FAMLog
JRuby 1.5.0が公開
May 14, 2010
Javaで開発されたRuby処理系である「JRuby 1.5.0」が公開されています。
JRuby 1.5.0は、Ruby 1.8.7-p249と互換性があり、ruby-debugを標準で同梱するようになっています。その他にもさまざまな改善や機能追加、互換性の向上が実現されており、Windows環境への対応も改善されています。
JRubyはトリプルライセンス(CPL/GPL/LGPL)のもとで公開されているオープンソースソフトウェアであり、JavaとRubyがお互いのクラスやライブラリ等にアクセスすることを可能にします。
Get(ウインドウモード)関数
May 13, 2010
FileMaker Proの「Get(ウインドウモード)関数」は、関数が評価されたときのウインドウモードを示す数値を返します。
この関数の戻り値は次の通りで、現在のデータベースファイルで複数のウインドウが開いている場合、一番手前のウインドウの結果のみが返されます。
・0:ブラウズモード
・1:検索モード
・2:プレビューモード
・3:印刷中
・4:レイアウトモード
なお、FileMaker Pro Advancedのデータビューアから関数を評価して、現在のウインドウがレイアウトモードになっている場合には「4」を返します。
FileMaker Pro 11の新機能:インスペクタ
May 12, 2010
FileMaker Pro 11では、レイアウトオブジェクトの設定を一箇所で変更できるインスペクタが新たに利用できるようになっています。
インスペクタは、レイアウトモードにおいて[表示]メニューの[インスペクタ]を選択することで表示されます。レイアウトオブジェクトの編集作業が以前より効率化され、レイアウトモードで行う大半の編集作業をインスペクタ上で行うことができます。
なお、インスペクタをすでに表示させている状態で[表示]メニューの[新規インスペクタ]を選択すると、複数のインスペクタウインドウを開くことができます。
FileMaker Pro 11の新機能:スクリプト内の検索条件における変数の使用
May 06, 2010
FileMaker Pro 11では、スクリプト内の検索条件にローカル変数およびグローバル変数を利用できるようになっています。
例えば、[検索モードに切り替え]、[フィールド設定]および[検索実行]スクリプトステップを用いた方法の検索において、[フィールド設定]スクリプトステップで変数を使って検索条件を指定できます。
[検索条件を編集]ダイアログボックス内でも変数を指定できるようになっているので、バージョン11からは[検索実行]スクリプトステップのみで変数を用いた検索を行うことも可能です。
関連するスクリプトステップはWeb互換なので、FileMaker Server 11のWeb公開機能にも恩恵のある新機能です。
FileMaker Server 11の新機能:バックアップファイルのクローン
April 30, 2010
FileMaker Server 11では、新たにバックアップファイルのクローンを作成して、データを除外した形式でデータベースファイルの構造のみを別途保存できるようになっています。
スケジュールアシスタントで[バックアップファイルのクローン]を有効にすると、バックアップファイルのテーブル、レイアウト、スクリプト、ページ設定オプション、およびフィールド定義をデータなしで保存できます。
fmsadminコマンドのBACKUPコマンドのオプションも拡充されており、BACKUPコマンドで-nもしくは--cloneオプションを使用すると、バックアップとオプションの検証が完了した後で、各バックアップファイルのクローンを作成します。
[使用例]
$ fmsadmin backup --clone
FileMaker Web News:第49回 2010年春号
April 26, 2010
「FileMaker Web News」第49回目をお届けします。
■FileMaker 11 製品ラインが発売
「FileMaker Pro 11」「FileMaker Pro 11 Advanced」「FileMaker Server 11」および「FileMaker Server 11 Advanced」が2010年4月7日に国内で発売されました。FileMaker 11 製品ラインが販売開始されたことを受けて、ファイルメーカー社のWebサイトから、30日間試用できるFileMaker Server 11 Advancedの評価版をダウンロードできるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 11が発売(FAMLog)
■PHP 5.2.13とPHP 5.3.2が公開
PHP 5.2.13が2010年2月に、PHP 5.3.2が2010年3月に公開されました。PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.2ですが、互換性を重視する場合および現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.13を使用するとよいでしょう。
[関連]PHP 5.2.13が公開(FAMLog)
FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin RESTARTコマンド
April 22, 2010
FileMaker Server 11では、FileMaker Server Admin Consoleが応答しない場合に、コマンドラインインターフェースで管理サーバーのプロセスを再起動できるようになっています。
fmsadminコマンドを使って管理サーバーを再起動するには、RESTARTコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin restart adminserver
なお、バージョン11では、RESTARTコマンドだけでなくAUTORESTARTコマンドも新たに追加されています。
(2010/09/16追記:FileMaker Server 11.0v2において「fmsadmin restart server」コマンドでデータベースサーバーが再起動しない問題が修正されています。)
OpenSSH 5.5が公開
April 19, 2010
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.5」が公開されています。
OpenSSH 5.5では、OpenSSH 5.4で不具合が発生していた、sshd_configのAuthorizedKeysFileディレクティブを$HOMEからの相対パスで指定した際の問題が修正されています。また、ChrootDirectoryディレクティブがSELinuxプラットフォームで動作するようになっています。
なお、OpenSSH 5.5にはセキュリティに関連する修正は特に含まれていないとのことです。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.5/5.5p1
第56回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
April 16, 2010
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2010年2月20日に行われた第56回のイベントレポートが追加されており、スクリプトトリガを利用した検索や条件付き書式などに関する情報が紹介されています。
次回は、「FileMaker 11のすべて~最新版新機能を一挙解説~」というテーマで2010年4月17日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker Server 11でサポートされているクライアント
April 14, 2010
FileMaker Server 11およびFileMaker Server 11 Advancedでサポートされているクライアントには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro 9、10および11
・FileMaker Server Web公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker ODBC/JDBCクライアントドライバを使用するプログラム(FileMaker Server Advancedのライセンスが必要)
バージョン8.5およびそれ以前のバージョンのFileMaker Proは、サポート対象外として扱われるようになっています。
なお、ODBC/JDBCデータソースとしてFileMakerデータベースを共有する場合には、旧バージョンのドライバとFileMaker 11との間に互換性がありません。バージョン11用のFileMaker ODBC/JDBCクライアントドライバをインストールする必要があるので注意が必要です。