FAMLog
FileMaker Pro 9の改善点:マルチアンドゥ・リドゥ機能
November 12, 2007
FileMaker Pro 9では、アクティブなフィールドまたはレイアウトのテキストオブジェクトにおいて、テキストの編集を複数回元に戻したりやり直せる機能が新たにサポートされています。
これにより一段階前の入力操作を取り消すだけでなく、テキストの入力状態をさらにさかのぼって戻したり、入力や編集作業をやり直すことが可能になります。
なお、マルチアンドゥ・リドゥ機能がサポートされて機能強化されたことで、[元に戻す]スクリプトステップは、[元に戻す/再実行]に名称が変更されています。
FileMaker Pro 9の改善点:強化されたタブコントロール
November 09, 2007
FileMaker Pro 9では、[タブコントロール設定]ダイアログボックスにおいて、新たにデフォルトのフロントタブおよびタブ幅を設定できるようになっています。
FileMaker Pro 8および8.5では、レイアウトモードで最後に最前面に表示していたタブパネルがデフォルトのフロントタブになっていたため、ブラウズモードで意図しないタブパネルが最前面に来る可能性が少なからずありました。バージョン9では、[タブコントロール設定]ダイアログボックスの[デフォルトのフロントタブ]ポップアップメニューで設定できるようになったことで、開発者の意図しない動作を予防しやすくなっています。
また、タブ幅も細かく指定できるようになり、タブコントロールをより柔軟に調整および設定できるようになったと言えるでしょう。
FileMaker Pro 9の新機能:ソフトウェアアップデートの通知機能
November 08, 2007
FileMaker Pro 9では、新機能としてソフトウェアアップデートの通知機能が追加され、ソフトウェアの更新情報を取得できるようになっています。
インターネットに接続されている状態であれば、FileMaker Proで、毎週ソフトウェアの更新情報を自動的にチェックすることができます。また、[ヘルプ]メニューの[ダウンロードと更新]を選択することでも任意にアップデートの通知を得ることができます。
本機能は、自動的にソフトウェアをインストールおよび更新してくれるものではなく、更新情報の通知を取得するためのものです。ソフトウェアアップデートが入手できる場合には、通知を受け取り、アップデータをダウンロードできるWebページを表示することができます。
なお、自動的に更新情報をチェックしない場合には、[環境設定]ダイアログボックスにあるチェックボックス「7 日ごとに更新をチェック」のチェックを外します。
FileMaker Pro 9の新機能:バージョン9で追加された関数一覧
November 07, 2007
FileMaker 9では、新しい関数が追加され、一時フォルダのパス情報を取得する関数や計算式が定義されているオブジェクトの内容を返す関数などが新設されています。
バージョン9で追加された関数一覧は下記の通りです。
・Get ( ホストアプリケーションバージョン )
・Get ( テンポラリパス )
・Self
・Acos
・Asin
[関連]FileMaker Pro 8.5の新機能:バージョン8.5で追加された関数一覧(FAMLog)
APPLE-SA-2007-11-05 QuickTime 7.3
November 06, 2007
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.3」が配布されています。
QuickTime 7.3では、悪意のあるムービーファイルやPICTイメージ、QTVRムービーファイルを開くと任意のコード実行を許してしまう脆弱性や、QuickTime for Javaに関する脆弱性が修正されています。
対象となるOSは、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.9以降、Mac OS X v10.5(Leopard)、Windows VistaおよびWindows XP SP2です。
FileMaker Pro 9v2 アップデータ
November 05, 2007
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 9v2 アップデータ」と「FileMaker Pro 9v2 Advanced アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 9またはFileMaker Pro 9 Advancedをバージョン9.0v2に更新するものです。Mac OS X Leopardにおける互換性を改善すると共に、その他の問題も修正されており、Mac版だけでなくWindows版のアップデータも提供されています。
Mac OS X LeopardにおけるインスタントWeb公開機能に関する問題が解決されていませんが、2007年12月に予定されているアップデートにて、インスタントWeb公開機能がLeopard互換になる予定であることが表明されています。
なお、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedは、現在のところMac OS X Leopard上で適切に稼働しませんが、Server製品のLeopard互換性アップデートを2008年の早い時期に提供する予定であるとのことです。
(2007/12/06追記:2007年12月5日にMac OS X LeopardにおけるインスタントWeb公開機能に関する問題を解決する「FileMaker Pro 9v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 9v3 Advanced アップデータ」が公開されました。)
Santa RosaベースのMacBookが登場
November 02, 2007
アップルが、最高2.2GHzにスピードアップしたインテル Core 2 Duo プロセッサーを搭載した「MacBook」を発表しています。
新しいMacBookはSanta Rosaベースのプラットフォームを採用し、最大4GBまでメモリーを増設できるようになっています。また、インテルのGMA X3100 グラフィックプロセッサーが搭載され、パフォーマンスが向上しています。
Apple Storeでの税込価格は、2.0GHz・ホワイトモデルが139,800円、2.2GHz・ホワイトモデルが159,800円、2.2GHz・ブラックモデルが179,800円となっています。
なお、上記のMacBookの発表と同時に、MacBook Proのカスタム構成オプションで、新たに2.6GHzのインテル Core 2 Duo プロセッサーにアップグレードできるようになっています。
APPLE-SA-2007-10-30 Xcode 2.5 Developer Tools
November 01, 2007
Appleから「Xcode 2.5 Developer Tools」が公開されています。
バージョン2.5では、GDB(GNUデバッガー)とWebObjectsに関するセキュリティ上の問題が修正されています。悪意を持って巧妙に作られたTektronix Hex Format(TekHex)形式のファイルをGDBで処理することで任意のコードが実行される恐れがあった問題、およびWebObjectsで権限のないローカルユーザーがシステム権限を取得できてしまう問題の2点に対処されています。
Xcode 2.5は、Mac OS X Tiger(バージョン10.4)およびMac OS X Leopard(バージョン10.5)で動作します。
なお、上記とは別に、Mac OS X Leopardで動作するXcode 3.0が、Leopardの発売と共に入手可能となっています。
FileMaker Pro 9の改善点:ネットワーク共有クライアント数の増加
October 31, 2007
FileMaker Pro 9では、FileMaker ProによるFileMakerネットワーク共有機能において、クライアント数の上限が5から9に増加しています。
FileMakerネットワーク共有機能は、TCP/IPを使用してネットワーク経由でFileMakerのデータベースを共有する機能であり、5003番のポートを使って通信を行います。FileMaker ServerではFileMaker Proクライアント数の上限は250ですが、FileMaker Proではこれまで上限は5クライアントでした。FileMaker Pro 9では、FileMakerネットワーク共有クライアント数の上限が5から9に引き上げられています。
なお、FileMaker ProによるインスタントWeb公開機能については、クライアント数の上限は従来のバージョンと同じく5セッションのままです。
[関連]FileMaker Server 11 Advancedの新機能:同時接続上限数が無制限に(FAMLog)
(2012/02/01追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Apache Tomcat 5.0系列のサポートが終了
October 30, 2007
Apache Tomcatプロジェクトチームが、Apache Tomcat 5.0系列のサポート終了を2007年10月23日に表明しています。
今後は最新安定版であるApache Tomcat 6へのアップグレードが推奨されています。また、Apache Tomat 5.5系列は引き続きサポートされていくことが案内されています。
なお、FileMaker Server Advanced(バージョン7、8、9)およびFileMaker Server 9ではTomcatが利用されていますが、いずれもApache Tomcat 5.0系列は使われていません。