FAMLog
PHP 7.2.33、PHP 7.3.21およびPHP 7.4.9が公開
August 07, 2020
PHP 7.2.33、PHP 7.3.21およびPHP 7.4.9が公開されています。
PHP 7.2.33、PHP 7.3.21およびPHP 7.4.9ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHPはバージョン8.0系統の開発も進められており、現在バージョン8.0.0 Beta 1が公開されている状況です。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
(2022/01/11追記:「バージョンPHP 8.0.0 Beta 1」を「バージョン8.0.0 Beta 1」に変更・修正しました。)
fmsadminコマンドでClaris FileMaker Serverの起動復元を有効にする方法
August 06, 2020
FileMaker Server 18で追加された起動復元機能は、Claris FileMaker Server 19においては初期状態では無効になっていますが、fmsadminコマンドを使用して当該機能を有効または無効にすることができます。
データベースサーバーの再起動が必要ですが、fmsadminコマンドを使って起動復元を有効にするにはSETコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin set serverprefs StartupRestorationEnabled=true
なお、Claris FileMaker Admin APIを使用して起動復元機能を有効または無効にすることも可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に
August 05, 2020
Claris FileMaker Server 19では、FileMaker Server 18で追加された起動復元機能が初期状態で無効になっています。
Claris FileMaker Serverの起動復元機能を利用すると、ハードウェアの障害またはソフトウェアの障害の後でファイルの復元に役立てることができる復元ログを作成するようになっています。ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後、ディスクの状態が正常であれば、復元ログを使用してFileMakerファイルを自動的に復元します。
なお、起動復元機能はfmsadminコマンドもしくはClaris FileMaker Admin APIを使用して有効または無効にすることができます。
[関連]Claris FileMaker Server 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、
Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるHigh Efficiency Image File形式のサポート
August 04, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19では、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてHEIF(High Efficiency Image File)形式が新たに追加されています。
Claris FileMaker Pro 19では、HEIF形式の画像をオブジェクトフィールドおよびレイアウトに挿入して、macOS、iOSおよびiPadOSで表示することができます。
なお、オブジェクトフィールドに画像ファイルを挿入するには、ブラウズモードで画像ファイルをオブジェクトフィールドにドラッグするか、もしくはブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後に[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択してファイルを選択します。
[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるダークモードのサポート
August 03, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19ではダークモードに新たに対応しています。
バージョン19では、macOSの[システム環境設定]で選択された外観モードで表示されるようになっています。外観モードがライトまたはダークであることを関数で検出するには、Get(システムの外観)関数を使用します。
Get(システムの外観)関数は、システムの外観モードがダークである場合は「DarkAqua」を返し、ライトである場合は「Aqua」を返します。
[関連]FileMaker Go 18.0.3が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるドラッグ操作でのインストール
July 31, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19ではドラッグ操作でアプリケーションをインストールできるようになっています。
macOS版FileMaker Pro 18 Advancedのディスクイメージファイル(.dmgファイル)にはインストールプログラムが含まれていて、FileMaker Pro 18 Advancedをインストールするにはインストールプログラムを使用する必要がありました。バージョン19では、インストール方法がこれまでのバージョンと異なり、アプリケーションをアプリケーションフォルダにドラッグすることでClaris FileMaker Proがインストールされます。
なお、Claris FileMaker Pro 19では、ライセンス情報を入力する際、パッケージ版を購入した場合にはライセンスキーを入力し、パッケージ版以外の場合にはライセンス証明書をインストールします。
Claris FileMaker Pro 19の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップ
July 30, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--cert-type、-E、--cert、--key-type、--key、--pass、-Vおよび--versionオプションが新たに追加されています。
バージョン19では、クライアント証明書ファイルを指定する-Eもしくは--certオプション、クライアント証明書のタイプを指定する--cert-typeオプション、プライベートキーファイルを指定する--keyオプション、プライベートキーファイルのタイプを指定する--key-typeオプション、およびプライベートキーのパスフレーズを指定する--passオプションを利用できるようになっています。これにより、[URL から挿入]スクリプトステップでクライアント証明書を利用して接続する必要があるHTTPリクエストを送信できるようになっています。
さらに、Claris FileMaker 19では[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vおよび--versionオプションがサポートされるようになっていて、使用されているlibcurlのバージョンに関する情報を表示できるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップ(FAMLog)、FileMaker Pro 19 - [URL から挿入] スクリプトステップの新しい cURL オプション(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19の改善点:Claris FileMaker Admin APIによる暗号化パスワードの保存
July 29, 2020
Claris FileMaker Server 19では、Claris FileMaker Admin APIでデータベースが暗号化されている場合に入力する暗号化パスワードを保存できるようになっています。
Claris FileMaker Admin APIは、Claris FileMaker CloudやClaris FileMaker Server上での管理タスクをWebサービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であり、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18で正式版として利用できるようになっていました。
Claris FileMaker 19では、Claris FileMaker Admin APIにおいてもfmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションに相当する機能を利用できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)、FileMaker Server 13の新機能:fmsadmin OPENコマンドの--savekeyオプション(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19の新機能:Claris FileMaker WebDirectでカードウインドウスタイルをサポート
July 28, 2020
Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectではカードウインドウスタイルが新たにサポートされるようになっています。
これに伴い、Claris FileMaker WebDirectにおいて、Get(ウインドウスタイル)関数でウインドウスタイルがカードであるかどうかを判定できるようになり、Get(ウインドウ左位置)およびGet (ウインドウ上位置)関数がカードウインドウである場合のみ機能するように挙動が変更されています。
なお、カードウインドウスタイルはFileMaker Pro 16で追加された機能です。
[関連]FileMaker Pro 16の新機能:カード(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加されたスクリプトステップ一覧
July 27, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・NFC 読み取りの構成
・機械学習モデルを構成
・Web ビューアで JavaScript を実行
・FileMaker Data API を実行
・名前を付けてアドオンパッケージとして保存
[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはNFCに対応しているiPhoneとiPadでのみサポートされ、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされます。
なお、[FileMaker Data API を実行]スクリプトステップでリクエストのactionキーに指定できる値は、現在のところ「read」と「metaData」のみとなっています。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 19 の新規および変更されたスクリプトステップ(Claris ナレッジベース)、[FileMaker Data API を実行] スクリプトステップ(Claris ナレッジベース)
(2020/10/08追記:[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップを一覧に追加しました。)