FAMLog
Safari 16.3の提供が開始
January 31, 2023
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.3の提供が開始されています。
WebKitの脆弱性が修正されたSafari 16.3はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.2にもSafari 16.3が含まれています。
なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されておらず、実質的にmacOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Ventura 13.2の提供が開始(FAMLog)、macOS Monterey 12.6.3およびmacOS Big Sur 11.7.3の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLの利用が可能に
January 20, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server for LinuxでカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっています。
バージョン17以降ではFileMaker Server Admin ConsoleにおけるカスタムWeb公開に関する設定項目がなくなっており、バージョン19.6.1でもその点については特に変わりないため、カスタムWeb公開 with XMLを使用するにはfmsadminコマンドを使用して設定を変更する必要があります。
なお、FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際にカスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されていましたが、カスタムWeb公開 with XMLについては特に言及されていませんでした。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の変更点:[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプション
January 19, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ]オプションが初期状態で有効になっています。
当該オプションは、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[FileMaker クライアント]>[データベースのフィルタ]において設定を無効化もしくは有効化できます。また、バージョン19.6.1以降であれば、FileMaker Admin APIを使って設定を変更できるようになっています。
上記設定が無効になっている場合には、下記の場所において共有データベースの名称一覧が公開されている状態になっているので注意が必要です。
・Claris FileMaker Proの[ホスト]ダイアログボックス
・Claris FileMaker Goの起動センター
・Claris FileMaker WebDirectの起動センター
・Claris FileMaker Data APIのデータベース名エンドポイント
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (4)(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.55が公開
January 18, 2023
Apache HTTP Server 2.4.55が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。Apache HTTP Server 2.4.55では、mod_proxy、mod_proxy_ajpおよびmod_davのセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、macOSおよびUbuntu 18.04向けのClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されていますが、Ubuntu 20.04ではWebサーバーとしてApache HTTP Serverの代わりにnginxが使用されるようになっています。
[関連]JVNVU#99928083: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
PHP 8.0.27、PHP 8.1.14およびPHP 8.2.1が公開
January 10, 2023
PHP 8.0.27、PHP 8.1.14およびPHP 8.2.1が公開されています。
PHP 8.0.27、PHP 8.1.14およびPHP 8.2.1ではそれぞれSQLite用のPDOにおけるセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.4系統の公式セキュリティサポートは2022年11月に終了しており、今後はバージョン8.0系列以降にアップグレードすることが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Contact Form 7 5.7.2が公開
January 04, 2023
Contact Form 7 5.7.2が2022年12月下旬に公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。2022年12月中旬にバージョン5.7.1が、2022年12月下旬にバージョン5.7.2が公開されており、それぞれいくつかの改善とバグ修正を含んだマイナーアップデートとしてリリースされています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]Contact Form 7 5.7が公開(FAMLog)
「Claris Engage Japan 2022」T-22講演資料
December 30, 2022
2022年10月にオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2022におけるテクニカルセッション(T-22)の講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Server で多要素認証を導入するには」(PDF形式/ファイルサイズ:約1.4MB)
「MFA_with_Claris_FileMaker_Server.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
1ba8dab8350b2eb8fec797a94c17a7794b5f4ef794e4f8ca6612560fde88b018
■関連リンク
・Claris FileMaker Server で多要素認証を導入するには(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・FileMaker Server の外部認証に対応したカスタマイズ可能な OAuth アイデンティティプロバイダ(Claris ナレッジベース)
・Keycloak
「Claris Engage Japan 2022」T-16講演資料
December 29, 2022
2022年10月にオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2022におけるテクニカルセッション(T-16)の講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント」(PDF形式/ファイルサイズ:約1MB)
「Point_of_connecting_to_Claris_FileMaker_Cloud.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
d2809797bbc34c5bf7620c3feef4eaf6b6771a3e3789b6f8cb6b0d75b6bb7529
■関連リンク
・社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・Claris ID を認証し、FileMaker Admin API および Data API へのアクセスを許可する(Claris ナレッジベース)
・fmctoken(株式会社エミック)
FAMLog News Archive:第98回 2022年冬号
December 28, 2022
■Claris FileMaker 19.6の提供が開始(2022年12月)
Claris FileMaker 19.6の提供が2022年12月に開始されました。バージョン19.6.1では、トランザクション用のスクリプトステップが追加され、ファイルを開く際の認証オプションとしてApple IDでサインインできるようになっています。さらに、FileMaker Server for LinuxでカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
■FMPress Forms 1.3.0およびFMPress Forms 1.3.1を公開(2022年10月)
Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインであるFMPress Formsのバージョン1.3.0およびバージョン1.3.1を2022年10月に公開しました。FMPress Forms 1.3.0ではGUIでフォームの作成支援を行うFMPress Forms エディターを追加し、FMPress Forms 1.3.1では日付タイプのフォームタグを利用した際に日付データが保存されない不具合を修正しました。
[関連]FMPress Forms 1.3.0を公開(FAMLog)、FMPress Forms 1.3.1を公開(FAMLog)
(2023/03/01追記:Claris FileMaker Server 19.6.1においてLinuxでカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになった旨を追記しました。)
FMDataAPI Ver.29が公開
December 27, 2022
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン29が公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.29では、HTTP/2でFileMaker Server 19の最新版に接続できない場合がある互換性の問題が改善されています。また、単一のレコードに対してgetPortalNamesメソッドを使用できなかった点が修正されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。