FAMLog
mod_security 1.8.3
July 08, 2004
mod_security 1.8.3がリリースされています。mod_security 1.8.2で見つかっていた問題点が修正された、バージョン1.8系列のメンテナンスリリースです。
不正な形式のURLエンコーディングを正しくエラーとして扱わない場合がある問題、FreeBSDにおいてApacheの子プロセスが初期化されるたびにエラーログにwarningが表示される問題、およびログのエスケープ処理が古いバージョンのApache 2.0(例えばApache 2.0.40)で機能しない問題の3点が修正されています。
また、更新履歴によるとmod_security 1.8dev2でchroot機能におけるセキュリティ上の改善点が含まれているため、バージョン1.7.6およびそれ以前を利用している場合にはバージョン1.8以降にバージョンアップしておくとよいようです。
FileMaker Business Tracker
July 07, 2004
ファイルメーカー社がFileMaker Pro 7により作成されたソリューション「FileMaker Business Tracker」を配布しています。
このFileMaker Business Tracker(FBT)の仕組みを知ることにより、FileMaker Pro 7の新しいリレーショナルモデルに基づくデータベースの設計方法や、多くの新機能の効果的な利用法を修得するのに役立つそうです。
FBTは、FileMaker, Inc.が提供している同ソリューション(FBT)の「ヘルプ」と「Read Me」を日本語に翻訳したソリューションで、その他の部分は英語のままですが、日本語環境のFileMaker Pro 7で利用することができます。
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Automator
July 06, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"では、繰り返しの多い複雑な作業をプログラミングなしで簡素化するのを助けてくれる自動処理アシスタント「Automator」が新機能として追加されます。
Automatorの作業工程は「ワークフロー」と呼ばれ、ドラッグ&ドロップ、ポイント&クリックといった操作で簡単に作ることができます。
作成したワークフローを実行するだけで同じ作業を何度でも自動的に処理することができて、作成したワークフローは別のMacでも実行できます。Automatorは万人向けのAppleScriptという位置づけのものと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Spotlight
July 05, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"には、Macに保存されているファイルを素早く見つけ出す全く新しい超高速検索機能「Spotlight」が搭載されます。
システムワイドで機能するメタデータ検索エンジンにより、各ファイルの内部に保存されているメタデータを索引化し、その情報を利用して、従来よりもスマートで柔軟かつパワフルな検索を実現します。
Mac OS X v10.4 "Tiger"ではメニューバーにSpotlightの検索フィールドが配置され、ここから検索できるようになっていますが、コマンドラインからもメタデータ検索エンジンを利用することができるようです。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更し、リンク先のページがなくなっていた箇所についてはリンクを削除しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger"のFreeBSD由来の部分はFreeBSD 5.xベースに
July 02, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"の核となるソフトウェアはMachやFreeBSDなどがベースとなっていますが、FreeBSD由来の部分はFreeBSD 5.xベースにアップグレードされ、機能強化点として下記の項目が挙げられています。
・対称型マルチプロセッシング(SMP)のスケーラビリティ向上
・Systemライブラリ(libSystem)による64ビットメモリポインタのサポート
・アクセス制御リスト
・次世代の起動デーモン(launchd)とアプリケーションロギングの一元化によるネットワークサービスの向上
・アプリケーションのメタデータ検索に用いる「Spotlight」へのコマンドラインによるアクセス
・一般的なUNIXユーティリティでHFS+リソースフォークを適切に扱うことが可能に
・拡張されたUNIX API
64ビットポインタをサポートして最大16エクサバイトの仮想メモリを直接操作できるようになる一方で、従来の32ビットアプリケーションのサポートも継続されています。
(2005/04/12追記:アップルのWebページにおける記述にあわせMachに関する記述を追加し、あわせてタイトルを修正。)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更し、リンク先のページがなくなっていた箇所についてはリンクを削除しました。)
Apache HTTP Server 2.0.50
July 01, 2004
Apache HTTP Server 2.0.50がリリースされています。このバージョンでは2点のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
ヘッダーの解析処理に問題があるためにDoS攻撃を受けてしまう問題(CAN-2004-0493)、mod_sslを利用していて「SSLOptions +FakeBasicAuth」を指定していた場合に、クライアント証明書の所有者識別情報(Subject-DN)が6KBを越えているとバッファーオーバーフローが発生する問題(CAN-2004-0488)が修正されています。その他にも多くの不具合が修正されています。
Troi File Plug-in 3.0b1
June 30, 2004
FileMaker Pro 7用のプラグイン「Troi File Plug-in 3.0b1」がパブリックベータ版としてリリースされています。使用期限は2004年8月18日までで、現在はMac版のみダウンロードできます。
Troi File Plug-inはFileMaker Proにファイル操作機能を追加するプラグインです。バージョン3.0b1ではUnicodeをサポートし、テキスト処理は64KBまでというこれまでのバージョンにあった制限がなくなっています。
ベータ版と同時に「Troi File Plug-in 2.8」もリリースされています。バージョン2.8はFileMaker 7のプラグインAPIを利用していないので、FileMaker Pro 7の新機能を活用することはできませんが、FileMaker Pro 5、5.5、6、7で利用することができます。
WWDC 2004基調講演発表内容
June 29, 2004
WWDC 2004の基調講演で下記のソフトウェア、ハードウェアが発表されました。
・Mac OS X v10.4 "Tiger"
・Mac OS X Server v10.4 "Tiger"
・Xcode 2
・30インチApple Cinema HD Display
Mac OS X v10.4 "Tiger"は2005年上半期に出荷予定で、129ドル(米国)で販売される予定です。また、Xcode 2はMac OS X v10.4 "Tiger"に含まれると案内されています。
Mac OS X Server v10.4 "Tiger"は2005年上半期に出荷予定で、10クライアント対応版は499ドル(米国)、クライアント数無制限版は999ドル(米国)で販売される予定となっています。
(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)
WWDC 2004
June 28, 2004
Appleが同社製品の開発者に対して技術情報などを提供する場である「Worldwide Developers Conference 2004(WWDC 2004)」が、現地時間2004年6月28日からサンフランシスコでいよいよ開幕します。
今年の基調講演ではMac OS Xの次期メジャーバージョンアップとなる「Mac OS X v10.4 "Tiger"」に関する情報が紹介されるとすでに発表されています。
基調講演は2004年6月28日午前10時(日本時間29日午前2時)から2時間程度行われる予定です。
mod_security 1.8.2
June 25, 2004
mod_security 1.8.2がリリースされています。mod_security 1.8で発見された問題点5点が修正された、バージョン1.8系列のメンテナンスリリースです。
現在のところmod_security 1.8.2には既知の不具合が1点判明しており、不正な形式のURLエンコーディングを正しくエラーとして扱わない場合があるため、回避策として「SecFilterCheckURLEncoding Off」という設定にすることが案内されています。
(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)