FAMLog
FX.php 4.1
September 01, 2005
PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするライブラリクラス「FX.php」のバージョン4.1がリリースされています。
メンテナンスリリースであるFX.php 4.1では、FX Parserがアップデートされ、新たにSetPortalRow関数およびSetFMGlobal関数が追加されています。
また、CAFEphpに関連した不具合も修正されています。
FileMaker Pro 8の動作環境
September 02, 2005
Mac版FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedの動作環境は、Mac OS X v10.3.9もしくはMac OS X v10.4となっています。
FileMaker Pro 7では128MBのRAMが動作に必要でしたが、バージョン8では256MB以上のRAMが要求されるようになっていて、さらにMac OS X v10.2.8が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedの動作環境は、Windows 2000(Service Pack 4)もしくはWindows XP(Service Pack 2)となっていますが、Pentium III 500MHz以上のプロセッサーと256MB以上のRAMが要求されるようになっています。
mod_ssl 2.8.24 for Apache 1.3.33
September 05, 2005
Apache HTTP ServerにSSL機能を追加するモジュール「mod_ssl 2.8.24 for Apache 1.3.33」がリリースされています。
このバージョンにはセキュリティ脆弱性の修正が含まれていて、バーチャルホスト構成のサーバーで「SSLVerifyClient optional」の設定をしている場合に、Locationコンテクストで「SSLVerifyClient require」の設定が正常に機能せずに、クライアント認証が行われない問題(CAN-2005-2700)が修正されています。
OpenSSH 4.2
September 06, 2005
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装である「OpenSSH 4.2」が2005年9月1日にリリースされています。
OpenSSH 4.2では、listenするアドレスを明示的に指定されない場合にダイナミック("-D")ポート転送に対してGatewayPortsが不正に有効にされてしまう、OpenSSH 4.0で導入された不具合が修正されています。
その他に、GSSAPIの証明書の転送を、GSSAPIを用いて認証されたユーザーのみが行えるように変更されており、セキュリティ上の問題点2点が修正されています。
(参考)OpenSSH情報 - OpenSSH 4.2 リリース
FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)
September 07, 2005
米国でFileMaker 8 製品ラインが発表および発売されたことで、FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 8 Advancedの製品ドキュメントのPDFファイル(英語版)が、FileMaker Pro 8の発売と同時にFileMaker, Inc.のWebサイトで公開されています。
新たに公開された、FileMaker 8関連の製品ドキュメントは下記の通りです。
・Installation Guide for FileMaker Pro 8 and FileMaker Pro 8 Advanced(PDF)
・FileMaker Pro 8 User's Guide(PDF)
・FileMaker Pro 8 Advanced Development Guide(PDF)
・FileMaker 8 Instant Web Publishing Guide(PDF)
・FileMaker 8 Security Guide(PDF)
・Running FileMaker Pro 8 on Windows Server 2003 Terminal Services(PDF)
・FileMaker 8 ODBC and JDBC Developer's Guide(PDF)
・Installing FileMaker 8 ODBC and JDBC Client Drivers(PDF)
(関連)FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
(2005/10/25追記:FileMaker, Inc.のWebサイトで製品ドキュメントが追加されていたため、関連資料について追記しました。)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
QuickTime 7.0.2 & QuickTime 7 for Windows
September 08, 2005
アップルから「QuickTime 7.0.2」がリリースされています。
修正点の詳細は不明ですが、QuickTime 7.0.2では多くの重大な不具合が修正され、互換性が向上するとのことです。すべてのQuickTime 7のユーザーにこのアップデートを適用することが推奨されています。
同時に、iTunes 5のリリースにあわせてWindows版のQuickTime 7も正式にリリースされています。
FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)
September 09, 2005
米国でFileMaker 8 製品ラインが発表および発売されたことで、FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 8 Advancedの製品ドキュメントが公開されていましたが、新たに4つの製品ドキュメントのPDFファイルがFileMaker, Inc.のWebサイトで公開されています。
新たに公開された製品ドキュメントは次の通りです。
・FileMaker Pro 8 Advanced Database Design Report XML Output Grammar(PDF)
・Converting FileMaker databases from previous versions(PDF)
・Running FileMaker Pro 8 on Citrix Presentation Server(PDF)
・Network Install for FileMaker Pro 8 and FileMaker Pro 8 Advanced(PDF)
(関連)FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
(2005/10/25追記:FileMaker, Inc.のWebサイトで製品ドキュメントが追加されていたため、関連資料について追記しました。)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
Apache HTTP Server 2.1.7-beta
September 12, 2005
Apache HTTP Serverの次期バージョンの開発途上版「Apache HTTP Server 2.1.7-beta」がリリースされています。
Apache 2.1.7-betaでは、TRACEメソッドに対する挙動を調整できるTraceEnableディレクティブが新たに追加され、mod_cacheに多くの修正が加えられています。また、2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
アルファ版からベータ版になったことで、次期メジャーバージョンのApache HTTP Server 2.2のリリースもそう遠くはないでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
FileMaker 8の技術資料
September 13, 2005
米国でFileMaker 8 製品ラインが発表および発売されたことに伴い、FileMaker 8に対応した技術資料が、FileMaker Pro 8の発売と同時にFileMaker, Inc.のWebサイトでPDFファイルとして公開されています。
新たに公開された、FileMaker 8関連の技術資料は下記の通りです。
・Best Practices Upgrading to FileMaker 8: Migrating pre-.fp7 Solutions to FileMaker 8(PDF)
・Server External Authentication(PDF)
・Migration Foundations and Methodologies(PDF)
・How to Take Advantage of New Server Model and Capabilities(PDF)
・How to Benefit from Powerful New Web Publishing Capabilities(PDF)
(関連資料)How to Employ the New, Advanced Security System(PDF)
Xserve RAID 7TB
September 14, 2005
アップルが2005年9月13日に、3Uサイズの高可用性ラックストレージシステムである「Xserve RAID」ストレージシステムをアップデートし、7TB(テラバイト)という巨大なストレージ容量を約215円というギガバイト単価で提供することを発表しています。
新しいXserve RAIDの価格は次の通りで、2005年9月13日より順次販売開始されます。
・Xserve RAID(7TB):税込1,501,500円
・Xserve RAID(3.5TB):税込987,000円
・Xserve RAID(1TB):税込693,000円
同時に、1Uラックマウント型サーバー「Xserve(エックスサーブ)」も、500GBのハードディスクドライブを最大3台まで搭載できるように改良されています。
APPLE-SA-2005-09-13 Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2
September 15, 2005
Appleから「Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2」がリリースされています。
Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2は、Mac OS X v10.4以降向けのもので、セキュリティ上の問題(CAN-2005-2527、CAN-2005-2528およびCAN-2005-2529)も修正されています。
このアップデートにより、Java 1.4.2はバージョン1.4.2_09に、Java 1.3.1はバージョン1.3.1_16に更新されます。
APPLE-SA-2005-09-13 Java Security Update
September 16, 2005
Mac OS X v10.3.9を対象とした「Java Security Update」がAppleからリリースされています。
Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2がMac OS X v10.4以降向けのものであるのに対し、今回リリースされたJava Security UpdateはMac OS X v10.3.9向けのものです。
このアップデートによりセキュリティ上の問題(CAN-2005-2527、CAN-2005-2530およびCAN-2005-2738)が修正されると共に、Java 1.4.2はバージョン1.4.2_09に、Java 1.3.1はバージョン1.3.1_16に更新されます。
FileMaker DeveloperからFileMaker Pro Advancedに名称変更
September 20, 2005
FileMaker 8 製品ラインでは「FileMaker Pro 8 Advanced」が新しく登場しましたが、この製品は従来の「FileMaker Developer」に相当するものです。
FileMaker DeveloperからFileMaker Pro Advancedに名称が変更されましたが、ニュースリリースの抄訳では次のようにその理由が語られています。
「レベルの高いソリューションを作成されている FileMaker ユーザの数が増大しているにも拘らず、彼らはご自分達を従来型のデベロッパであるとは思っていないということが分かったので、FileMaker Developer から FileMaker Pro Advanced へと名称を変更したわけです。」(FileMaker, Inc.のニュースリリース(2005年8月29日米国時間)の抄訳より)
FileMaker Server 8 Advanced Development License
September 21, 2005
米国では、FileMaker Developer 7にFileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスが付属していましたが、FileMaker Developer 7の後継にあたるFileMaker Pro 8 AdvancedにはFileMaker Server Advancedの開発・テスト用ライセンスが含まれなくなっています。
FileMaker Server 8 Advanced Development Licenseは、FileMaker Pro 8 Advancedには含まれず、FileMaker Server 8 Advancedが出荷され次第、FileMaker Solutions Alliance(FSA)のメンバーにのみ提供されるように変更されています。
なお、このDevelopment Licenseについては日本のファイルメーカー社からはこれまで特に案内されていませんので、Development Licenseの提供が今後日本でも行われるかについては現在も不明のままです。
(2006/01/13追記:日本のFSAメンバーにも上記の開発ライセンスが提供されることになりました。)
FileMaker Pro 8 AdvancedでXcodeによるプラグイン開発が可能に
September 22, 2005
FileMaker Pro 8 Advancedには、FileMakerのプラグインを開発するために必要な、Metrowerks CodeWarrior Development StudioとMicrosoft Visual Studio .NET 2003(Microsoft Visual C++)用のプロジェクトファイルだけでなく、Apple Xcode用のプロジェクトファイルが新たに同梱されています。
日本では2005年4月30日にDesktop向けCodeWarrior各製品の販売が終了している状況でしたが、Xcode用のプロジェクトファイルが公式に用意されたことにより、Mac OS X用のFileMakerプラグインを作成する際、CodeWarriorではなくApple純正の統合開発環境であるXcodeを使って開発できるようになります。
(参考)FileMaker Pro 8 Advanced Development Guide(PDF)
(関連)プラグインを作ってみよう(FMPro.jp)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
APPLE-SA-2005-09-22 Security Update 2005-008
September 26, 2005
Appleから「Security Update 2005-008」がリリースされています。
Security Update 2005-008は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.2およびMac OS X Server v10.4.2向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・Mail、malloc、QuickDraw Manager、securityd(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.2、Mac OS X Server v10.4.2)
・ImageIO、Ruby、SecurityAgent(Mac OS X v10.4.2、Mac OS X Server v10.4.2)
・QuickTime for Java、Safari、LoginWindow(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9)
FileMaker Server 8 Now Available
September 27, 2005
FileMaker, Inc.が2005年9月26日に「FileMaker Server 8」をリリースしたと発表しています。
FileMaker Server 8ではデータベースエンジンが改良され、処理内容によってはFileMaker Server 7と比較して最大89%処理能力が向上しているとのことです。同時に、FileMaker Server 8のベンチマーク結果が掲載されたページが公開されています。
なお、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定のままとなっています。
Mac版GN-Byte
September 28, 2005
株式会社ジーネクストが、FileMaker 7以降で利用できなくなったバイト関数群を外部関数として利用することを可能にするFileMakerプラグイン「GN-Byte」のMac版を2005年9月26日から無償で配布しています。
GN-Byteは、FileMaker 7以降で利用できなくなったLeftb、Rightb、Lengthb、Middleb、PositionbおよびReplacebの各関数を、外部関数として利用できるようにするプラグインです。
今回新たにMac版が提供されるようになりましたが、同時にWindows版もFileMaker 7ネイティブ版に対応したものが配布されています。
Jakarta Commons Email
September 29, 2005
Jakarta Projectが2005年9月27日(米国時間)にメール送信用のAPIを提供するJavaライブラリ「Jakarta Commons Email 1.0」を公開しています。
Commons Emailは、JavaMail APIをベースに、よりシンプルにメールの送信をできるようにすることを目的としていて、Apache License Version 2.0のもとオープンソースソフトウェアとして公開されています。
基本的なテキストベースのメールだけでなく、マルチパートの電子メールメッセージやHTML形式のメールを送信するためのクラスも用意されています。
(参考)JavaMailベースのメール操作API - Jakarta Commons-Email 1.0 公開 (MYCOM PC WEB)
Mac版FileMaker Server 8の動作環境
September 30, 2005
FileMaker, Inc.のWebサイトによると、Mac版のFileMaker Server 8およびFileMaker Server 8 Advancedは、Mac OS X v10.4.x、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.4.xとMac OS X Server v10.3.9をサポートしています。
FileMaker Server 7でサポートされていたMac OS X v10.2.8とMac OS X Server v10.2.8は、FileMaker Server 8ではサポートされなくなっています。CPUとRAM容量についてはPowerPC G4 500MHz以上、RAMは256MB以上が要求され、この点はバージョン7と特に変わりありません。
クライアント数が50以上になる場合には、PowerPC G4 1GHz以上、RAMは512MB以上(1GB以上を推奨)となっていて、バージョン7と変わりありませんが、通常版のMac OS Xも動作環境として記載されています。
(2005/10/06追記:FileMaker Server 8 Administrator's Guide(PDF)では、クライアント数が50以上の場合には通常版のMac OS Xは動作環境として記載されていません。)