FAMLog
OS X LionでFileMaker Server Admin Consoleの言語を変更する
July 10, 2012
FileMaker Server 11.0v4もしくはFileMaker Server 12.0v1をOS X LionおよびOS X Lion Serverで動作させている場合に、FileMaker Server Admin Consoleの言語を変更するには、ターミナルで次のように入力します。
sudo defaults write /Library/Preferences/.GlobalPreferences AppleLanguages "(English)"
(実際には1行で入力します)
管理サーバー(Admin Consoleサーバー)を再起動すると、上記の例ではAdmin ConsoleおよびAdmin Consoleの開始ページで使用される言語が英語に変更されます。管理サーバーを再起動するにはfmsadminコマンドを使用します。
[実行例]
$ fmsadmin restart -y adminserver
また、Admin Consoleの言語を日本語に変更するには、ターミナルで次のように入力した後、管理サーバーを再起動します。
sudo defaults write /Library/Preferences/.GlobalPreferences AppleLanguages "(Japanese)"
(実際には1行で入力します)
FileMaker Server 12ではPHP Site Assistantは利用不可
June 05, 2012
FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedではPHP Site Assistantがサポートされなくなっています。
これに伴い、FileMaker Pro 12 Advancedの[ツール]メニューから[PHP Assistant の起動]メニュー項目が削除されています。
なお、PHP Site Assistantは廃止されましたが、FileMaker API for PHPおよびXML APIはバージョン12でも引き続き利用可能です。
[関連]FileMaker Server 12ではXSLTによるカスタムWeb公開機能は利用不可(FAMLog)
Mac OS Xで64ビットカーネルを使用しているか確認する
December 22, 2011
Macで64ビットカーネルを使って起動しているか確認する方法の1つにsysctlコマンドを使用する方法があります。
Mac OS Xにおいてコマンドラインインターフェースで64ビットカーネルを使っているかどうかを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ sysctl -n hw.machine
x86_64
「x86_64」と出力されていれば64ビットカーネルで、「i386」と出力されていれば32ビットカーネルで起動していることが分かります。なお、64ビットカーネルで起動しているかどうかについての情報は「システムプロファイラ」アプリケーションを使用して確認することも可能です。
OS X Lion Serverを無効にする方法
December 20, 2011
OS X Lion Serverでは、サーバアプリケーション(Server.app)の「設定」セクションにある「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」オプションを無効にすることでOS X Lion Serverの機能を無効にできます。
OS X Lion Serverで使用するサーバアプリケーション(Server.app)は、OS X Lionに一連のサービスを追加できるアプリケーションです。インストールしたLion Serverを使う必要がなくなった場合は、上記オプションを無効にします。Server.appを削除しても構いませんが、必須ではありません。
なお、上記オプション設定を変更すると、再起動する必要がある旨のメッセージが表示されます。
[関連]OS X Lion Serverでシステムリソースの割り当てを調整する(FAMLog)
OS X Lionは新バージョンのFileVaultを搭載
December 15, 2011
OS X Lionは新バージョンのFileVault 2を搭載しており、FileVault 2 を利用することでディスク全体でXTS-AES 128ビットデータ暗号化により全ドライブの内容を暗号化できます。
FileVault 2は、システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」パネルで管理されます。「セキュリティとプライバシー」パネルの「FileVault」タブをクリックして、FileVaultを有効もしくは無効にできます。Mac OS X Snow LeopardでFileVaultを使用していて、OS X Lionをインストールした場合、旧バージョンのFileVaultを使い続けることも可能です。
なお、FileVault 2にはOS X Lionと起動ドライブにインストールされた復元用HDが必要となります。
[関連]OS X Lion:FileVault 2 について(アップル)
一定期間使用後にWindows版FileMaker Pro 10が起動できなくなる問題の対処法
November 24, 2011
Windows環境でFileMaker Pro 10の起動と終了を繰り返すと、起動できなくなる場合がある問題を解決するバッチファイルが今月中旬頃からFileMaker ナレッジベースで配布されています。
Windows版のFileMaker Pro 10では、アプリケーションを起動するたびにツールバーに関するレジストリエントリが2つづつ作成され、起動と終了を約1000回繰り返すと、アプリケーションを起動できなくなることがあります。
上記問題の回避方法は、FileMaker Pro 10およびFileMaker Pro 10 Advancedを再インストールするか、今回公開されたバッチファイルを実行することになります。なお、この問題はFileMaker Pro 11では発生しないとのことです。
第74回「FileMaker Fun Night!」発表資料
September 12, 2011
2011年9月10日に行われた、セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」(第74回)で発表した資料を下記よりダウンロードできます。
・ダウンロード:「FileMaker Server管理者のためのOS X Lion Server入門 ーインストール編ー」(PDF形式/ファイルサイズ:約2.3MB)
「FMSLionBasic_Install.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
ae8be8c41246ed009febbb327193afd406621afb
当日のデモでは、OS X Lion上でServer.appを起動してOS X Lion Serverをインストールする際の注意点などを紹介しました。
■関連リンク
・OS X Lion Server(アップル)
・Appleソフトウェアボリュームライセンス(アップル)
・FileMaker ナレッジベース(ファイルメーカー)
・FileMaker製品のアップデータ(ファイルメーカー)
OS X Lion Serverでシステムリソースの割り当てを調整する
September 09, 2011
OS X Lion Serverでは、Server.appの「設定」セクションにある「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」というオプションを有効にすると、システムでサーバーのパフォーマンスが向上するよう調整されます。
上記オプションを有効にすると、ネットワーク、ファイル共有、Spotlight、その他いくつかのサービスが優先されて実行されるようになり、サーバーとしての動作のパフォーマンスが向上します。
コマンドラインでシステムリソースをサーバーのサービスに専属的に割り当てるように調整するには、Terminalで次のように入力します。
$ sudo defaults write /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot "Kernel Flags" " serverperfmode=1"
(実際には1行で入力します)
なお、上記オプション設定の変更を有効にするには、再起動する必要があります。
[関連]Lion Server:「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」設定に関する追加情報(アップル)
2011年7月発売のMacBook AirとMac miniはインターネット復元機能を搭載
September 06, 2011
2011年7月に発売された新しいMacBook AirとMac miniは、インターネット復元機能を搭載しています。
OS X LionにはLionを復元する機能が備わっており、Macを起動しながらcommandキーとRキーを同時に押し続けると、復元用のボリュームに内蔵されているLionの復元機能が動き出し、各種ユーティリティを利用できます。
復元用のボリュームを利用できない場合や、起動時にcommandキーとoptionキー、およびRキーを同時に押し続けた場合には、インターネット経由でAppleのサーバーからLionの復元機能を直接ダウンロードして起動します。
なお、インターネット復元機能は、今後登場するすべてのMacに標準で搭載される予定となっています。
[関連]Lionのインターネット復元をサーバ版で試す(msyk's blog)
OS X LionではRosetta非搭載
August 11, 2011
Mac OS X Snow Leopardではオプションでインストール可能であったRosettaは、Mac OS X Lionには搭載されなくなっています。
これにより、OS X LionではPowerPC専用アプリケーションを起動できなくなりました。すなわち、FileMaker Proの場合は、バージョン8.5でユニバーサルアプリケーションとしてIntel搭載Macにネイティブ対応した経緯があることから、バージョン8以前はアプリケーションの起動自体ができないということを意味します。
その他に、バージョン11およびそれ以前において、Excel 97-2003形式 (.xls) のエクスポート機能はOS X Lionではサポートされないことがすでに判明しています。この機能が必要な場合には、OS X Lionにはアップグレードしないように気をつけましょう。
FileMaker Pro 8.5ではインストーラーがユニバーサルアプリケーションでなかったり、バージョン9以前ではRosettaがないためにserver.pemが正常に生成されない問題などがあり、バージョン9以前のFileMaker ProはOS X Lionとの互換性がないバージョンと位置づけられているので要注意です。
[関連]Mac OS X 10.7 Lion と FileMaker 10 および以前のバージョンと Bento 4.0.3 および以前のバージョンの互換性(FileMaker ナレッジベース)