FAMLog
FileMaker Serverでクライアントの使用状況ログを有効にする
June 14, 2022
FileMaker Serverにおいて、クライアントの使用状況ログを有効にするにはfmsadminコマンドを使用します。
[使用例]
fmsadmin enable clientstats
fmsadmin set serverprefs UseClientStatsLog=true
fmsadminコマンドでクライアントの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable clientstats」、クライアントの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable clientstats」です。FileMaker Server 17以降では、fmsadminコマンドのSETコマンドを使用して設定を変更することも可能です。
クライアントの使用状況ログを有効にすると、「FileMaker Server/Logs/」フォルダに「ClientStats.log」ファイルが作成されます。バージョン17以降ではAdmin Consoleではなくデータベースサーバーを停止するとクライアントの使用状況設定は自動的に無効になりますが、バージョン19では当該設定は自動的に無効にならないようになっています。
[関連]FileMaker Server 11の新機能:強化された使用状況表示(FAMLog)、クライアントの使用状況のログ(Claris FileMaker Server 19 ヘルプ)
Node.js v16のサポート終了予定日
June 13, 2022
Node.js v16は2023年9月11日にサポートが終了する予定となっています。
Node.js v16は当初2024年4月にサポートが終了する予定でしたが、OpenSSL 1.1.1系列のサポートが2023年9月11日に終了する予定になっていることから、OpenSSL 1.1.1と同じタイミングでサポートを終了するように変更したとのことです。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.4.2ではNode.js v14.18.1が使用されています。Node.js v14は2023年4月30日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1系列のサポート終了予定日(FAMLog)、Node.js v14のサポート終了予定日(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.4で動作が確認されているOAuth アイデンティティプロバイダ
June 02, 2022
Claris FileMaker Serverでは外部クラウドサービスの資格情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにサインインできるように設定することができます。
Claris FileMaker Server 19.4でサポートされている定義済みのOAuth アイデンティティプロバイダは次の通りです。
・Amazon
・Google
・Microsoft
・AD FS
さらに、Claris FileMaker Server 19.4.1ではカスタム OAuth アイデンティティプロバイダを外部認証用に追加できるようになっていますが、Clarisによって動作が確認されているカスタム OAuth アイデンティティプロバイダは下記の通りです(2022年6月2日現在)。
・Okta
・Ping
・OneLogin
・Auth0
・LinkedIn
[関連]Claris FileMaker Server 19.4.1の新機能:カスタム OAuth アイデンティティプロバイダのサポート(FAMLog)、FileMaker Server の外部認証に対応したカスタマイズ可能な OAuth アイデンティティプロバイダ(Claris ナレッジベース)
FMPress Forms 1.1.0の動作環境
May 30, 2022
FMPress Formsは、WordPressで著名なフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。
2022年5月30日現在、FMPress Formsの最新バージョンはバージョン1.1.0です。FMPress Forms 1.1.0のご利用には、バージョン7.4以降のPHPとバージョン5.7以降のWordPressが稼働するWebサーバー、バージョン5.5以降のContact Form 7、そしてSSLサーバー証明書がインストールされているClaris FileMaker Server 19.1以降が必要です。2022年5月にFileMaker Server 19.0.1のサポートが終了する予定となっていることから、サポート対象となるFileMaker Serverのバージョンをバージョン19.1以降に変更した次第です。
WebサーバーとFileMaker Serverは別々のサーバーでも構いませんし、1台のサーバーだけで運用することも可能です。なお、1台で動作させる場合にはFileMaker Serverに加えてPHPやWordPress等を別途インストールする必要が出てきます。
[関連]Claris FileMaker Server 19.0.1のサポート終了予定月(FAMLog)、FMPress Forms 1.1.0を公開(FAMLog)
FileMaker Server 17以降でプログレッシブバックアップの保存間隔を変更する
May 27, 2022
バージョン17以降のFileMaker Serverでは、FileMaker Server Admin Console上でプログレッシブバックアップの保存間隔を変更できなくなっていますが、fmsadminコマンドを使用すればプログレッシブバックアップの保存間隔を変更することが可能です。
[使用例]
$ fmsadmin set serverprefs IncrementalBackupInterval=99
プログレッシブバックアップの保存間隔は通常5分です。保存間隔を15分に変更するには「fmsadmin set serverprefs IncrementalBackupInterval=15」を実行します。
なお、Claris FileMaker Server 19.4では、Admin Consoleの[構成]>[フォルダ]タブでプログレッシブバックアップを有効化できます。
[関連]FileMaker Server 12の新機能:プログレッシブバックアップ(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)
FMPress Forms 1.1.0を公開
May 26, 2022
FMPress Forms 1.1.0を公開しました。
FMPress Formsは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。WordPress 6.0との互換性が確認されているFMPress Forms 1.1.0では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードに新たに対応しました。Contact Form 7のファイルアップロード機能を使用して、Webフォーム経由でファイルをアップロードすると、指定したオブジェクトフィールドにファイルを保存できるようになっています。
FMPress Formsは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]WordPress 6.0が公開(FAMLog)
Safari 15.5の提供が開始
May 23, 2022
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 15.5の提供が2022年5月中旬に開始されています。
Safari 15.5では、悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると任意のコードを実行される可能性がある脆弱性が修正されています。Safari 15.5はmacOS Big SurおよびmacOS Catalinaで利用できますが、同時に公開されたmacOS Monterey 12.4にもSafari 15.5が含まれています。
なお、macOS Mojave 10.14用のSafari 15は提供されておらず、macOS Catalina以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]macOS Monterey 12.4の提供が開始(FAMLog)
Security Update 2022-004 Catalinaの提供が開始
May 20, 2022
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-004の提供が開始されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-004では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、LibreSSLやOpenSSLにおけるセキュリティ脆弱性(CVE-2022-0778)も修正されています。また、Apache HTTP Serverがバージョン2.4.53に更新されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
[関連]macOS Monterey 12.4の提供が開始(FAMLog)、macOS Big Sur 11.6.6の提供が開始(FAMLog)
macOS Big Sur 11.6.6の提供が開始
May 19, 2022
macOS Big Sur 11.6.6の提供が開始されています。
macOS Big Sur 11.6.6では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、LibreSSLやOpenSSLにおけるセキュリティ脆弱性(CVE-2022-0778)も修正されています。また、Apache HTTP Serverがバージョン2.4.53に更新されています。
なお、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。
[関連]macOS Monterey 12.4の提供が開始(FAMLog)
macOS Monterey 12.4の提供が開始
May 18, 2022
macOS Monterey 12.4の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.4では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、LibreSSLやOpenSSLにおけるセキュリティ脆弱性(CVE-2022-0778)も修正されています。また、Apache HTTP Serverがバージョン2.4.53に更新されています。
Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。なお、macOS版のFileMaker Server 19.4.1以降では新規インストール時にPHPがインストールされなくなっている点に留意する必要があります。
[関連]Apache HTTP Server 2.4.53が公開(FAMLog)、OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2が公開(FAMLog)