FAMLog
curl 7.83.1が公開
May 11, 2022
curl 7.83.1が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.83.1では6点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
OpenSSL 1.1.1oとOpenSSL 3.0.3が公開
May 09, 2022
OpenSSL 1.1.1oとOpenSSL 3.0.3が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1oでは1点のセキュリティ脆弱性が修正されていて、OpenSSL 3.0.3では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1系列の最新バージョンはOpenSSL 1.1.1oですが、Claris FileMaker Pro 19.4およびClaris FileMaker Server 19.4ではOpenSSL 1.1.1lが使用されています。
[関連]JVNVU#93032579: OpenSSLに複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
LibreSSL 3.5.2が公開
May 02, 2022
LibreSSL 3.5.2が2022年4月下旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。RFC 3779 APIとCertificate TransparencyがOpenSSLから移植されているLibreSSL 3.5はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.5.2で安定版として配布されるようになっています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
curl 7.83.0が公開
April 28, 2022
curl 7.83.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.83.0では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
Claris FileMaker カスタム App 専用アイコン & ピクトグラム素材が更新
April 26, 2022
Claris FileMaker カスタム App 専用アイコン & ピクトグラム素材である「Iconnector 2」の提供が開始されています。
Claris FileMaker Pro 19.1以降を利用しているユーザーであれば無料でアイコンをダウンロードできます。FileMaker Proに用意されている標準のアイコン素材に加えて合計124(塗りつぶし有無、色違い等を含めると合計133)の業種・システムに対応するファイルアイコンや、合計300(塗りつぶし有無、色違い等を含めると合計495)のボタンアイコンを利⽤することができます。
なお、今回公開されたファイルに含まれるアイコンおよびピクトグラムはClaris FileMaker ソフトウェア上でのみ利用することができ、Claris FileMaker プラットフォーム以外では使用できません。
[関連]FileMaker App 専用 アイコン & ピクトグラム 素材が公開(FAMLog)
macOS Serverの販売が終了
April 22, 2022
AppleがmacOS Serverの販売を終了したことを発表しています。
販売終了前にmacOS Serverを購入していた場合には、引き続きmacOS MontereyでmacOS Server 5.12.2をダウンロードして使用できます。macOS Server 5.12.2はmacOS Montereyのみに対応しており、将来登場するmacOSとは互換性はないとのことです。
なお、よく使われているサーバー機能(キャッシュサーバー、ファイル共有サーバーおよびTime Machineサーバー)については、macOS High Sierra以降に付属するようになっていました。
[関連]About macOS Server 5.7.1 and later(Apple Support)、macOS Server 5.7.1の変更点(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20が公開
April 21, 2022
Apache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20が2022年4月上旬に公開されています。
Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.32に更新されているApache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20では、Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性(CVE-2022-22965)の影響を緩和する対策が追加されています。
なお、Spring Frameworkを使用していないClaris FileMakerはCVE-2022-22965(Spring4Shell)の影響を受けない旨がClaris ナレッジベースで今月案内されていました。
[関連]Spring4Shellの脆弱性(CVE-2022-22965)とClaris FileMaker(FAMLog)
Get(スクリプトの結果)関数
April 19, 2022
Claris FileMaker ProのGet(スクリプトの結果)関数は、実行されたサブスクリプトのスクリプト実行結果を返す、バージョン8以降で使用できる関数です。
スクリプト内でサブスクリプトを指定するには、[スクリプト実行]スクリプトステップや[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを用います。サブスクリプトが結果を返さない場合、スクリプト実行結果の内容は空または以前に実行されたサブスクリプトのスクリプト実行結果になります。
なお、サブスクリプトが実行した結果の値を制御するには、サブスクリプト内で[現在のスクリプト終了]スクリプトステップの[テキスト結果]オプションを使用します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト結果の指定と取得(FAMLog)、FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)
PHP 7.4.29、PHP 8.0.18およびPHP 8.1.5が公開
April 15, 2022
PHP 7.4.29、PHP 8.0.18およびPHP 8.1.5が公開されています。
タイムゾーンのデータベースが更新されているPHP 7.4.29は、主にWindows版でOpenSSLとzlibのセキュリティアップデートを適用するために更新されたものであり、PHPのコアを構成するソースコードの変更は特にないとのことです。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Ruby 2.6の公式サポートが終了
April 14, 2022
2022年4月に公開されたRuby 2.6.10をもってRuby 2.6系列の公式サポートが終了しています。
バージョン2.6のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.6系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、Ruby 2.6.10と同時に公開されたRuby 3.1.2です。
Ruby 2.7系列については、2023年3月末頃に公式サポートが終了する予定となっています。Ruby 2.7系列は、通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズに移行しています。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。
[関連]Ruby 3.1.2、Ruby 3.0.4、Ruby 2.7.6およびRuby 2.6.10が公開(FAMLog)