FAMLog
Java SE 7 Update 40およびJDK 7 Update 40が公開
September 12, 2013
Java SE 7 Update 40およびJDK 7 Update 40が公開されています。
バージョン7 Update 40では、OS XでRetinaディスプレイがサポートされるようになっています。今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様ですが、バージョン7 Update 40を適用している環境においてJavaコントロール・パネルでセキュリティ・レベルを「非常に高」に設定変更していると、FileMaker Server 10および11のAdmin Consoleを起動できないようになっています(デフォルトのセキュリティ・レベル「高」であれば起動することはできます)。
なお、Java SE 6の公式アップデートはすでに終了しており、Oracleの公式ダウンロードサイトからJava SE 6の最新アップデートを入手することはできません。OS X用のJava SE 6についてはアップデートがAppleから配布されていますが、Windows版等のJava 6を利用している場合にはJava 7への更新を早急に検討および実行する必要がある状況になっています。
FileMaker Server 12の改善点:fmsadmin START/STOP/RESTARTコマンド
July 25, 2013
FileMaker Server 12では、Web公開エンジン、FileMaker スクリプトエンジンおよびXDBC Listnerを含むFileMaker Server コンポーネントを個別に起動、停止または再起動できるように改善されています。
fmsadminコマンドを使用すると指定したタイプのサーバーを起動・終了・再起動することができ、FileMaker Server ヘルプでは下記が有効なタイプとして記述されています。
・adminserver:管理サーバー
・fmse:FileMaker スクリプトエンジン
・server:データベースサーバー
・wpe:Web公開エンジン
・xdbc:ODBCおよびJDBCアプリケーションとの通信に使用するXDBC Listner
なお、ヘルプには記載されていませんが、wpc、cwpc、jwpc、fmsibも指定可能であり、各コンポーネントを個別に起動、停止または再起動することができます。
[関連]FileMaker Server 12でWeb公開エンジンを停止する方法(FAMLog)
バージョン12.0v3以前のFileMaker ServerとJava SE 6 Update 51 for OS Xは非互換
June 28, 2013
バージョン12.0v3およびそれ以前のFileMaker Serverは、先週公開されたJava for OS X 2013-004およびJava for Mac OS X 10.6 Update 16と非互換です。
Java for OS X 2013-004もしくはJava for Mac OS X 10.6 Update 16を適用すると、バージョン12.0v3およびそれ以前のMac版FileMaker Serverを使用している場合に、Admin ConsoleサーバーおよびWeb公開エンジン用のTomcatが自動起動しない問題が発生します。この問題は、Mac OS X v10.6.8だけでなく、OS X LionおよびOS X Mountain Lionでも発生し、FileMaker Server 10も影響を受けるのでご注意ください。なお、FileMaker Server 12.0v4にすでに更新済みの場合にはこの問題は発生しません。
現状の回避策は、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数に「-Djava.awt.headless=true」を追加することです。詳細については下記ナレッジベースの記事をご参照ください。
[関連]Java 1.6.0_51-b11 が適用された Mac OS X 10.6.8 で Admin Console が起動しない(FileMaker ナレッジベース)、APPLE-SA-2013-06-18-1 Java for OS X 2013-004 and Mac OS X v10.6 Update 16(FAMLog)
APPLE-SA-2013-06-18-1 Java for OS X 2013-004 and Mac OS X v10.6 Update 16
June 20, 2013
「Java for OS X 2013-004」と「Java for Mac OS X 10.6 Update 16」が公開されています。
各アップデートにはセキュリティ上の修正が含まれています。今回のアップデートにより、Java SE 6がバージョン1.6.0_51にアップデートされます。
OS X版のFileMaker Server 10やFileMaker Server 11、FileMaker Server 12.0v3およびそれ以前を使用している場合は、サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない場合があります。Tomcatを実行しているサーバーにJava for OS X 2013-004やJava for Mac OS X 10.6 Update 16を適用する場合、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整する必要があるので要注意です。
[関連]Java SE 7 Update 25およびJDK 7 Update 25が公開(FAMLog)
(2013/06/21追記:サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない環境にFileMaker Server 12.0v3も含まれる旨を追加しました。)
OS X Server (Mountain Lion)でシステムリソースの割り当てを調整する
May 10, 2013
OS X Server (Mountain Lion)では、serverinfoコマンドを使用してシステムリソースの割り当てを調整することができます。
OS X Server (Mountain Lion)において、コマンドラインでシステムリソースをサーバーのサービスに専属的に割り当てるように調整するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ sudo serverinfo --setperfmode 1
[出力例]
Server performance mode was enabled.
高パフォーマンスモードの切り替えにはサーバーの再起動が必要です。また、OS X Serverではない通常版のOS X Mountain Lionではserverinfoコマンドを使用して高パフォーマンスモードに切り替えることはできません。
[関連]OS X Server:システムリソースを高パフォーマンスのサービスに専属的に割り当てる(アップル)、OS X Lion Serverでシステムリソースの割り当てを調整する(FAMLog)
APPLE-SA-2013-02-01-1 Java for Mac OS X v10.6 Update 12
February 04, 2013
「Java for Mac OS X 10.6 Update 12」が公開されています。
Java for Mac OS X 10.6 Update 12にはセキュリティ上の修正が含まれています。今回のアップデートにより、Mac OS X Snow LeopardにおいてJava SE 6がバージョン1.6.0_39に更新されます。
なお、2013年2月1日頃から、Mac OS Xに内蔵されているマルウェア感染防止機能で使用する定義ファイルが更新されると、古いバージョンのJavaを使用できない制限がかかるようになり、Mac OS X Snow LeopardでFileMaker Server Admin Consoleを起動できなくなる問題が発生していました。この問題は、Java for Mac OS X 10.6 Update 12を適用することで解消されます(2013年2月4日現在)。
FileMaker Server 12でWeb公開エンジンを停止する方法
January 28, 2013
FileMaker Server 12では、fmsadminコマンドを使用してWeb公開エンジンを停止することができます。
Web公開エンジンを停止して、カスタムWeb公開サービスとインスタントWeb公開サービスを停止させるには、OS Xではfmsadminグループに属するユーザーがターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ fmsadmin stop wpe -y
Web公開エンジンを起動するにはfmsadminコマンドのstartコマンドを使用します。また、再起動の場合には、startではなくrestartコマンドを利用します。
[実行例]
$ fmsadmin start wpe
$ fmsadmin restart wpe -y
FileMaker Server 11.0v4 lock table update
September 12, 2012
「FileMaker Server 11.0v4 and FileMaker Server 11.0v4 Advanced lock table update」が公開されています。
FileMaker Server 11.0v4 lock table updateは、FileMaker Server 11のパフォーマンスが低下して、FileMaker Serverの強制終了とサーバーマシンの再起動が必要になる場合がある問題を修正するものです。
この修正プログラムを適用するには、FileMaker Server 11の最新バージョン(Mac版の場合にはFileMaker Server 11.0v4、Windows版の場合にはFileMaker Server 11.0v3)を実行している必要があり、他のバージョンのFileMaker Serverはこの修正プログラムと互換がありません。
また、本アップデートはアップデータとしてではなく差分ファイルのみ配布されている形態がとられているため、案内されている手順通りに手動で更新を行う必要があります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 11.0v4 および FileMaker Server 11.0v4 Advanced のロックテーブルのアップデート(FileMaker ナレッジベース)
(2012/09/13追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
OpenSSH 6.1が公開
September 04, 2012
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 6.1」が公開されています。
OpenSSH 6.1では、新しくインストールを行うとsshd_configで「UsePrivilegeSeparation=sandbox」が設定され、認証前のサンドボックス化が有効な状態でsshdが起動するようになっています。また、Matchディレクティブの機能強化等も行われています。
機能追加だけでなく不具合の修正も行われていますが、セキュリティに関連する修正は特に含まれていない模様です。
OS X Mountain LionではWeb共有オプションが廃止
August 29, 2012
OS X Mountain LionにはオープンソースのWebサーバーであるApache HTTP Serverが含まれていますが、システム環境設定の共有パネルには「Web 共有」のオプションが含まれていません。
OS X ServerであればWebサイト管理用のグラフィカルユーザーインターフェースが含まれていますが、OS X Mountain LionでWebサーバーを有効化するにはターミナルで次のように入力する必要があります。
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/org.apache.httpd.plist
ターミナルでApacheを起動しておけば、OS X ServerでなくてもOS X Mountain LionでFileMaker Server 12.0v2のWeb公開機能を利用できます。