FAMLog
FMDataAPI Ver.21が公開
August 24, 2020
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン21を公開しています。
FMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.21では、ポータルオブジェクト上にない関連フィールドを処理する際の不具合が修正されています。
なお、FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。
FMウェブもくもく会 Vol.2開催のお知らせ
August 21, 2020
2020年8月30日(日)午前10時より「FMウェブもくもく会 Vol.2」を開催します。
カスタムWeb勉強会は前回からFMウェブもくもく会としてリニューアルしました。FMウェブもくもく会は、Claris FileMakerとWebに関してもくもくがやがや一緒に勉強していく会です。2ヶ月に1回のペースで日曜の午前中に開催し、当面はオンラインで開催予定です。
詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://fmweb-mokumokukai.connpass.com/event/186834/
fmcsadmin 1.1.0の動作環境
August 20, 2020
Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadmin 1.1.0の動作環境は、CentOS Linux 7以降、macOS High Sierra 10.13.6以降およびWindows 10です。2020年6月に公開したfmcsadmin 1.1.0では、Appleの公証に対応したmacOS用インストーラーを新たに用意することで、正式にmacOS Catalina 10.15に対応しました。
なお、fmcsadminのバージョン1.1.0では、Claris FileMaker Server 19を利用している場合に、暗号化されているデータベースファイルを開く際に自動的に開かれるようにするための暗号化パスワードを保存する機能(fmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションと同等の機能)に対応しています。
curl 7.72.0が公開
August 19, 2020
curl 7.72.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.72.0では1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
Claris FileMaker Pro 19の変更点:デフォルトのフィールド
August 18, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、デフォルトのフィールドが新規テーブルに追加されないようにするための空ファイルの名称が「DefaultFields.xml」から「FMDefaultFields.xml」に変更されています。
バージョン17以降では、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成する場合またはファイルを作成する場合に、デフォルトのフィールドがテーブルに追加されるようになっています。具体的には、主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されます。
なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「FMDefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。
・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared
[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド(FAMLog)
Cyberduck 7.5が公開
August 17, 2020
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェアであるCyberduck 7.5が2020年8月中旬に公開されています。
CyberduckはFTPSクライアントソフトウェアとしても利用することができますが、Cyberduck 7.5ではFTPSにおいてSNI(Server Name Indication)がサポートされています。また、macOS版ではmacOS Big Surとの互換性が改善されています。
CyberduckのライセンスはGPLであり、macOS版についてはOS X Mountain Lion v10.8以降、Windows版についてはWindows 7以降で動作します。
Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション
August 14, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、サーバーでホストされている共有ファイルを開いている場合でも[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションを変更できるようになっています。
[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションは、指定したバージョンよりも前のバージョンのFileMakerクライアントまたはホストでファイルが開かれることを防止するための機能です。バージョン18以前では、手元にあるローカルファイルを開いている場合にのみ当該オプションを変更することができました。
なお、FileMaker Server 18でファイルがホストされている場合、Claris FileMaker Pro 19を使って[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションを「19.0」に変更することはできません。サーバーのバージョンが考慮されます。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19の新機能:Siri ショートカットのサポート
August 13, 2020
Claris FileMaker Go 19ではSiri ショートカットが正式にサポートされるようになっています。
バージョン19では、カスタムURLスキームを用いなくても、iOSおよびiPadOSにおいてClaris FileMakerのスクリプトを実行するショートカットを作成できるようになっています。登録にはClaris FileMaker Go 19で一度ファイルを開く必要がありますが、ショートカットに登録することでSiriの音声コマンド経由でスクリプトを起動することも可能です。
なお、ショートカットの[XコールバックのURLを開く]アクションを使わずに、ショートカットでClaris FileMakerのスクリプトを実行させる場合には、Claris FileMaker Pro 19で事前にスクリプトをショートカットに登録できるようにし、さらにfmurlscript拡張アクセス権を有効にしておく必要があります。
[関連]ショートカットを使ってClaris FileMaker Go 19でスクリプトを実行する
FileMaker Cloud for AWSの販売終了予定日
August 12, 2020
FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは今後廃止され、AWS MarketplaceにおけるFileMaker Cloud for AWSの販売は2021年1月4日に終了する予定となっています。
以前はFileMaker Cloud for AWS 1.19がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンになる予定であると案内されていましたが、Claris FileMaker 19が発売された際にFileMaker Cloud for AWS 1.19は登場しませんでした。結果として、FileMaker Cloud for AWS 1.18がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンとなっています。
FileMaker Cloud for AWSの販売が終了する2021年1月4日をもってサブスクリプションへのユーザの追加ができなくなる予定です。現在FileMaker Cloud for AWSを使用している場合には、Claris International Inc.が直接販売するクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudへの移行、もしくはオンプレミス向けサーバー製品であるClaris FileMaker Serverへの移行を検討する必要がある状況です。
[関連]FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)
Apache HTTP Server 2.4.46が公開
August 11, 2020
Apache HTTP Server 2.4.46が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に利用されています。Apache HTTP Server 2.4.46では、mod_http2の脆弱性とmod_proxy_uwsgiの脆弱性が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1を併用してApache HTTP ServerでTLS 1.3に対応させる場合には、バージョン2.4.43以降を使用する必要があるとのことです。