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FileMaker Server 12の新機能:プログレッシブバックアップ

January 07, 2013

FileMaker Server 12では、「プログレッシブバックアップ」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。

プログレッシブバックアップでは、最初にデータベースのフルバックアップが行われます。初回のフルバックアップが完了した後は、前回のバックアップ時以降に変更されたデータのみ内部的に新たに保存するようになっているため、従来から実装されているスケジュールバックアップに比べて短時間でバックアップ処理を実行できます。

現在のところ内部的に保存されている増分バックアップファイルを利用してデータベースを復元するツールは用意されておらず、プログレッシブバックアップが実行されるたびにデータベースファイルのフルコピーが都度生成され、2世代分のファイルのみ保存される仕様となっています。

上記のような仕様であることから、スケジュールバックアップの代替となるものではないため、スケジュールバックアップとプログレッシブバックアップは両方使用することが推奨されます。また、復元時には必ずファイルをコピーするようにして、プログレッシブバックアップフォルダに保存されているバックアップデータはそのままにしておくことが重要です。

(2022/05/27追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

Ruby on Rails 3.2.10、Ruby on Rails 3.1.9およびRuby on Rails 3.0.18が公開

January 04, 2013

Ruby on Rails 3.2.10、Ruby on Rails 3.1.9およびRuby on Rails 3.0.18が公開されています。

Ruby on RailsはRubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。Rails 3.2.10、Rails 3.1.9およびRails 3.0.18では、セキュリティ上の問題点が修正されており、Active RecordのSQLインジェクション脆弱性が修正されています。

今回バージョン2.3系統向けのパッチも提供されていますが、Railsは現在バージョン3.1系統と3.2系統が保守対象のバージョンであり、バージョン3.1系統以降へのバージョンアップが推奨されている状況となっています。

[関連]Rails SQL injection vulnerability: hold your horses, here are the facts(Phusion Corporate Blog)

Tag: Ruby

FileMaker Pro 12の改善点:スクリプトステップの互換性表示

December 27, 2012

FileMaker Pro 12では、[スクリプトの編集]ウインドウにある[互換性を表示]リストの内容に変更が加えられています。

[互換性を表示]リストの項目は、バージョン11では[クライアント]、[サーバー]および[Web 公開]の3種類でしたが、バージョン12では下記の5種類となっています。

・デスクトップ(FileMaker Pro)
・サーバー(FileMaker Server スクリプトスケジュール)
・iOS(FileMaker Go)
・カスタム Web 公開
・インスタント Web 公開

なお、バージョン12のヘルプでは、上記以外に各スクリプトステップがランタイムソリューションでサポートされているかどうかも確認できるようになっています。

[関連]FileMaker Serverと互換性のあるスクリプトステップを確認する方法(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 12 Advancedの改善点:スクリプトデバッガ

December 25, 2012

FileMaker Pro 12 Advancedでは、スクリプトの内容を1ステップずつ確認できるデバッグツールであるスクリプトデバッガの機能が強化されています。

バージョン12では、スクリプトデバッガで作業するときにスクリプトトリガを一時的に無効または有効にすることができるようになっています。

なお、スクリプトデバッガはFileMaker Pro Advancedのみで利用できる機能であり、通常版のFileMaker Proでは使用できません。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 12の新機能:Bento データソースからのインポートの強化

December 19, 2012

Mac版のFileMaker Pro 12では、Bento データソースからのインポート機能が強化されています。

バージョン12では、Bento データソースからのインポート時に、Bento 4 for Macで追加された場所フィールドを新たに認識できるようになっています。Bentoの場所フィールドには位置情報を格納することができ、場所フィールドに保存されている緯度および経度のデータをFileMakerデータベースにインポートできます。

なお、Bentoのデータをインポートするには、[ファイル]メニューの[レコードのインポート]>[Bento データソース...]を選択します。

[関連]FileMaker, Inc.がBento 4 for MacとiOS用Bento 1.1を発表(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 12の新機能:[ファイルを挿入]スクリプトステップの機能強化

December 17, 2012

FileMaker Pro 12では、[ファイルを挿入]スクリプトステップの機能が強化され、オブジェクトフィールドに挿入するファイルを選択するときに表示される[ファイルを挿入]ダイアログで詳細オプションを指定できるようになっています。

具体的には、カスタムダイアログのタイトル、ファイルタイプのフィルタ、格納オプション、イメージ/ビデオ/オーディオファイルの表示方法、およびファイルの圧縮方法を指定することが可能です。

また、スクリプトを使用せずにファイルを挿入する処理を実行する際に、ファイル選択時に圧縮をするかどうかを選択できるようにもなっています。

[関連][ファイルを挿入]スクリプトステップのダイアログオプション(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator 3.0が公開

December 14, 2012

新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.0」を公開しています。

バージョン3.0では、読み出し専用のキャッシュ機能が実装され、メディアファイルの認証が機能していないケースがあった不具合が修正されています。

Ver.2.0のリリースから8ヶ月経過し、バリデーション、定義ファイルのチェック機能、サーバー側の拡張処理に関する改良、SQLiteおよびPostgreSQL対応、認証用のメディアプロキシーなどが追加されてきましたが、今後も引き続きVer.3系列でアップデートが継続される予定となっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 12の新機能:FileMaker グラフの機能強化

December 13, 2012

FileMaker Pro 12では、「FileMaker グラフ」と呼ばれるグラフ作成機能が強化され、積み重ね縦棒グラフ、積み重ね横棒グラフ、正負縦棒グラフ、散布図、およびバブルグラフの5種類のグラフが新たに追加されました。

グラフは、新しいグラフインスペクタを使用して変更することができ、グラフに変更を加えるとすぐにその結果が表示されます。完成したグラフは、印刷したり、新規レイアウトとして保存することもできます。

表形式のレイアウトでグラフを作成し始めることも可能で、よりすばやく簡単にグラフを作成できるようになっています。

[関連]FileMaker Pro 11の新機能:FileMaker グラフ(FAMLog)

Tag: FileMaker

OS X Server v2.2 Updateの配布を開始

December 11, 2012

Appleが、Mac App StoreにおいてOS X Mountain Lionにサーバー機能を追加する「OS X Server v2.2 Update」の配布を開始しています。

バージョン2.2では、キャッシュサーバーによってAppleのMac App Storeから配布されるソフトウェアのダウンロード速度が向上し、Wiki ServerがMacBook Pro Retinaディスプレイモデルをサポートするようになっています。

OS X Serverは、Mac App Storeで購入してOS X Mountain Lionに追加できます。価格は1,700円で、OS X Server v2.0もしくはv2.1からのアップデートは無料です。

Tag: Mac

PHP 5.3.19とPHP 5.4.9が公開

November 30, 2012

PHP 5.3.19」と「PHP 5.4.9」が公開されています。

PHP 5.3.19とPHP 5.4.9では不具合およびセキュリティ脆弱性の修正が行われており、mbstring.encoding_translationを有効にしていた場合にhashdos脆弱性の対策が無効になってしまっていた点が修正されています。

なお、PHPはバージョン5.5系統の開発も進められており、現在PHP 5.5.0 Alpha1が公開されている状況です。

[関連]セキュリティ情報:PHP5.4.8、PHP5.3.18以前にhashdos脆弱性(徳丸浩の日記)

Tag: Apache

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