FAMLog


OpenSSL 1.0.2pとOpenSSL 1.1.0iが公開

August 15, 2018

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2p」と「OpenSSL 1.1.0i」が公開されています。

OpenSSL 1.0.2pおよびOpenSSL 1.1.0iでは複数のセキュリティ脆弱性(CVE-2018-0732CVE-2018-0737)が修正されています。なお、OpenSSLのバージョン1.0.2系統は2019年12月31日までサポートされる予定になっています。

FileMaker Pro 17 Advancedのバージョン17.0.2にはOpenSSL 1.0.2oが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降です。

Tag: Security

Ruby 2.2の公式サポートが2018年3月に終了

August 09, 2018

Rubyのバージョン2.2系列は2018年3月に公式サポートが終了しました。

バージョン2.2のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.2系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2018年3月に公開されたRuby 2.5.1です。

Ruby 2.3系列については、2019年3月末で公式サポートが終了する予定となっています。Ruby 2.3.7のリリースをもってRuby 2.3系列は通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズに移行しています。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。

[関連]Support of Ruby 2.2 has ended

Tag: Ruby

INTER-Mediator 5.8でFileMaker Data APIに対応予定

August 02, 2018

INTER-Mediatorは、次期バージョンのINTER-Mediator 5.8でFileMaker 17 プラットフォームのFileMaker Data APIをサポートする予定です。

現時点におけるINTER-Mediatorの最新安定バージョンはバージョン5.7ですが、バージョン5.8系統の開発も進められており、現在バージョン5.8-RC1ベースのINTER-Mediator-Server VMを公開している状況です。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっており、試用期間終了後、FileMaker Data API (Trial)を利用できなくなるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加されたスクリプトステップ一覧

August 01, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・ローカル通知の構成

[ローカル通知の構成]スクリプトステップは、FileMaker Goが実行されていない時やバックグラウンドで実行されている時でもiPadやiPhone上で通知を表示するようにできるもので、FileMaker Goでのみ利用できるスクリプトステップとなっています。

なお、旧バージョンでの[共有ファイルを開く]スクリプトステップはバージョン17では[ホストを開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[起動センターを開く]スクリプトステップはバージョン17では[マイ App を開く]スクリプトステップに変更されています。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:バージョン16で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

FMDataAPI Ver.12が公開

July 31, 2018

新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン12を公開しています。

FMDataAPI Ver.11ではスクリプトの結果とエラーを返すことができるようになった他、グローバルフィールド値を設定できるように修正されています。また、FMDataAPI Ver.12ではGet(UUID 番号)関数で取得した値を正常に処理できなかった不具合が修正されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっています。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

「INTER-Mediator《大》勉強会 2018」開催のお知らせ

July 30, 2018

2018年8月19日(日)に国立情報学研究所の20階ミーティングルームで「INTER-Mediator《大》勉強会 2018」を開催します。

今年の大勉強会では、シナリオをベースにしたハンズオンを各自のペースで進められるようにプログラムを用意しています。業務システムでよく使われるような題材を用いて、システムを作っていくことを体験していただけます。なお、HTMLなどのWebアプリケーション開発の基礎に関する講演もあり、Webアプリケーション開発経験がない方でも基本から学習することができます。イベント後には懇親会(有料:1,500円)も予定しています。

詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

https://peatix.com/event/409156/

Tag: FileMaker

FileMaker Go 17.0.3が公開

July 26, 2018

FileMaker Go 17.0.3の提供が開始され、同時にFileMakerデータベースからiOSアプリを作成できるソフトウェア開発キット「iOS App SDK」も更新されています。

FileMaker Go 17.0.3では、スクリプトを使用して新規ウインドウを作成するとまれにFileMaker Goが予期せず終了する場合がある問題や、特定の条件下でFileMaker Goがバックグランドから戻った後にポータルをスクロールするとFileMaker Goが予期せず終了する場合がある問題などが修正されています。

なお、iOS App SDKは、FileMaker Developer Subscriptionを購入すると利用できます。FileMaker Developer Subscriptionの価格は年間9,000円(税別)です。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console

July 25, 2018

FileMaker Server 17では、FileMaker Server Admin Consoleが刷新され、よりシンプルなユーザーインターフェースになっています。

新しいAdmin Consoleには[ダッシュボード]ページがあり、共有しているデータベースファイルや接続しているクライアント、システムの使用状況等を容易に把握することができます。[データベース]ページでは、共有データベースと接続クライアントを1つのページ上で管理できるようになっています。

なお、スケジュールアシスタントのユーザーインターフェースも変更されている他、一部の設定がAdmin Consoleから取り除かれています。以下の設定項目や機能についてはfmsadminコマンドを使用する必要があるので注意が必要です。

・カスタムWeb公開機能の有効化・無効化
・パスワードで保護されたデータベースのみホスト
・FileMaker Proクライアント接続の最大数
・ホストする最大のファイル数
・スクリプト同時セッション最大数
・データベースキャッシュに予約されているRAM
・使用状況の収集間隔
・プログレッシブバックアップの保存間隔
・ログファイルのサイズ制限
・サーバーの使用状況ログファイル(Stats.log)の保存
・CSRの作成

Tag: FileMaker

Apache Tomcat 7.0.90、8.0.53、8.5.32および9.0.10が公開

July 24, 2018

Apache Tomcat 7.0.90、Apache Tomcat 8.0.53、Apache Tomcat 8.5.32およびApache Tomcat 9.0.10が2018年6月下旬から2018年7月上旬にかけて順次公開された後、セキュリティ修正に関する情報が2018年7月下旬に公開されています。

Apache Tomcat 7.0.90、8.0.53、8.5.32および9.0.10では、WebSocketクライアントのTLS接続においてホスト名が検証されない問題(CVE-2018-8034)、UTF-8デコーダにおける補助文字の取り扱い不備によりデコーダが無限ループとなる問題(CVE-2018-1336)、およびデフォルトのCORSフィルタ設定が安全ではなかった問題(CVE-2018-8014)が修正されています。また、Apache Tomcat 8.5.32および9.0.10では、コネクタNIO/NIO2におけるコネクションの管理不備に関する問題(CVE-2018-8037)も修正されています。

なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。

[関連]JVNVU#90416738: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8が公開(FAMLog)

Tag: Apache

PHP 5.6.37、PHP 7.0.31、PHP 7.1.20およびPHP 7.2.8が公開

July 23, 2018

PHP 5.6.37PHP 7.0.31PHP 7.1.20およびPHP 7.2.8が公開されています。

PHP 5.6.37、PHP 7.0.31、PHP 7.1.20およびPHP 7.2.8ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められており、現在バージョン7.3.0 Alpha 4が公開されている状況です。

なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

このページの上へ