FAMLog
FileMaker スクリプトエンジンは32ビットプラグインのみサポート
September 10, 2013
FileMaker Server 12に搭載されているFileMaker スクリプトエンジンは32ビットプロセスのため、FileMaker Server 12は32ビットプラグインのみをサポートしています。
プラグインを実行するFileMaker Serverのコンポーネントは、FileMaker スクリプトエンジンと呼ばれており、バージョン12でデータベースエンジンと分離した形で実行されるようになりました。
FileMaker Server 12では、データベースサーバーとWeb公開エンジンが64ビットに対応しましたが、スクリプトエンジンは64ビット対応ではありません。このことはOS Xではfileコマンドを使用して確認することができます。
[確認例]
$ file "/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/fmsased"
/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/fmsased: Mach-O executable i386
[関連]FileMaker Server 12の新機能:64ビット対応(FAMLog)、FileMaker Server 12の新機能:FileMaker スクリプトエンジン(FAMLog)
第8回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
September 09, 2013
2013年10月27日(土)午前10時より「第8回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-MediatorやRfm等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/8
なお、同日午後にはFM-Tokyo(FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング)のオフラインミーティングが国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される予定となっています。
FileMaker 12のLocation関数とiOS 6
September 06, 2013
FileMaker 12で追加されたLocation関数を利用すると、FileMaker Go 12で現在の位置情報を元に緯度と経度の情報を取得できます。
GPSや携帯電話通信網、Wi-Fiから入手できる位置情報を取得するには、FileMaker Go 12を実行しているiOSデバイスにおいて位置情報サービスが有効になっている必要があります。位置情報を取得できない場合、Location関数の戻り値は空の文字列になります。また、FileMaker Pro 12で実行した場合も空の文字列を返します。
Location関数のヘルプには経度と緯度をカンマ区切りのテキスト文字列で返すと記載されていますが、iOS 6では経度と緯度に加えて水平精度も含まれ、戻り値の取り扱いには注意が必要です。
[関連]Location 関数は iOS 6 環境下で 3 つの値を返す(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 2.4.0とCakePHP 2.3.10が公開
September 05, 2013
CakePHP 2.4.0とCakePHP 2.3.10が公開されています。
CakePHP 2.4では、syslogを利用したロギングが可能になり、JsonViewクラスでJSONPがサポートされるようになっています。また、AuthComponentで使うパスワードハッシュの生成にpasswordHasherクラスを使用するように変更されています。その他にも数多くの機能追加や改善が行われており、バージョン2.3系統からバージョンアップを行う際には移行ガイドで変更点を確認しておくことが推奨されます。
なお、オリジナルのFMCakeMixは2013年9月現在CakePHP 2.4に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.4.0で動作可能な状態になっています。
CLUSTERPRO X 3.1 for FileMaker Server 12が発売
September 04, 2013
日本電気株式会社(NEC)が「CLUSTERPRO X 3.1 for FileMaker Server 12」を発売しています。
CLUSTERPRO X 3.1 for FileMaker Server 12は、FileMaker Server 12のクラスタリングに必要な機能を提供する製品で、FileMaker Serverで構築されたシステム環境の可用性を向上させることができます。対応OSはWindows Server 2008およびWindows Server 2008 R2です。
物理環境(1CPUサーバー)、2ノード・ミラーディスク型の場合、希望小売価格は2ノード476,000円(1ノード238,000円)で、FileMaker Server 12に利用を限定することで通常のCLUSTERPRO X 3.1より安価に提供されています。ライセンスのみの製品のため、別途媒体製品CLUSTERPRO X CD 3.1が必要とのことです。
[関連]CLUSTERPRO X 3.x/2.x/1.0 for Windows ソフトウェア構築ガイド(NEC)
ClamXav 2.5が公開
September 03, 2013
OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 2.5」が2013年8月下旬に公開されています。
バージョン2.5では、OS X Mavericksに新たに対応しており、新機能追加や安定性向上のために内部的にかなりの部分が書き直されています。
ClamXavはバージョン2.5でOS X Mavericksに対応していますが、ClamXavのWebサイトで配布されているバージョン2.5はMac OS X v10.5以降に対応しています。なお、Mac OS X v10.4.11を利用している場合には、ClamXav 2.2.1を使用する必要があります。
FileMaker Go 11の販売終了が間近に
September 02, 2013
FileMaker Go 11は2013年9月30日までApp Storeにて販売される予定となっており、販売終了まで残り1ヶ月を切りました。
FileMaker Go 11(旧名称:FileMaker Go 1.2)の価格は、iPad版が3,450円、iPhone版が1,700円となっていますが、販売終了後は新しく増やしたiOS端末のためにFileMaker Go 11を購入できなくなるので要注意です。
FileMaker Go 11は、ファイルの拡張子が「.fp7」であるFileMakerデータベースファイルしか開くことができず、FileMaker Pro 12で作成されたデータベースファイルと互換性がありません。FileMaker Go 12については引き続きApp Storeから無料でダウンロードできるので、今後はバージョン12へのバージョンアップを検討しなければならないケースも出てくることでしょう。
[関連]FileMaker Go 11の販売終了予定日(FAMLog)
APPLE-SA-2013-08-29-1 OS X: Java Web plug-in blocked
August 30, 2013
OS Xに内蔵されているマルウェア感染防止機能で使用する定義ファイルが更新されています。この定義ファイルが更新されると、古いバージョンのJavaプラグインを使用できない制限がかかるようになります。
具体的には、Java 6の場合にはJava 6 Update 45およびそれ以前のバージョン、Java 7の場合にはJava 7 Update 21およびそれ以前のバージョンのJavaプラグインを使用できなくなります。
セキュリティ上の理由によりJavaのバージョンは最新版に更新することが推奨されており、OS X LionやOS X Mountain Lionを使用している場合にはJava 7 Update 25やJava for OS X 2013-004を、Mac OS X Snow Leopardを使用している場合にはJava for Mac OS X 10.6 Update 16を適用する必要がある状況になっています(2013年8月30日現在)。
[関連]OS Xで使用が制限されているJavaプラグインのバージョンを調べる方法(FAMLog)
FileMaker as a Relational Database
August 29, 2013
FileMaker Pro 12のリレーショナルデータベース機能を重点的に解説した電子書籍「FileMaker as a Relational Database」を新居雅行氏が出版しています。
この電子書籍は、書籍「新 リレーションで極めるFileMaker」の改訂版で、最新版のFileMaker Pro 12に対応した内容となっています。出版元が代わり、筆者らによる自費出版となったため、書籍名が変更になっています。
価格は税別1,500円で、INTER-Mediatorで構築されたデジタル書籍販売サイトを通じて、PayPalを利用して購入可能です。購入すると、利用者名とメールアドレスが埋め込まれた、PDFとEPUBフォーマットのファイルを両方とも入手できます。
価格:1,575円(税込)
著者:新居 雅行、新妻 利恵
出版形態:自費出版(msyk book serviceで販売)
ファイル形式:PDF、EPUB(DRMなし、利用者名とメールアドレスが埋め込まれた形での提供)
FileMaker Server 12の新機能:カスタムWeb公開ログ
August 28, 2013
FileMaker Server 12では、カスタムWeb公開機能に関するログファイルであるwpe.logファイルが生成されるようになっています。
wpe.logファイルには、アプリケーションエラー、使用状況エラーおよびシステムエラーを含む、あらゆるWeb公開エンジンに関するエラーの記録が含まれます。なお、Admin Consoldeで[カスタム Web 公開用のログを有効にする]オプションを無効にすると、wpe.logファイルにはログが記録されません。
FileMaker Server 12のカスタムWeb公開では、以前のバージョンで使用されていたwpc_access_log.txtとpe_application_log.txtファイルは、wpe.logファイルに置き換えられています。バージョン12では、wpc_access_log.txtとpe_application_log.txtファイルはインスタントWeb公開向けのログファイルとなっています。
なお、wpe.logファイルは下記の場所に保存されます。
(Mac)
/Library/FileMaker Server/Logs/wpe.log
(Windows)
<ドライブ>:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥Logs¥wpe.log