FAMLog
Ruby 3.2.0が公開
December 26, 2022
Ruby 3.2.0が公開されています。
Rubyは、まつもとゆきひろ(Matz)氏によって1993年に開発が始められ、今もオープンソースソフトウェアとして開発が続けられているスクリプト言語です。実用段階になったYJITが含まれているRuby 3.2.0では、WASIベースのWebAssemblyへのコンパイルがサポートされるようになっています。また、正規表現のマッチングアルゴリズムが改善されています。
なお、2023年3月末頃で保守が終了する予定であるRuby 2.7系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
Form data to kintone 2.26.4が公開
December 23, 2022
Form data to kintone 2.26.4が2022年12月上旬に公開されています。
Form data to kintoneは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをkintoneに保存できるWordPressプラグインです。Form data to kintone 2.26.1ではContact Form 7 5.6.4との互換性が確認されており、Form data to kintone 2.26.4ではContact Form 7 5.7との互換性が確認されています。
Form data to kintoneのライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
curl 7.87.0が公開
December 22, 2022
curl 7.87.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.87.0では2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker Pro 19.6.1において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は下記の通りです。
[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.7 zlib/1.2.11
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy
Safari 16.2の提供が開始
December 21, 2022
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.2の提供が2022年12月中旬に開始されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 16.2はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.1にもSafari 16.2が含まれています。
なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されておらず、実質的にmacOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Ventura 13.1の提供が開始(FAMLog)
Contact Form 7 5.7が公開
December 13, 2022
Contact Form 7 5.7が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.7では、reflectionフォームタグタイプが導入され、コンタクトフォーム選択ブロックやwpcf7_format_atts()の改良等が行われています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Claris FileMaker Data Migration Tool
December 12, 2022
Claris FileMaker Server 19.6.1では、Claris FileMaker Data Migration Tool(FMDataMigrationコマンド)がFileMaker Serverに同梱されるようになっています。
今年の5月頃に無料でダウンロードできるようになったFileMaker Data Migration Toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルのデータを高速に移行できるコマンドラインツールです。現時点におけるFileMaker Data Migration Toolの最新版はバージョン19.6.1であり、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。
FMDataMigrationコマンドは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Data Migration ToolとiOS App SDKが公開(FAMLog)
PHP 8.2.0が公開
December 09, 2022
PHP 8.2.0が公開されています。
PHP 8.2では、ReadonlyクラスやDNF(Disjunctive Normal Form)型など数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.1からPHP 8.2に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.4系統の保守は2022年11月に終了しており、今後はバージョン8.0系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
Claris Engage Japan 2022のセッション録画が公開
December 07, 2022
2022年10月下旬にオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2022のセッション録画が公開されています。
Claris Engage Japan 2022では40以上のセッションが動画で配信されましたが、Claris コミュニティ上で公開されたページにおいて2022のタブをクリックして録画リストからセッション録画を選んで視聴できます。また、Clarisの公式YouTubeチャンネルでもセッション録画が公開されています。
Claris Engage Japan 2022では、Claris FileMaker CloudのAPIを使用するために必要となるClaris IDの各種トークンに関する解説と、Keycloakを活用してClaris FileMaker Server上の共有データベースに接続する際に多要素認証を要求するように設定する方法について解説を行いましたが、それらのセッション録画(「社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント」および「Claris FileMaker Server で多要素認証を導入するには」)も公開されています。まだご覧いただいていない方はよろしければご視聴ください。
PHP 8.0系列の公式セキュリティサポート終了予定日
November 29, 2022
PHP 8.0系列は2023年11月に公式のセキュリティサポートが終了する予定となっています。
PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月26日に終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。PHPはバージョン8.2系統の開発も進められており、現在バージョン8.2.0 RC7が公開されている状況です。
PHP 7.4系統の保守は2022年11月28日に終了しており、現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン8.1.13です。なお、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.1に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
[関連]PHP 7.4系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)
PHP 8.0.26とPHP 8.1.13が公開
November 28, 2022
PHP 8.0.26とPHP 8.1.13が公開されています。
PHP 8.0.26とPHP 8.1.13では不具合の修正が行われています。PHPはバージョン8.2系統の開発も進められており、現在バージョン8.2.0 RC7が公開されている状況です。
なお、PHP 7.4系統の公式セキュリティサポートは2022年11月28日に終了する予定となっており、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。