FAMLog
FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (5)
November 29, 2004
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開で「データベースセッション」オプションを有効にした場合、リクエスト間でグローバルフィールドの値を保持することができます。また、スクリプトで状態を変更した場合、リクエスト間で変更後の状態が維持されます。
セッションを使用するXSLTスタイルシートによって実行されるリクエストでは、スタイルシートで定義されたセッションの期間中、または他のリクエストで変更されるまで、グローバルフィールドの値が保持されます。また、リクエスト間で状態も維持されますが、例えば、「再ログイン」スクリプトステップによってアカウントを切り替えた場合、変更されたアクセス権がリクエスト間で維持されます。
データベースセッションオプション設定は最初は無効になっています。リクエスト間でグローバルフィールドの値やアカウントの状態を維持したい場合は、管理コンソールを使用して、Web公開エンジンのデータベースセッションオプションを有効にする必要があります。
(2006/03/24追記:「XSLTスタイルシートでグローバルフィールドを使用する場合やリクエスト間で状態を維持したい場合」を「リクエスト間でグローバルフィールドの値やアカウントの状態を維持したい場合」に修正しました。)
iCal 1.5.4
November 24, 2004
Appleから「iCal 1.5.4」がリリースされています。
iCal 1.5.4はMac OS X v10.2.3以降で利用可能で、セキュリティ上の問題(CAN-2004-1021)が修正されています。
iCalカレンダーはアラームによるイベント通知を含むことがあり、アラームによりプログラムを起動したりメールを送信することがあります。iCal 1.5.4では、アラームを含むカレンダーを読み込んだり開いたりしたときに、アラートを表示するように変更が施されています。
Security Update 2004-10-27
November 01, 2004
AppleからSecurity Update 2004-10-27がリリースされています。
このセキュリティアップデートはMac OS X v10.3.xのApple Remote Desktop Client v1.2.4向けに提供され、loginwindowの裏でアプリケーションを起動でき、root権限で動作してしまう問題が修正されます。この問題は以下の条件を満たすシステムで発生し、ファーストユーザスイッチ機能のないMac OS X v10.2.x以下のシステムには影響しません。
・Apple Remote Desktop Clientがインストールされている
・「アプリケーションの起動と終了」権限付きでApple Remote Desktopが有効になっている
・ARDユーザーのユーザー名とパスワードが知られている
・ファーストユーザスイッチが有効になっている
・ユーザーがログインしていて、ファーストユーザスイッチによって loginwindowが前面にきている
本アップデートでは、loginwindowが前面にきている時にApple Remote Desktopでアプリケーションを起動できないようになっています。この修正内容はApple Remote Desktop 2.1 Clientにも含まれています。
Microsoft Windows Server 2003 Certification
October 21, 2004
FileMaker, Inc.が2004年10月19日(米国時間)に、Lionbridge Technologies社のテスト部門であるVeriTestにより実施されたテストの結果、FileMaker Server 7およびFileMaker Server 7 AdvancedがMicrosoft Windows Server 2003 Standard certificationを取得したことを発表しています。
VeriTestは、Microsoftの"Certified for Windows"プログラムの申請アプリケーションをテストする世界で唯一の公認テストラボです。
このMicrosoft Windows Server 2003 certificationの詳細は、www.veritest.com/go.asp?filemakerにて閲覧できます。
mod_ssl 2.8.20 for Apache 1.3.31
October 19, 2004
Apache 1.3.31用のモジュール「mod_ssl 2.8.20」がリリースされています。このバージョンでは2点のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
1点目は、OpenSSL 0.9.7を使用していて、DirectoryあるいはLocationコンテキストにおいてSSLCipherSuiteディレクティブが使われ、特定の暗号アルゴリズムを指定している場合に、実際にはバーチャルホスト設定で許可されているあらゆる暗号アルゴリズムが許可されてしまう脆弱性(CAN-2004-0885)です。この脆弱性はApache 2.0.35からApache 2.0.52までのmod_sslにも存在します。
2点目は、mod_sslのログレベルがtraceもしくはdebugの場合に、サーバーのクラッシュを引き起こすprintf関数の書式文字列に関わる脆弱性です。
なお、Apache HTTP Server 1.3.32が近日中にリリースされる見込みなので、Apache 1.3用のmod_sslは再度アップデートされると思われます。
FileMaker Server 7 AdvancedのVLA販売開始
October 18, 2004
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー SLP(Software Licensing Program)のもと、「FileMaker Server 7 Advanced」のVLA(ボリュームライセンスアグリーメント)を2004年10月18日から発売すると発表しています。VLAでは10ライセンス以上から一括購入できますが、FileMaker Server 7 Advancedの1ライセンスあたりの税込価格は26万9,587.5円となっています。
ファイルメーカー SLPには、購入数量や購入方法に応じ、下記の3種類のライセンスプログラムがあります。
・LP(ライセンスパック)
・VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)
・Box Set(ボックスセットライセンスアグリーメント)
VLAは、企業・団体・教育機関などで10ライセンス以上の導入ニーズに柔軟に対応する、LP(ライセンスパック)よりも有利な一括購入用ボリューム割引プログラムです。
[関連]Box SetがSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更(FAMLog)
(2006/09/28追記:Box Setは2006年9月にSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更されました。また、2006年9月時点ではLP(ライセンスパック)はファイルメーカーSLPには含まれなくなっています。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
(2006/09/28追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker Server 7 Advanced」のリンクを削除しました。)
AppleScript Examples
October 13, 2004
フォーサイト社が、AppleScriptのサポートプログラム「AppleScript 救急隊(ASQs)」会員向けのサンプルスクリプトをMac OS X用に全面的に改訂し、「AppleScript Examples」として150本以上のスクリプトをフリーウェアとして配布しています。
これらのスクリプトは、AppleScriptのより一層の普及のため、ASQs会員だけでなく広く一般ユーザーにも開放され、誰でもダウンロードして自由に利用することができます。
AppleScript Examplesの対象アプリケーションは下記の通りです。
・Finder (10.3.2)
・Adobe Illustrator 10 (10.0.3)
・Adobe Illustrator CS (11.0.1)
・Adobe Photoshop 7.0 (7.0.1)
・Adobe Photoshop CS (8.0.1)
・InDesign 2.0J (2.0.2)
・InDesign CS_J (3.0.1)
・FileMaker Pro 7 (7.0v3)
・ファイルメーカーPro (6.0Jv4)
・QuarkXPress 6.1J (6.1)
・その他 (Image Events 1.0、System Events 1.2.1)
必要な動作環境はMac OS X v10.3で、v10.3.5で動作検証が行われています。
FileMaker Pro 7v3 & FileMaker Developer 7v3
October 07, 2004
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 7v3 アップデータ」と「FileMaker Developer 7v3 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 7.0v1、7.0v1aもしくは7.0v2のプログラムをFileMaker Pro 7.0v3に、FileMaker Developer 7.0v1、7.0v1aもしくは7.0v2のプログラムをFileMaker Developer 7.0v3にアップデートするものです。
バージョン7v3では日本語の索引設定に変更が加えられたため、バージョン7v1またはv2にて作成されたファイル内のテキストフィールドにおいて日本語で索引が作成されている場合には、その索引を再構築する必要があります。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
Security Update 2004-09-16
September 21, 2004
AppleからSecurity Update 2004-09-16がリリースされました。
Security Update 2004-09-16ではiChatが更新され、下記のバージョンごとにアップデートが用意されています。
・iChat AV v2.1(Mac OS X v10.3以降)
・iChat AV v2.0(Mac OS X v10.2.8)
・iChat 1.0.1(Mac OS X v10.2.8)
クリックするとローカルのプログラムを動作させるリンクを送信できる問題が修正されます。リンクをクリックした場合にプログラムを起動するのではなく、そのプログラムを表示するFinderウインドウを開くように、iChatに変更が加えられています。
Security Update 2004-09-07 v1.1
September 16, 2004
Appleから2004年9月14日にSecurity Update 2004-09-07 v1.1がリリースされました。Security Update 2004-09-07 v1.0で発生していた問題が修正され、同アップデートを更新したものとなっています。
Security Update 2004-09-07 v1.1では、v1.0に含まれていたlukemftpdでFTPサービスが利用不可となる問題が修正され、長いログイン名が再度利用できるようになっています。
また、Safariを別のブラウザーと間違って認識してしまうWebサイトとの互換性を提供するために、Safariのバージョン番号についても変更が加えられています。