FAMLog
FileMaker Pro 9の新機能:クイックスタート画面
October 11, 2007
FileMaker Pro 9では、起動時に「FileMaker クイックスタート画面」が通常最初に表示されるようになっています。
この新しいダイアログボックスを利用して、ファイルを作成したり、ローカルまたはリモートにあるコンピューター上のファイルを開いたり、FileMaker Proの電子マニュアルを表示することができます。その他に、最近使ったファイルや共有ファイルを開いたり、最も頻繁に使用するデータベースのお気に入りリストを作成することもできます。
なお、FileMaker Proを起動した後に、FileMaker クイックスタート画面を再度表示させたい場合には、[ファイル]メニューの[新規データベース...]を選択します。
(2007/10/12追記:FileMaker Pro 9の環境設定で[[FileMaker クイックスタート] 画面の表示]のチェックを外している場合には、FileMaker クイックスタート画面は表示されません。)
Ruby on Rails 1.2.4
October 10, 2007
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 1.2.4」が公開されています。
Rails 1.2.4では、Rails 2.0においてエラーとして扱われる予定の仕様変更に関する警告が出力されるようになっています。Rails 2.0へ移行することを検討している場合には、Rails 1.2.4で警告が出力されないようにしておくことで移行準備を行うことができます。
また、バージョン1.2.4にはセキュリティに関わる修正や変更も含まれており、セッション固定攻撃の危険性を軽減させるためにURLベースのセッションが標準でサポートされなくなると共に、XMLドキュメント解析時に発生しうる潜在的な危険性や性能上の問題も修正されています。その他、ActiveRecord::Base#to_json使用時にXSSが発生する可能性がある問題を回避するようにJSONエンコーディングアルゴリズムが変更されています。
[関連]Ruby on Rails 1.2.4(Security annoucements for Ruby on Rails)
第28回「FileMaker Fun Night!」のお知らせ
October 09, 2007
2007年10月13日(土)に行われる、セブンズドアが毎月Apple Store, Ginzaで開催しているFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」で、ゲストとしてFileMaker Server 9についてのお話をさせていただきます。
今回は、FileMaker Server 9とWeb公開機能に関する最新情報を紹介する予定です。
参加にあたっては特に申し込みの必要はありませんので、ご興味のある方は以下の場所に直接おいでください。
第28回 FileMaker Fun Night!「徹底紹介 FileMaker Server 9 とWeb公開」
開催日時:2007年10月13日(土)18:00〜19:30
開催場所:Apple Store, Ginza 3Fシアタールーム
http://www.apple.com/jp/retail/ginza/map/
参加費:無料(事前登録も不要です)
詳細は下記URLのページをご覧ください。
http://www.sevensdoor.com/news20071013.html
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
FileMaker Pro 9の新機能:PDFに追加
October 05, 2007
FileMaker Pro 9では、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップの新しいオプション「既存の PDF に追加」が新機能として追加されています。
[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用した場合に限りますが、「既存の PDF に追加」スクリプトステップオプションを有効にすることで、PDFファイルへの書き足しを行うことができます。
PDFファイルの出力機能はFileMaker Pro 8で実装されていましたが、バージョン9で追加された上記の機能を使うことで、異なるレイアウトを組み合わせて出力したり、複数のレポートを連結して1つのPDFファイルにすることができます。
Boot Camp Public Betaの使用期限
October 04, 2007
IntelベースのMacでWindows XPおよびWindows Vistaの利用を可能にする「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータは、期間限定の試用版としてライセンスされるプレビューソフトウェアです。
Boot Camp Beta 1.2以前の使用期限は2007年9月30日までであり、Boot Camp Beta 1.3もしくはBoot Camp Beta 1.4はMac OS X Leopardの出荷日まで試用できるライセンスとなっています。
なお、Boot Campの製品版は、2007年10月に出荷予定となっているMac OS X Leopardの一機能として提供される予定です。
FileMaker API for PHP Public Beta Extension Patch
October 03, 2007
「FileMaker API for PHP Public Beta Extension Patch for FileMaker Server 8.0v4 Advanced」が公開されています。
このパッチは、FileMaker API for PHP Public Betaの使用期限を2008年1月7日まで延長するために提供されています。
FileMaker API for PHP Public BetaはFileMaker Server 8.0v4 Advanced向けに設計されたものであり、本パッチはFileMaker Server 9やFileMaker Server 9 Advancedに付属の正式版FileMaker API for PHPに適用して利用することはできないため、その点については注意が必要です。
FileMaker API for PHP スタンドアロン用パッチ
October 02, 2007
ファイルメーカー社が、「FileMaker API for PHP スタンドアロン用パッチ」(Mac版、Windows版)を公開しています。
このパッチを利用することで、FileMaker Server 9またはFileMaker Server 9 AdvancedのFileMaker API for PHPを手動でインストールして運用している場合(圧縮ファイル「FM_API_for_PHP_Standalone.zip」に含まれるファイルやフォルダを別途組み込んで使用している場合)に、FileMaker API for PHPが2007年10月7日以降に正常に作動しなくなる問題が修正されます。
FileMaker API for PHPのスタンドアロンバージョンを使用している場合には、FileMaker Server 9またはFileMaker Server 9 AdvancedをFileMaker Server 9v2 アップデータによりバージョン9.0v2に更新していても、本パッチは別途必要です。
[関連]FileMaker Server 9v2 アップデータ(FAMLog)
Rubyist Magazine 0021号が公開
October 01, 2007
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0021号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
3周年を迎えたRubyist Magazine 0021号には、C#とRubyを連係させるためのノウハウや、RSpecの概要とRSpec on Railsに関する記事などが掲載されています。
バージョン9v2におけるFileMaker PHP Site Assistantの修正点
September 28, 2007
「FileMaker Server 9v2 アップデータ」を適用すると、FileMaker PHP Site AssistantのWebサイト生成機能におけるセキュリティに関わる問題が修正されます。
詳細としては、バージョン9.0v1のFileMaker PHP Site Assistantにおいて、ゲストによるアクセスが許可されていないFileMakerデータベースを利用して、セキュリティポリシーオプションで「サイトにアクセスするときにユーザに認証を求める」を選んでサイトを生成した場合の問題です。
生成されたサイト内のアカウント名とパスワードを入力するフォームにおいてGETリクエストメソッドが使われているため、それらの情報がURLの一部として送信されることにより、Webサーバーや各種サーバーソフトウェアのログに記録される危険性がありました。
上記の問題はFileMaker Server 9v2 アップデータを単に適用しただけでは修正されません。再度FileMaker Server 9v2に付属のFileMaker PHP Site Assistantでサイトを生成し直すか、FileMaker Knowledge Baseのサポート記事で紹介されている方法でPHPのソースコードを直接修正する必要があります。
なお、HTTPでは通信が暗号化されないため、SSLを利用していない場合には、依然としてパスワード等が漏洩する危険性が残ります。その危険性を減らしたい場合には、SSLを利用してHTTPSで通信を暗号化させることを検討したほうがよいでしょう。
[関連]PHP Site Assistant Authentication Security Issue(FileMaker Knowledge Base)
(2007/10/04追記:1箇所誤字があったため文字を訂正しました。)
FileMaker Server 9v2 アップデータ
September 27, 2007
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 9v2 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Server 9またはFileMaker Server 9 Advancedをバージョン9.0v2(9.0.2.151)に更新するもので、FileMaker Server 9.0v1およびFileMaker Server 9.0v1 Advanced(バージョン9.0.1.132もしくは9.0.1.140)を対象としています。
付属のドキュメントによると、FileMaker Server 9v2では以下の点が修正されています。
・Mac OS XにおいてWeb公開エンジンが約5日間で応答を停止する問題
・インスタントWeb公開において特定の条件下で値一覧から間違った値を表示する問題
・FileMaker API for PHPが2007年10月7日以降に正常に作動しなくなる問題
・PHP Site Assistantによって生成されるサイトにおけるセキュリティに関わる問題やレコード削除ボタンに関する不具合
・Windows Server 2003のパフォーマンスモニタにFileMaker Serverのパフォーマンス状況が正しく追加されない問題
このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとWeb公開エンジン、FileMaker Server Admin Console、PHP Site Assistant等を終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS 9 Update Read Me (Japanese).pdf」に記載されています。
(2007/10/02追記:FileMaker Server 9 Advancedに関する記述を追加しました。)