FAMLog
FileMaker Pro 16で非推奨になった機能
July 31, 2017
ファイルメーカー社が、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能についてFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker Pro 16において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです(2017年7月現在)。
・画像フォーマット: FPX、MacPaint、QIF、EPS
・32ビットアーキテクチャ
・FileMaker Pro ランタイム
・EPSファイル(*.eps)のサポート
・Get(ウインドウ方向)関数
・LDAPディレクトリを使用したホストへの接続
・オブジェクトフィールドのオプション:“ファイルの参照データのみ保存”
・DBFフォーマットのインポート/エクスポート
・Windows 7、8、8.1のサポート
・[DDE コマンドを送信]およびスペルチェック関連のスクリプトステップ
・データベースデザインレポートにおけるHTML形式
・Type 1 フォント
上記の内容は今後サポートされなくなる可能性がある項目であり、別のAPI、技術または代替機能を利用するようにソリューションを変更したり、利用環境を更新することが推奨されています。
[関連]FileMaker 15で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Server 16で非推奨になった機能(FAMLog)
(2017/09/11追記:「FileMaker Pro 16で非推奨になった機能」に関するページのリンク先URLを変更・修正しました。また、FileMaker 16ですでに削除されている「[許可される向きの設定]スクリプトステップ」と「External()関数」を一覧から削除しました。)
LibreSSL 2.5.5が公開
July 26, 2017
LibreSSL 2.5.5が2017年7月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.5.5では、自己発行証明書と自己署名証明書が区別されるようになっています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.5.5です。LibreSSLはバージョン2.6系統の開発も進められており、今回同時に開発版のバージョン2.6.0が公開された次第です。
Node.js v8.1.4、Node.js v7.10.1、Node.js v6.11.1およびNode.js v4.8.4が公開
July 21, 2017
Node.js v8.1.4、Node.js v7.10.1、Node.js v6.11.1およびNode.js v4.8.4が2017年7月中旬に公開されています。
Node.js v8.1.4、Node.js v7.10.1、Node.js v6.11.1およびNode.js v4.8.4ではセキュリティ脆弱性が修正されています。Node.js v0.10系統およびv0.12系統は現在保守されていないため、それらのバージョンを利用している場合には長期間サポートが行われるNode.js v6系列もしくはNode.js v4系列へのバージョンアップが推奨されています。
なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API エンジンではNode.js v6系列が使用されていて、バージョン16.0.1およびバージョン16.0.2ではNode.js v6.9.2が使用されています。
[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.27とApache HTTP Server 2.2.34が公開
July 19, 2017
Apache HTTP Serverのバージョン2.4.27とバージョン2.2.34が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.27では2件のセキュリティ脆弱性が修正されています。Apache HTTP Server 2.2.34では5件のセキュリティ脆弱性が修正されており、今回公開されたバージョン2.2.34をもってApache HTTP Server 2.2系統の保守は終了となります。
なお、バージョン2.2系統のセキュリティ修正は2017年12月までの予定となっており、セキュリティパッチについてはhttps://www.apache.org/dist/httpd/patches/apply_to_2.2.34/で公開される予定となっています。
FileMaker Pro 16.0.2 アップデータが公開
July 14, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 16.0.2 および FileMaker Pro 16.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedをバージョン16.0.2に更新するものです。バージョン16.0.2にアップデートするには、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
バージョン16.0.2では、[変数を設定]スクリプトステップが非常に大きい繰り返しの値を正しく設定しない問題や、レコードを開いてから編集せずにレコードを閉じてもGet(レコード編集回数)関数から返される内部レコード編集回数が増加する問題、およびmacOSにおいてスクリプトデバッガでスクリプトをステップ実行する場合にスクロール位置がリセットされてアクティブなスクリプトステップが表示領域の下部に表示される問題などが修正されています。
FileMaker Go 16.0.2が公開
July 13, 2017
FileMaker Go 16.0.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 16.0.2では、レコードの作成が許可されていない空のポータル上で[オブジェクトへ移動]スクリプトステップが実行された後にポータルがフォーカスされずにスクリプトステップがエラーコード101を返してしまう問題や、レイアウトにナビゲーションパートが含まれていてステータスバーとツールバーが非表示になっている場合にレイアウトサイズが正しく処理されない問題、およびQRコードのスキャンで空の値が返されることがある問題が修正されています。
なお、FileMaker Go 14は2017年9月22日にApp Storeから削除される予定となっています。
FileMaker カンファレンス 2017の事前登録受付が開始
July 12, 2017
2017年10月23日(月)から10月25日(水)までの3日間、パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市)で開催される「FileMaker カンファレンス 2017」のセッション内容やタイムスケジュールが公開され、同時に事前登録の受付が開始されています。
「つくるのも つなぐのも 自由自在」をメインテーマに掲げたFileMaker カンファレンス 2017では、今月日本でも利用可能になったばかりのFileMaker Cloud関連セッションも多数用意されています。
トレーニングコースを除き入場料は無料です。事前登録制で、事前登録の申し込み受付はファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス特設ページから行うことができます。
[関連]FileMaker Cloudが日本で利用可能に(FAMLog)
PHP 5.6.31、PHP 7.0.21およびPHP 7.1.7が公開
July 07, 2017
PHP 5.6.31、PHP 7.0.21およびPHP 7.1.7が公開されています。
PHP 5.6.31、PHP 7.0.21およびPHP 7.1.7ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.2系統の開発も進められており、現在バージョン7.2.0 Alpha 3が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Apache Tomcat 8.0系列のサポート終了予定日
July 03, 2017
Apache Tomcat 8.0系列は2018年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
Apache Tomcat 8.0系列のサポート終了に関する案内は2017年6月末に発表されていました。2018年10月になるとApache Tomcat 8.0のダウンロードページが削除される予定となっており、現在Apache Tomcat 8.0系列を利用している場合にはApache Tomcat 8.5系列へのアップグレードが推奨されることになります。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在バージョン9.0.0.M22(アルファ版)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15、FileMaker Server 16のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。Apache Tomcat 7.0系列のサポート終了予定日については現時点では特に案内はありません。
macOS版FileMaker Server 16の動作環境
June 28, 2017
macOS版のFileMaker Server 16はmacOS Sierra 10.12とOS X El Capitan v10.11をサポートしています。
RAMの最低要件は8GBとなっており、FileMaker Server 15でサポートされていたOS X Yosemite v10.10はFileMaker Server 16ではサポートされなくなっています。
従来のバージョンではFileMaker WebDirectのクライアント数が7以上の場合にはサーバーを2台構成にすることが推奨されていましたが、バージョン16ではFileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されるようになっています。ただし、接続数の上限は、ハードウェアの構成やアプリケーションのデザイン、オペレーティングシステム、ライセンス契約に依存します。
[関連]OS X版FileMaker Server 15の動作環境(FAMLog)