[実行例]
$ "/opt/FileMaker/FileMaker Server/node/bin/node" -v

[実行結果]
v6.9.4

現時点におけるFileMaker Cloudの最新バージョンはバージョン1.16.0(1.16.0.55)です。FileMaker Cloud 1.16.0にはNode.js v6.9.4が同梱されています。

[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)、FileMaker Cloud 1.16.0.55 リリースノート(FileMaker)

Tag: FileMaker

LibreSSL 2.6.3が公開

November 13, 2017

LibreSSL 2.6.3が2017年11月上旬に公開されています。

LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.6は、これまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.6.3で安定版として配布されるようになっています。

なお、LibreSSL 2.6.3が安定版となったことで、LibreSSL 2.4系統のサポートが終了しています。

Tag: Security

FMDataAPI Ver.4が公開

November 08, 2017

新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン4を公開しています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16およびFileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことなので注意が必要です。

FMDataAPI Ver.4では、getFieldNamesおよびgetPortalNamesメソッドが追加された他、検索条件が空の場合に指定したoffsetおよびrangeの値が反映されない不具合が修正されています。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)、FileMaker Data APIを使えるようにする(Blog by msyk)

Tag: FileMaker

このページの上へ