FAMLog
Claris FileMaker Pro 20.3.2、Claris FileMaker Server 20.3.2およびClaris FileMaker Server 19.6.4の提供が開始
February 26, 2024
Claris FileMaker Pro 2023 バージョン20.3.2、Claris FileMaker Server 2023 バージョン20.3.2およびClaris FileMaker Server 19.6.4の提供が開始されています。
FileMaker Pro 20.3.2、FileMaker Server 20.3.2およびFileMaker Server 19.6.4には重要なセキュリティ修正が含まれているとのことです。さらに、FileMaker Pro 20.3.2では、macOS Sonomaでモードの変更またはファイルを再度開くとカスタムツールバーがデフォルトにリセットされる問題と、FileMakerまたはODBC外部データソースが追加されているファイルでリレーションシップグラフにClaris Studio データソースのテーブルを追加できない問題も修正されています。
なお、バージョン20.3.2のFileMaker Pro 2023およびFileMaker Server 2023のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolとClaris FileMaker Custom App Upgrade Toolも同時に更新されています。
macOS版Claris FileMaker Server 2023に含まれるnpmのバージョンを確認する
February 22, 2024
npmコマンドを使用することで、macOS版のClaris FileMaker Server 2023に同梱されているnpmのバージョンを確認できます。
npmはNode.js用の標準パッケージ管理ツールです。macOS Sonoma 14.3.1にFileMaker Server 2023(バージョン20.3.1)をインストールした際に一緒にインストールされるnpmのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% "/Library/FileMaker Server/node/bin/npm" -v
[実行結果]
8.19.3
現時点におけるnpmの最新バージョンはバージョン10.4.0です。FileMaker Server 2023(バージョン20.3.1)にはnpm 8.19.3が同梱されています。
[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)
Swiftのバージョン確認方法
February 21, 2024
Swiftのバージョンをコマンドラインインターフェース(CLI)で確認する方法の1つに、swiftコマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用することでSwiftのバージョン情報を確認できます。
2024年2月21日現在、Swiftの最新バージョンはバージョン5.9.2です。macOS Sonoma 14.3.1を搭載したIntelプロセッサー搭載Macでは、Swiftのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% swift --version
Apple Swift version 5.9.2 (swiftlang-5.9.2.2.56 clang-1500.1.0.2.5)
Target: x86_64-apple-darwin23.3.0
なお、swiftコマンドを実行するにはコマンドラインデベロッパツールが必要です。ターミナルアプリケーション上でswiftコマンドを実行しようとすると、コマンドラインデベロッパツールのインストールを確認する旨のダイアログボックスが表示されます。[インストール]を押してから、Command Line Tools 使用許諾契約に同意すると、コマンドラインデベロッパツールをインストールできます。
OpenSSH 9.6の提供が開始
December 21, 2023
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.6が2023年12月中旬に公開されています。
不具合の修正だけでなくセキュリティ修正も含まれているOpenSSH 9.6では、中間者攻撃を可能にするTerrapin attackを妨害するプロトコル拡張が実装されていて、鍵交換中に不要なメッセージや予測されないメッセージを受け取った場合に接続の終了を要求するようになっています。
バージョン9.6ではいくつか小さな機能追加も実施されており、PEM PKCS8形式ED25519秘密鍵の読み取りがサポートされるようになっています。
[参考]OpenSSH 9.6p1 がリリースされました(春山征吾のBlog)
FAMLog News Archive:第102回 2023年冬号
December 12, 2023
■Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(2023年11月)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が2023年11月に開始されました。FileMaker 2023(20.3)では、FileMaker ProおよびUbuntu 22上のFileMaker Server for Linuxでポート5003ではなくポート443でセキュア接続トンネリングを有効にできるようになっています。同時に、新しいコマンドラインツールであるFMDeveloperToolの提供も開始されています。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、FMDeveloperTool(FAMLog)
■FMDataAPI Ver.31が公開(2023年11月)
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン31が2023年11月に公開されました。FMDataAPIはMITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、FMDataAPI Ver.31ではcurlErrorMessageメソッドが新たに追加されています。
[関連]FMDataAPI Ver.31が公開(FAMLog)
FMDeveloperTool
November 22, 2023
Claris FileMaker Server 20.3.1では、FMDeveloperToolがFileMaker Serverに同梱されるようになっています。
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。FMDeveloperTooは、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。
FMDeveloperToolは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、FMDeveloperToolのバージョン確認方法(FAMLog)
FMDeveloperToolのバージョン確認方法
November 21, 2023
FMDeveloperToolのバージョンを確認するには、FMDeveloperToolコマンドで--versionオプションを使用します。
現時点(2023年11月21日時点)におけるFMDeveloperToolの最新版はバージョン20.3.1.31であり、macOSではFMDeveloperToolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDeveloperTool.exeを利用します。
[実行例]
% FMDeveloperTool --version
20.3.1.31
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始
November 20, 2023
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始されています。
パフォーマンスを向上させるためにデータベースエンジンがリレーションシップをキャッシュして依存関係を評価するようになったClaris FileMaker 2023(バージョン20.3)では、FileMaker ProおよびUbuntu 22上のFileMaker Server for Linuxでポート5003ではなくポート443でセキュア接続トンネリングを有効にできるようになっています。
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。また、新しいコマンドラインツールであるFMDeveloperToolの提供が開始されています。FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
OpenSSH 9.5が公開
October 16, 2023
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.5が2023年10月上旬に公開されています。
OpenSSH 9.5では、オプションを指定せずにssh-keygenコマンドを実行するとEd25519形式の鍵を生成するように変更されています。RFC 8709で規定されているEd25519はOpenSSHではバージョン6.5以降でサポートされています。
なお、バージョン9.5では、sshdのMatchブロックにおいてSubsystemディレクティブの値を上書きできるようになっています。
[参考]OpenSSH 9.5p1 がリリースされました(春山征吾のBlog)、OpenSSH 6.5が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2023の提供が開始
August 18, 2023
Claris FileMaker Cloud 2023(バージョン2.20.1)の提供が開始されています。
FileMaker Cloudは、Claris FileMakerで個別のビジネス課題を解決するツールセットを構築・運用できる、Claris純正クラウドサービスです。公開されたバージョン番号は年(2023)で示されていますが、カスタマサポート用には数字バージョン(2.20.1)が引き続き使用されます。数字バージョンはFileMaker Cloud Admin Consoleでも確認できますが、2023年8月版のFileMaker Cloudで共有されているデータベースでGet(ホストアプリケーションバージョン)関数を実行すると、当該関数の戻り値は「Cloud Server 2.20.1.122」となっています。
なお、FileMaker Cloud 2023に接続するには、バージョン19.4.2以降のClaris FileMaker ProやClaris FileMaker Goが必要になっています。
[関連]FileMaker Cloud 2023 まもなくリリース(Claris)、Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 2023でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)