FAMLog
FileMaker Pro 13の新機能:再設計された新規レイアウト/レポートアシスタント
June 17, 2014
FileMaker Pro 13では、新規レイアウト/レポートアシスタントが再設計され、使用されるデバイスや用途に最適化されたレイアウトとレポートを作成できるようになっています。
新規レイアウト/レポートアシスタントを表示するにはいくつか方法があります。その方法の1つとして、レイアウトモードで[レイアウト]メニューの[新規レイアウト/レポート...]を選択すると、新規レイアウト/レポートアシスタントが表示されます。
なお、新規レイアウト/レポートアシスタントの最初のパネルでレイアウトタイプを選択しないまま [完了] をクリックすると、フォーム形式で空白レイアウトが作成されるようになっています。
FileMaker Pro 13では.xls形式でのレコードのエクスポートと保存機能は非サポート
June 13, 2014
FileMaker Pro 13では、Excel 95-2004 ワークブック(.xls)形式でのレコードのエクスポートと保存機能がサポートされなくなりました。
今後Excel形式のファイルとしてエクスポートもしくは保存する際には、ファイルの拡張子が「.xlsx」である、Microsoft Excel 2007以降用のファイル形式を利用する必要があります。
なお、レコードのインポート機能については、拡張子が「.xls」であるExcel(Excel 95-2004)のファイル形式は引き続きサポートされています。
[関連]OS X LionでサポートされないFileMaker Pro 11の機能(FAMLog)
FileMaker Pro 13の新機能:強化されたスタイルとテーマの管理オプション
June 10, 2014
FileMaker Pro 13では、レイアウトオブジェクトやパート、背景に書式を適用して、ソリューション全体に一貫性のある外観を構築できるようになっています。
バージョン13では、インスペクタに[スタイル]タブが追加されており、独自のカスタムスタイルを定義したり、既存のスタイルをカスタマイズすることができます。スタイルとは、フォント、色、線のスタイル、テキストのサイズや配置など、レイアウトの外観を決める属性の集合です。カスタムスタイルを定義し、テーマに保存して書式への変更を自動的に適用したり、他のファイルからテーマをインポートすることもできます。スタイルに一度変更を加えると、そのスタイルが使われているすべての場所で変更が適用されます。
なお、定義したカスタムスタイルを利用するにはバージョン13が必要になるため、同じデータベースをバージョン12とバージョン13で併用する必要が出てくる場合には要注意です。
Java for OS X 2014-001が公開
June 09, 2014
「Java for OS X 2014-001」が2014年5月下旬に公開されています。
Java for OS X 2014-001ではインストール処理の改善が行われていますが、インストールされるJava 6はJava for OS X 2013-005に含まれるものと同じバージョンのままです。Oracle社によるJava SE 6の公式アップデートもすでに終了しており、OS X用のJava SE 6もバージョンが更新されていない状況となっています。
なお、OS X版のFileMaker Server 10やFileMaker Server 11、FileMaker Server 12.0v3およびそれ以前を使用している場合は、サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない場合があります。Tomcatを実行しているサーバーにJava for OS X 2013-004以降もしくはJava for Mac OS X 10.6 Update 16以降を適用する場合、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整するパッチを実行するか、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整する必要があるので要注意です。
[関連]APPLE-SA-2013-10-15-1 Java for OS X 2013-005 and Mac OS X v10.6 Update 17(FAMLog)、Java SE 7 Update 55およびJDK 7 Update 55が公開(FAMLog)
FileMaker Server 13.0v2のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー
June 06, 2014
FileMaker Server 13.0v2では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。
バージョン13.0v2では、Internet Explorer 9がサポート対象外となり、新たにInternet Explorer 11がサポートされるようになっています。FileMaker Server 13.0v2のFileMaker WebDirectにおいて、公開されているデータベースにアクセスできるWebブラウザーは以下のものがサポートされています。
・Windowsの場合:Internet Explorer 10、Internet Explorer 11、Chrome 27
・OS Xの場合:Safari 6.1、Safari 7、Chrome 27
これらのバージョンは最低条件であり、FileMaker, Inc.によって認定された最新バージョンでも機能する場合があります。なお、現行のFileMaker WebDirectはモバイルデバイスでの使用向けには設計されていません。
[関連]FileMaker Server 13のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)
Apache Tomcat 7.0.54とApache Tomcat 6.0.41が公開
June 04, 2014
Apache Tomcat 7.0.54とApache Tomcat 6.0.41が2014年5月下旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.54では情報漏洩を招く脆弱性が修正されていますが、Apache Tomcat 6.0.41と2014年3月に公開されていたApache Tomcat 7.0.53に複数のセキュリティ修正が含まれていたことも2014年5月27日に公表されています。
なお、FileMaker Server 13のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedではTomcat 6.0系列が使用されています。
PHP 5.4.29とPHP 5.5.13が公開
June 02, 2014
「PHP 5.4.29」と「PHP 5.5.13」が公開されています。
PHP 5.4.29とPHP 5.5.13では不具合の修正が行われている他、Fileinfo拡張モジュールにおけるセキュリティ脆弱性(CVE-2014-0237、CVE-2014-0238)が修正されています。
なお、PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0beta3」が公開されている状況です。
APPLE-SA-2014-05-20-1 OS X Server 3.1.2
May 26, 2014
Appleが、Mac App StoreにおいてOS X Mavericksにサーバー機能を追加する「OS X Server v3.1.2 Update」の配布を開始しています。
バージョン3.1.2では、1点のセキュリティ脆弱性が修正されていて、RubyのFloatオブジェクトに存在するバッファオーバーフローの問題により任意のコードを実行される恐れがあった脆弱性が修正されています。なお、OS X Server v3.1.2の利用にはOS X Mavericks v10.9.3が必要です。
OS X Server 3は、Mac App Storeで購入してOS X Mavericksに追加できます。価格は2,000円で、OS X Server v3.0以降からのアップデートは無料です。
Ruby 2.1.2、Ruby 2.0.0-p481およびRuby 1.9.3-p547が公開
May 23, 2014
「Ruby 2.1.2」と「Ruby 2.0.0-p481」が2014年5月上旬に公開され、「Ruby 1.9.3-p547」が2014年5月中旬に公開されています。
Ruby 2.1.2、Ruby 2.0.0-p481およびRuby 1.9.3-p547には、多数のバグ修正が含まれており、古いOpenSSLを使用する環境(例えばUbuntu 10.04 LTSなど)において発生していた問題が修正されています。また、バージョン2.1.2では、Ruby 2.1.1に含まれていたHash#rejectの不具合が修正されています。
なお、2015年2月24日に保守が終了する予定であるRuby 1.9.3は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として何らかのセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態です。