FAMLog
fmcsadminのバージョン確認方法
February 19, 2019
fmcsadminのバージョンを確認するには、fmcsadminコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
CentOS LinuxやmacOSではfmcsadminのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはfmcsadmin.exeを利用します。
[実行例]
$ fmcsadmin -v
fmcsadmin 0.9.3
現時点におけるfmcsadminの最新版はバージョン0.9.3であり、現状ではベータ版(テスト・評価用の試用版)として配布しています。FileMaker Admin API (Trial)の使用期限がFileMaker Cloud 1.17とFileMaker Server 17では2019年9月27日となっていることから、現在配布しているものはトライアル期間が終了した後に使用できなくなる見通しであり、後日バージョンアップを行う必要が出てくる可能性があります。
[関連]fmcsadmin 0.9.3を公開(FAMLog)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:[マイ App]ウインドウ
February 18, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは、カスタム Appの作成および管理方法が新しくなり、起動センターが[マイ App]ウインドウに置き換わっています。[マイ App]ウインドウ内にお気に入りとして選択されたカスタム Appが配置され、複数のAppを選択または取り除くことができます。
なお、開くカスタム Appを指定せずにFileMaker Pro 17 Advancedを起動した場合、次の条件に基づいてウインドウが開きます。
・[マイ App]ウインドウにAppを追加していた場合は[マイ App]ウインドウ
・[マイ App]ウインドウにAppを追加していなかった場合かつ最近開いたファイルがある場合は[最近使った項目]ウインドウ
・[マイ App]ウインドウにAppを追加していなかった場合かつ最近開いたファイルがない場合は[作成]ウインドウ
[最近使った項目]ウインドウには最近開いたことがあるカスタム Appが一覧表示され、[作成]ウインドウでは新規でカスタム Appを作成することができます。
[関連]FileMaker Pro Advanced でのカスタム App の作成および管理機能の強化(FAMLog)、FileMaker Pro 14の新機能:起動センター(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が公開
February 14, 2019
Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が2019年2月上旬に公開されています。
主に不具合の修正が行われているApache Tomcat 8.5.38およびApache Tomcat 9.0.16では、HTTP/2におけるタイムアウト処理が改善されて、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.21に更新されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.16です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
APPLE-SA-2019-2-07-2 macOS Mojave 10.14.3 Supplemental Update
February 13, 2019
macOS Mojave 10.14.3 追加アップデートが2019年2月上旬に公開されています。
macOS Mojave 10.14.3 追加アップデートでは、グループFaceTimeの重大なセキュリティ問題が修正されています。また、グループFaceTimeの修正以外のセキュリティ脆弱性も修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン17.0.2.252でmacOS Mojaveに対応していますが、FileMaker Server 16をmacOS Mojaveで動作させた場合には、CWPCプロセス終了時にクラッシュすることがある問題やPHPを有効にした場合にWebサーバーが開始しないことがある問題が存在するとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Mojave 10.14 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、APPLE-SA-2019-2-07-1 iOS 12.1.4(FAMLog)
PHP 7.2.15とPHP 7.3.2が公開
February 08, 2019
PHP 7.2.15とPHP 7.3.2が公開されています。
PHP 7.2.15とPHP 7.3.2では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.3に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6系統とPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。
curl 7.64.0が公開
February 06, 2019
curl 7.64.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.64.0では、3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。
FileMaker Pro 17 Advancedで取り除かれた機能
February 05, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは一部の機能が削除されています。バージョン17で削除された機能の一覧は次の通りです。
・電子メール送信時における[複数の電子メール(対象レコード内の各レコードに 1 つ)]オプション選択時の[対象レコードでアドレスを収集]オプション
・LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)によるホストへの接続のサポート
・JPEG 2000、MacPaint、Photoshop、SGIおよびTGAイメージ形式のサポート
・OS X Elcapitan v10.11のサポート
なお、FileMaker Pro 17 Advancedでは、起動センターが[マイ App]ウインドウに置き換わっていて、旧バージョンでの[起動センターを開く]スクリプトステップはバージョン17では[マイ App を開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[共有ファイルを開く]スクリプトステップはバージョン17では[ホストを開く]スクリプトステップに変更されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advanced の新機能(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれた機能(FAMLog)
Ruby 2.6.1が公開
February 04, 2019
Ruby 2.6.1が2019年1月下旬に公開されています。
Ruby 2.6.1では、Ruby 2.6.0で大きな多バイト文字列を送るとNet::Protocol::BufferedIO#writeでNoMethodErrorが発生する問題が修正されています。その他いくつかの不具合修正も含まれています。
なお、2019年3月末頃を目処に、Ruby 2.3系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートが終了する予定となっており、以後Ruby 2.3系列は公式には更新されなくなります。現在バージョン2.3系列以前を使用している場合には、早期にRuby 2.4系列以降に移行することが推奨される状況となっています。
CakePHP 2.10.15が公開
January 31, 2019
CakePHP 2.10.15が公開されています。
CakePHP 2.10.15は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、PHP 7.2以降でコマンドラインインターフェースにおけるセッション利用時の問題が修正されています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
APPLE-SA-2019-1-22-5 Safari 12.0.3
January 29, 2019
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12.0.3が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12.0.3は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Mojave 10.14.3にもSafari 12.0.3が含まれています。
なお、OS X El Capitan用のSafari 12は提供されておらず、macOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2019-1-22-2 macOS Mojave 10.14.3, Security Update 2019-001 High Sierra, Security Update 2019-001 Sierra(FAMLog)