FAMLog


スクリプトのヒントと考慮事項 (2)

February 24, 2005

Web経由でFileMakerのスクリプトを利用する場合には、Web互換のスクリプトステップのみがスクリプトに含まれていることを確認します。

さらに、各スクリプトステップを実行するために必要な権限がWebユーザーに割り当てられているか、もしくは実行の制限をしているかなど、スクリプトステップとアクセス権セットの組み合わせについても考慮する必要があります。

例えば、レコードを作成するスクリプトステップがスクリプトに含まれていて、Webユーザーがレコードの作成を許可するアカウントでログインしていない場合、このスクリプトでは新規にレコードを作成するスクリプトステップを実行することができません。ただし、スクリプトは引き続き実行される場合があり、予期しない結果を引き起こす可能性もあることから、必要に応じてエラー処理を追加しなければならない場合もあります。

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2005-02-22 Security Update 2005-002

February 23, 2005

AppleからSecurity Update 2005-002がリリースされています。

Security Update 2005-002はJava 1.4.2を利用しているMac OS X向けのアップデートで、信頼できないアプレットがより高い権限を入手して任意のコードを実行する可能性がある問題(CAN-2004-1029)を修正するために、Javaをアップデートしています。

なお、Mac OS X上でJava 1.4.2より前のリリースでは、上記の問題は発生しません。

Tag: Security

スクリプトのヒントと考慮事項 (1)

February 22, 2005

Webで公開するFileMakerデータベースにスクリプトが含まれている場合には、処理に必要なスクリプトのみ実行されるように制限する必要があります。

スクリプトの実行を制限するには、FileMaker Pro 7のアカウントとアクセス権セットでアクセス制限を行います。

Webブラウザー経由で使用する必要があるスクリプトのみアクセスを許可するようにしたり、ゲストアカウントが実行できるスクリプトは一部のみに制限するなど、すべてのデータベースでアカウントとアクセス権セットをきちんと定義することがとても重要です。

Tag: FileMaker

リレーションで極めるファイルメーカー7

February 21, 2005

ラトルズ社から刊行される「リレーションで極めるファイルメーカー7」が2005年2月25日に発売されます。バージョン7で劇的な進化を遂げたFileMakerのリレーショナルデータベース機能に焦点をあてた書籍で、価格は税込2,940円です。

リレーションシップを活用すると、より高度な処理をシンプルに実現できますが、同書籍ではリレーショナルデータベースシステムの設計理論と構築方法を系統だてて基礎から解説しています。

[関連]リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報(FAMLog)

(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)

Tag: FileMaker

スクリプト実行用クエリー引数

February 18, 2005

頻繁に実行される処理を自動化したり、複数の処理を組み合わせる場合には、FileMaker ProのScriptMaker機能を使用します。ScriptMakerをカスタムWeb公開とともに使用することで、WebユーザーはFileMakerスクリプトを用いてあらかじめ定義された一連の処理を実行することができます。

FileMaker 7では約70のスクリプトステップがWeb互換としてサポートされていて、-scriptや-script.prefind、-script.presortクエリー引数を使用することにより、カスタムWeb公開でスクリプトを実行できます。

-script.prefindクエリー引数はレコードの検索およびソートの前に実行するスクリプトを指定する際に使用し、-script.presortクエリー引数はレコードの検索の後でソート前に実行するスクリプトを指定する際に使用します。

Tag: FileMaker

Common Criteria Tools 1.0

February 17, 2005

Appleから「Common Criteria Tools 1.0」が配布されています。また、Common Criteria Tools 1.0を適用したMac OS X v10.3.6およびMac OS X Server v10.3.6が、Common Criteria EAL3の認定レベルを取得したことが判明しました。

Common Criteriaは、情報関連システムや情報関連製品について必要なセキュリティ要件に基づいて評価するための国際規格の名称です。

Common Criteria Tools 1.0はMac OS X v10.3.6以降もしくはMac OS X Server v10.3.6以降で動作し、設定や管理について記載された「Common Criteria Configuration and Administration Guide(PDF)」も配布されています。

Tag: Mac

FileMaker Server 7 AdvancedはXSLT 1.0に準拠

February 16, 2005

FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開は、XSL Transformations (XSLT) 1.0およびXML Path Language (XPath) 1.0の仕様に準拠しています。

XSLTはXML文書を変換するための言語であり、XPathはXML文書の中の特定の要素を指し示す記述方法を定めた規格です。共にW3C勧告として公開されている標準仕様です。

なお、Web公開エンジンでは、XML文書の書式設定に用いられるXSL-FO(XSL Formatting Objects)はサポートされていません。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7 Advancedのサーバー構成例 (4)

February 15, 2005

FileMaker Server 7 Advancedでは、3台のサーバーを使用したシステム構成にすることもできます。

この場合は、Webサーバー、Webサーバーモジュールおよび管理コンソールを1台目のサーバーに、Web公開エンジンを2台目のサーバーに、そしてFileMaker Serverを3台目のサーバーにインストールするという構成になります。

Webサーバーがインストールされているサーバーでは、Webサーバーが使用するポート以外にはTCP16010および16018番のポートが使用可能である必要があります。Web公開エンジンがインストールされているサーバーではTCP16008から16018番のポートが、FileMaker Server用のサーバーではTCP5003番のポートが使用可能になっている必要があります。

また、WebサーバーとWeb公開エンジン間ではTCP16016および16018番のポートが、Web公開エンジンとFileMaker Server間ではTCP5003番のポートが通信可能な状態になっている必要があります。

Tag: FileMaker

Mod_python 3.1.4 and 2.7.11

February 14, 2005

Mod_python 3.1.4およびMod_python 2.7.11がリリースされています。これらのバージョンにはセキュリティ脆弱性の修正のみが含まれています。

Mod_pythonはApacheのモジュールであり、Apacheのサーバーサイド処理をPythonで記述できるようにするものです。Mod_python 3.1.4はApache 2.0のみに対応していて、Apache 1.3を利用している場合にはMod_python 2.7.11を使用することになります。

Mod_python 3.1.4および2.7.11では、Mod_pythonのPublisherハンドラが原因で細工されたURLにより非公開ファイルの漏洩を許してしまう脆弱性(CAN-2005-0088)が修正されています。Publisherハンドラを使用している場合には、なるべく早く新しいバージョンにアップデートする必要があります。

Tag: Apache

Mac OS X Update 10.3.8

February 10, 2005

Appleから「Mac OS X Update 10.3.8」および「Mac OS X Server Update 10.3.8」がリリースされています。

Mac OS X v10.3.8の主な改良点は下記の通りです。以前に単体で実施された最新のセキュリティアップデートも含まれています。

・OpenGLテクノロジーの改良、ATIおよびNVIDIA対応のグラフィックスドライバのアップデート
・MacとPCが混在するネットワークでのファイル共有機能、およびディレクトリサービスの改良
・他社製アプリケーション、デバイスとの互換性の改良

また、「省エネルギー」環境設定オプションの「停電後に自動的に再起動する」が選択されていても、停電後にコンピュータが必ずしも自動的に再起動していなかった問題を解決しているとのことです。

Tag: Mac

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