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FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加されたスクリプトステップ一覧
June 01, 2012
FileMaker Pro 12では、下記のスクリプトステップが新しく追加されています。
・一致するレコードを検索
・オーディオ/ビデオを挿入
・URL から挿入
・PDF を挿入
・プラグインファイルのインストール
・オブジェクトの管理を開く
・レコードをフィールド順でソート
ヘルプおよび[スクリプトの編集]ダイアログボックスで確認できる互換性セクションも表示方法が改善されています。これにより、各スクリプトステップが、FileMaker Pro(デスクトップ)、FileMaker Server スクリプトスケジュール(サーバー)、FileMaker Go(iOS)、カスタムWeb公開およびインスタントWeb公開でサポートされているかどうか確認できるようになっています。
なお、ヘルプでは、スクリプトステップがランタイムソリューションでサポートされているかどうかも記載されています。
[検索条件を変更]スクリプトステップ
February 28, 2012
FileMaker Proの[検索条件を変更]スクリプトステップは、最後に実行された検索条件を使用して検索モードに切り替える場合に使用します。
検索条件を指定せずに単に検索モードに切り替える場合には[検索モードに切り替え]スクリプトステップを使用しますが、[検索条件を変更]スクリプトステップを利用することで最後に実行された検索条件を使用することができ、必要に応じて検索条件を変更できます。
実際にレコードを検索するには、[検索条件を変更]や[検索モードに切り替え]スクリプトステップの後に[検索実行]スクリプトステップを追加しておく必要があります。
[例]
検索条件を変更
スクリプト一時停止/続行 [制限時間なし]
検索実行 []
なお、[検索条件を変更]スクリプトステップは、Web公開およびFileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされています。
OS X LionでFileMaker ProによるPDFファイル保存時に文字化けが発生する問題の対処法
February 27, 2012
OS X LionでFileMaker ProのレコードをPDFファイルとして保存する際に特定の日本語フォントで文字化けが発生する場合の対処法がFileMaker ナレッジベースで案内されています。
ヒラギノフォントなど、フォントの種類が「OpenType PostScript」の日本語フォントを使用していた場合、OS X Lionで[レコードの保存/送信]から[PDF]への保存を実行すると、文字化けが発生することが確認されています。
上記問題の回避方法は、ファイルメニューの[印刷]から表示される「プリント」ダイアログ左下の[PDF]プルダウンメニューから[PDF として保存]を実行するか、レイアウトで使用する日本語フォントを「TrueType」または「OpenType TrueType」フォントに変更することです。なお、フォントの種類は、Font Bookアプリケーションを使用して確認できます。
[関連]Mac OS X 10.7 Lion で、PDFへの保存時に特定の日本語フォントが文字化けする(FileMaker ナレッジベース)
FX.php 6.0が公開
February 09, 2012
PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのライブラリクラス「FX.php」のバージョン6.0が公開されています。
FX.php 6.0では、FX.phpの内部構造が大幅に整理されて一部の変数が追加・更新されており、若干ではあるもののパフォーマンスが向上しているとのことです。さらに、2012年2月7日(日本時間では2月8日)に更新されたバージョンでは、FX.php 5.0で追加されたRemainAsArray関数に起因する問題が修正されています。
FMCakeMixでレコードの編集や削除を行っている場合には、FX.php 5.0および修正前のFX.php 6.0の利用は推奨されません。2012年2月7日(日本時間では2月8日)以降に更新されたFX.php 6.0を利用するようにして、事前に動作確認を行うようにしてください。
FileMaker Go 1.2の新機能:レコードロック時のメッセージ送信
June 22, 2011
FileMaker Go 1.2では、共有データベース上のロックされているレコードにアクセスしたときに、そのレコードを使用しているユーザーにメッセージを送信できるようになっています。
他のユーザーが編集している最中のレコードを編集しようとしたときに、現在レコードを編集しているユーザーにメッセージを送信するか確認するダイアログボックスが表示されます。
iOSのガイドラインに従っているためにユーザーインターフェースは異なりますが、機能および操作感覚はFileMaker Proの場合と特に変わりありません。
FileMaker Go 1.1.2の新機能:テンポラリフォルダへの保存と出力ファイルの上書き
May 20, 2011
2010年11月に登場したFileMaker Go 1.1.2では、テンポラリフォルダへの保存ならびに出力ファイルの上書きが可能になりました。
[フィールド内容のエクスポート]や[レコードを PDF として保存]などのスクリプトステップを使用して、テンポラリフォルダにファイルを出力できるようになっています。
また、出力ファイル名を指定してスクリプトを実行した場合、出力ファイルが上書きされるようになっています。
FileMaker Go 1.1の新機能:フィールド内容のエクスポート
May 16, 2011
2010年9月に登場したFileMaker Go 1.1では、フィールド内容をエクスポートできるようになりました。
FileMaker Goでは複数レコードのエクスポートはサポートされておらず、現在のレコードに保存されている単一のフィールドの内容だけエクスポートできます。エクスポートしたフィールド内容に関しては、メール送信、表示および保存を行うことができ、ツールメニューを使ってフィールド内容を保存すると[Files on Device(デバイス上のファイル)]のリストに追加されます。
なお、FileMaker Go 1.1.2で、スクリプトを用いてテンポラリフォルダにファイルを保存できるようになっています。
FileMaker Go 1.1の新機能:FileMakerファイルからのレコードのインポート
May 13, 2011
2010年9月に登場したFileMaker Go 1.1では、[レコードのインポート]スクリプトステップを使用して、FileMaker ProデータベースからFileMaker Goにレコードをインポートできる機能が新たにサポートされました。
実際にインポートする際には、事前にフィールドの割り当てとインポート順の設定を行い、ダイアログなしで実行できるようにスクリプトを用意しておく必要があります。
FileMaker ServerまたはFileMaker Proにネットワーク接続している場合には接続先のデータベースにレコードを追加することも可能であり、次のいずれかを行うことができます。
・リモートソースからローカルデータベースへのインポート
・ローカルソースからリモートデータベースへのインポート
・リモートソースからリモートデータベースへのインポート
・ローカルソースからローカルデータベースへのインポート
FileMaker Pro 11の新機能:強化された表形式
February 24, 2011
FileMaker Pro 11では、表形式における機能が強化されており、新規にデータベースを作成すると最初はフォーム形式ではなく表形式で表示されるように変更されています。
バージョン11では、表形式でフィールドやレコードを追加できるようになっています。また、フィールドのソート、削除、非表示、フィールドのデータタイプ変更、およびフィールドオプションを設定できます。
フィールド別に前部または後部グループを追加したり、小計を配置することで、グループ化したレポートを表形式で作成できます。なお、表形式で小計を作成すると、各小計の集計フィールドが自動的に作成されます。
FileMaker Pro 11の新機能:定期的なインポート
December 01, 2010
FileMaker Pro 11では、Microsoft Excelのファイルやテキストファイルなど、他のファイルからインポートしたデータを自動的に更新できる機能が追加されています。
[ファイル]メニューの[レコードのインポート]サブメニューから[ファイル...]を選択した後に表示されるファイル選択ダイアログボックスにおいて、バージョン11では[定期的なインポートとして設定]を新たに選択できるようになっています。
定期的なインポートとして設定をすると、インポートしたデータ用に新規のテーブル、レイアウトおよびスクリプトが作成されます。該当のレイアウトを表示したときに、自動的にインポートのスクリプトを実行するようにスクリプトトリガの設定が割り当てられる仕組みとなっています。
なお、定期的なインポートはインポート専用の処理です。 データを更新するには、インポート元ファイルのデータを変更する必要があります。