FAMLog
FileMaker Web News:第48回 2010年冬号
January 15, 2010
「FileMaker Web News」第48回目をお届けします(今後は3ヶ月に1回のペースで更新予定です)。
■PHP 5.2.12とPHP 5.3.1が公開
PHP 5.3.1が2009年11月に、PHP 5.2.12が2009年12月に公開されました。PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.1ですが、現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.12を使用するとよいでしょう。
[関連]PHP 5.2.12(FAMLog)
■Webアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator」が公開
FileMaker Server対応の新しいWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediatorが2010年1月に公開されました。INTER-Mediatorのソースコードは公開されており、今後も機能追加が予定されているようです。
[関連]INTER-Mediator(FAMLog)
Apple Remote Desktop 3.3.2
January 14, 2010
「Apple Remote Desktop Client 3.3.2」および「Apple Remote Desktop Admin 3.3.2」が公開されています。
Apple Remote Desktop 3.3.2では、全体的な信頼性、ユーザビリティおよび互換性に関するいくつかの問題が解決されており、以下のいずれかのバージョンのシステムソフトウェアが必要です。
・Mac OS X v10.4.11
・Mac OS X Server v10.4.11
・Mac OS X v10.5.7以降
・Mac OS X Server v10.5.7以降
・Mac OS X v10.6以降
・Mac OS X Server v10.6以降
また、アップデートには以下のものが必要となっています。
・Apple Remote Desktop(ARD)バージョン3.0、3.1、3.2、3.2.1、3.2.2、3.3または3.3.1
・Ethernet(推奨)、AirMac、またはIP over FireWireによるネットワーク接続
INTER-Mediator
January 13, 2010
新居雅行氏がFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator」を公開しています。
INTER-Mediatorは、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークで、MITライセンスで提供される予定であるとのことです。FileMaker ServerのXMLを使用したカスタムWeb公開機能を利用する前提のソフトウェアであり、内部的にはFX.phpを利用してFileMaker Proデータベースと接続します。
INTER-Mediatorの利用にはPHPが必要であり、一定のルールに基づいて記述されたHTMLのヘッダー内でPHPの関数を1つ呼び出すことでデータベース連動が可能なように工夫されています。
[関連]New Style Web App Framework(FX.php List)
Ruby 1.8.7-p249 & Ruby 1.9.1-p378
January 12, 2010
Ruby 1.8.7-p249およびRuby 1.9.1-p378が公開されています。
Ruby 1.8.7-p249およびRuby 1.9.1-p378では、Rubyに標準添付されているライブラリの1つであるWEBrickにおけるエスケープシーケンス挿入の脆弱性が修正されています。
攻撃者が悪意のあるエスケープシーケンスをログに挿入することが可能だったため、ログを閲覧する際に端末エミュレーターで危険な制御文字を実行される危険があったとのことです。
-delete.relatedクエリー引数
January 08, 2010
FileMaker ServerのXMLおよびXSLTを使用したカスタムWeb公開において、ポータル内の関連レコードを削除するには「-delete.related」クエリー引数を使用します。
-delete.relatedクエリー引数は、-editクエリーコマンドのオプションで、FileMaker Server 9で新たに追加されたクエリー引数です。
削除対象のポータルレコードが含まれる親レコードをレコードIDで指定し、さらに関連テーブル名とそのテーブルにおけるレコードをIDを用いて削除対象のポータルレコードを指定します。
[使用例]
-db=employees&-lay=family&-recid=1001&-delete.related=dependents.3&-edit
なお、実際のシステムでこのクエリー引数を使用することは少ないものと思われますが、実際に利用する場合には、意図しないレコードの削除を防ぐために、-delete.relatedクエリー引数で指定するポータルレコードのレコードIDは慎重に指定するよう注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版「3.3.27 ポータル内のレコードを削除する」(171ページ)
Mac OS X ServerにおいてWebサーバーを停止する
January 07, 2010
Mac OS X Serverにおいて、Webサーバーを停止する方法の1つにserveradminコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでWebサーバーを停止するには次のように入力します。
[使用例]
$ sudo serveradmin stop web
[関連]Mac OS X ServerにおいてWebサーバーを起動する(FAMLog)
gemパッケージインストール時にRDocドキュメント生成処理を省略する
January 06, 2010
Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを使用してパッケージをインストールする際に、RDocドキュメントの生成処理を省略するには--no-rdocオプションを使用します。
[使用例]
$ sudo gem install rfm --no-rdoc
$ sudo gem install rfm --no-rdoc --no-ri
RDocドキュメントの生成処理が省略されることで、インストール作業が高速化され、ディスク領域の節約になります。特にドキュメントをインストールする必要がない環境の場合には、このオプションは有用です。
なお、RIドキュメントの生成処理を省略する場合には--no-riオプションを使います。
Mac OS X ServerにおいてWebサーバーを起動する
January 05, 2010
Mac OS X Serverにおいて、Webサーバーを起動する方法の1つにserveradminコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでWebサーバーを起動するには次のように入力します。
[使用例]
$ sudo serveradmin start web
serveradminコマンドでは、Webサーバーに限らず、他のサーバーソフトウェアおよびサービスの起動や停止が可能です。
Ruby 1.8.7-p248
December 25, 2009
「Ruby 1.8.7-p248」が公開されています。
Ruby 1.8.7-p248は、安定版であるRuby 1.8.7の保守リリースであり、多数の不具合が修正されています。
なお、現時点におけるRubyの最新安定版はRuby 1.9.1-p376ですが、Ruby 1.8系統で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので注意が必要です。
Mac OS X ServerでWebサーバーの稼働状況を確認する
December 24, 2009
Mac OS X Serverにおいて、Webサーバーの稼働状況を確認する方法の1つにserveradminコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでWebサーバーの稼働状況の概要を確認するには次のように入力します。
[使用例]
$ sudo serveradmin status web
web:state = "STOPPED"
serveradminコマンドでは、Webサーバーに限らず、他のサーバーソフトウェアおよびサービスの稼働状況を確認することもできます。