FAMLog
Troi URL Plug-in 1.8.1 for FileMaker Pro 8
October 18, 2005
FileMakerでHTTPによる通信を可能にするプラグイン「Troi URL Plug-in 1.8.1」がリリースされています。
Troi URL Plug-inを使用すると、Webサーバーから取得したデータをFileMakerのデータベースに格納したり、FileMakerからWebのフォームにリクエストを直接送信することが可能になります。GETメソッドだけでなくPOSTメソッドにも対応しており、HTTPSによる通信やCookieにも対応させることができます。
バージョン1.8.1では、新たにFileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedに対応し、GIF形式およびJPEG形式の画像をオブジェクトフィールドに入れられるようになっています。
Troi URL Plug-in 1.8.1は、FileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedに対応していて、Mac OS X v10.3.9以降とWindows 2000、およびWindows XPで動作します。シングルユーザーライセンス価格は59USドルです。
FileMaker xDBC アップデート 7.0.5.317
July 13, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker xDBC アップデート 7.0.5.317」を配布しています。
このFileMaker xDBC アップデートには、最新のxDBCプラグイン、ODBCクライアントドライバ、およびJDBCクライアントドライバが含まれています。これらのプラグインやドライバは、FileMaker Server 7v3 Advanced、FileMaker Pro 7v3、FileMaker Developer 7v3向けのもので、FileMakerデータベースをMac OS X上でODBC/JDBCのデータソースとしても利用できるようになります。また、ダブルバイト文字(特に日本語)やオブジェクトフィールドもサポートされるようになっています。
あわせてODBC/JDBCのマニュアルが更新され、最新マニュアルの PDFファイルもダウンロードできるようになっています。
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
APPLE-SA-2005-05-31 QuickTime 7.0.1
June 02, 2005
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.0.1」がリリースされています。
悪意を持って作られたQuartz Composerオブジェクトを含むQuickTimeムービーによってデータが漏洩するQuickTime 7.0の問題(CAN-2005-1334)が、バージョン7.0.1で修正されています。
QuickTime 7は現在Mac版だけ配布されていることもあり、上記の問題はWindows用QuickTimeでは発生しません。
URLに非ASCII文字列を含める場合の留意点
February 02, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、XMLデータおよびオブジェクトにアクセスするためのURLは、非ASCII文字列についてはURLエンコードされたUTF-8形式の文字列を利用する必要があります。
例えば、「data」フィールドの値を「XMLデータ」に設定する場合には、下記のようなURLを使用します。
(例)http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=dbname
バージョン7でサポートされなくなったリクエスト名
January 14, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、「-dbopen」、「-dbclose」および「-img」がリクエスト名としてサポートされなくなりました。
-dbopenおよび-dbcloseは、リモート管理機能が有効で、「Web」フォルダにあるデータベースを開くあるいは閉じるために使用されていました。
-imgは、指定されたイメージを取得するために使用されていましたが、バージョン7では代わりにオブジェクトを取得するURL構文を使用します。
FileMaker XMLドキュメントにおけるオブジェクトフィールド
December 28, 2004
Web公開コアが生成するXMLドキュメントにおいて、オブジェクトフィールドの<data>エレメントには、オブジェクトを参照するパス情報が含まれています。
オブジェクトフィールドに実際のオブジェクトではなくファイル参照情報が保存されている場合、例えば、ファイル参照として追加するときに「logo.jpg」という名称のファイルがFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダの中にある「images」フォルダにある場合、このオブジェクトフィールドの<data>エレメントは下記のようになります。
<data>/images/logo.jpg</data>
オブジェクトフィールドで実際のオブジェクトがデータベース内に保存されている場合、オブジェクトフィールドの<data>エレメントは、下記のような構文となります。
<data>/fmi/xml/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列></data>
もしくは
<data>/fmi/xsl/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列></data>
オブジェクトフィールドが空の場合は、オブジェクトフィールドの<data>エレメントも空になります。
参照情報のみ保存されているオブジェクトデータの公開
December 27, 2004
オブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照情報が保存されている場合、FileMaker Server Web公開エンジンを使用してオブジェクトフィールドのオブジェクトを公開するには、下記の操作を行います。
・オブジェクトフィールドにファイル参照として保存するファイルをFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダに配置します。
・FileMaker Proで、オブジェクトフィールドにオブジェクトを挿入して、「ファイルの参照データのみ保存」オプションを選択します。
・「Web」フォルダ内にある参照されているファイルを、Webサーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスの場所にコピーします。
Mac版(Apache)の場合は「/Library/WebServer/Documents」以下に、Windows版(IIS)の場合は「<ルートドライブ>\Inetpub\wwwroot」以下にファイルをコピーします。
(2006/03/14追記:インスタントWeb公開の場合には、上記方法は画像ファイルのみに限定されるようです。)
オブジェクトフィールドのデータを使用する際の留意点
December 24, 2004
FileMaker Server Web公開エンジンを使用してWebでデータベースを公開する場合、Webユーザーがオブジェクトフィールド内に保存されているデータを利用する際に下記のような留意点があります。
・GIFまたはJPEG以外の形式の画像がデータベースに格納されている場合は、Webブラウザーからその画像データが要求されたときに、Web公開エンジンによって一時的なJPEGイメージが作成・表示されます。
・Webユーザーがオブジェクトフィールドの内容を変更または追加することはできません。
・オブジェクトフィールドのサウンドを再生したり、OLEオブジェクトを表示することはできません。
データベース内のオブジェクトデータを取得するURL構文
December 20, 2004
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、オブジェクトフィールドで実際のオブジェクトがデータベース内に保存されている場合、オブジェクトデータにアクセスするためのURL構文は次のようになります。
(XMLを使用したカスタムWeb公開の場合)
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xml/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列>
(例)http://www.example.com/fmi/xml/cnt/data.jpg?-db=
(XSLTを使用したカスタムWeb公開の場合)
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xsl/cnt/data.<拡張子>?<クエリー文字列>
(例)http://www.example.com/fmi/xsl/cnt/data.jpg?-db=
<拡張子>には、「jpg」や「mov」など、オブジェクトのタイプを識別するファイル拡張子を指定します。
FX.php 3.0
September 06, 2004
iViking.orgがFX.php 3.0をリリースしています。
FX.phpは、PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのオープンソースのライブラリクラスです。FileMaker Pro WebコンパニオンもしくはFileMaker Server 7 AdvancedがHTTP経由で出力するXMLを解析・処理します。
FX.php 3.0では新たにFileMaker Server 7 Advancedに対応してます。また、オブジェクト指向の柔軟なエラー処理が可能となり、オブジェクトフィールドの取り扱いを改善するなどの機能追加・改善点が含まれています。
(2007/01/02追記:「Web コンパニオン」を「Webコンパニオン」に修正しました。)