FAMLog
Apache HTTP Server 2.4.54が公開
June 08, 2022
Apache HTTP Server 2.4.54が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。Apache HTTP Server 2.4.54では、mod_proxyやmod_sed、mod_proxy_ajp、mod_lua等の脆弱性が修正されています。
なお、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker Serverでは、WebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる(Claris ナレッジベース)
FMPress Forms 1.1.0の動作環境
May 30, 2022
FMPress Formsは、WordPressで著名なフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。
2022年5月30日現在、FMPress Formsの最新バージョンはバージョン1.1.0です。FMPress Forms 1.1.0のご利用には、バージョン7.4以降のPHPとバージョン5.7以降のWordPressが稼働するWebサーバー、バージョン5.5以降のContact Form 7、そしてSSLサーバー証明書がインストールされているClaris FileMaker Server 19.1以降が必要です。2022年5月にFileMaker Server 19.0.1のサポートが終了する予定となっていることから、サポート対象となるFileMaker Serverのバージョンをバージョン19.1以降に変更した次第です。
WebサーバーとFileMaker Serverは別々のサーバーでも構いませんし、1台のサーバーだけで運用することも可能です。なお、1台で動作させる場合にはFileMaker Serverに加えてPHPやWordPress等を別途インストールする必要が出てきます。
[関連]Claris FileMaker Server 19.0.1のサポート終了予定月(FAMLog)、FMPress Forms 1.1.0を公開(FAMLog)
macOS Serverの販売が終了
April 22, 2022
AppleがmacOS Serverの販売を終了したことを発表しています。
販売終了前にmacOS Serverを購入していた場合には、引き続きmacOS MontereyでmacOS Server 5.12.2をダウンロードして使用できます。macOS Server 5.12.2はmacOS Montereyのみに対応しており、将来登場するmacOSとは互換性はないとのことです。
なお、よく使われているサーバー機能(キャッシュサーバー、ファイル共有サーバーおよびTime Machineサーバー)については、macOS High Sierra以降に付属するようになっていました。
[関連]About macOS Server 5.7.1 and later(Apple Support)、macOS Server 5.7.1の変更点(FAMLog)
Get(スクリプトの結果)関数
April 19, 2022
Claris FileMaker ProのGet(スクリプトの結果)関数は、実行されたサブスクリプトのスクリプト実行結果を返す、バージョン8以降で使用できる関数です。
スクリプト内でサブスクリプトを指定するには、[スクリプト実行]スクリプトステップや[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを用います。サブスクリプトが結果を返さない場合、スクリプト実行結果の内容は空または以前に実行されたサブスクリプトのスクリプト実行結果になります。
なお、サブスクリプトが実行した結果の値を制御するには、サブスクリプト内で[現在のスクリプト終了]スクリプトステップの[テキスト結果]オプションを使用します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト結果の指定と取得(FAMLog)、FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)
OpenSSH 9.0が公開
April 11, 2022
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.0が2022年4月上旬に公開されています。
OpenSSH 9.0では、「sntrup761x25519-sha512@openssh.com」と定義される耐量子鍵交換方式がデフォルトで利用されるようになっているほか、scpが従来のプロトコルからSFTPを利用したものに変更されていて、サーバーサイドのファイルコピーを実行することをSFTPクライアントに許すcpコマンドも追加されています。
なお、scpクライアントに-Oフラグを用いることで従来のプロトコルであるscpおよびrcpを利用するように指定することができます。
[参考]OpenSSH 9.0 がリリースされました(春山征吾のBlog)
Claris FileMaker 19.4とGet(アカウントタイプ)関数
March 29, 2022
Claris FileMaker Proの「Get(アカウントタイプ)関数」は、現在利用しているアカウントの認証タイプに関する情報を返します。
Claris FileMaker 19.4では、Get(アカウントタイプ)関数の戻り値は下記のようになります。
・「Guest」:アカウントタイプがFileMakerファイル(ゲストアカウント)の場合
・「FileMaker File」:アカウントタイプがFileMakerファイルの場合
・「External」:アカウントタイプが外部サーバーの場合
・「Amazon」:アカウントタイプがOAuth(Amazon)の場合
・「Google」:アカウントタイプがOAuth(Google)の場合
・「Azure」:アカウントタイプがOAuth(Microsoft Azure AD)の場合
・「Custom OAuth」:アカウントタイプがOAuth(カスタム)の場合
・「Claris ID <チーム名>」:アカウントタイプがClaris IDまたは外部アイデンティティプロバイダ(IdP)の場合
Claris FileMaker 19.4.1以降では、現在のユーザーアカウントがカスタム OAuth アイデンティティプロバイダで認証されている場合に、Get(アカウントタイプ)関数は「Custom OAuth」を返すようになっています。
[関連]Get(アカウントタイプ)関数(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.53が公開
March 15, 2022
Apache HTTP Server 2.4.53が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.53では、HTTP Request Smuggling攻撃が可能になる脆弱性(CVE-2022-22720)や、mod_sedにおける整数オーバーフローまたはラップアラウンドおよび境界外書き込みの脆弱性(CVE-2022-23943)などが修正されています。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]JVNVU#99602154: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる(Claris ナレッジベース)
FMPress Formsの動作環境
March 03, 2022
FMPress Formsは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。
2022年3月現在、FMPress Formsのご利用には、バージョン7.4以降のPHPとバージョン5.7以降のWordPressが稼働するWebサーバー、バージョン5.5以降のContact Form 7、そしてSSLサーバー証明書がインストールされているClaris FileMaker Server 19以降が必要です。
WebサーバーとFileMaker Serverは別々のサーバーでも構いませんし、1台のサーバーだけで運用することも可能です。なお、1台で動作させる場合にはFileMaker Serverに加えてPHPやWordPress等を別途インストールする必要が出てきます。
[関連]FMPress Forms 1.1.0の動作環境(FAMLog)
(2022/05/30追記:関連記事を追加しました。)
Claris FileMaker Server 19.4.1の新機能:カスタム OAuth アイデンティティプロバイダのサポート
February 16, 2022
Claris FileMaker Server 19.4.1では、カスタム OAuth アイデンティティプロバイダを外部認証用に追加できるようになっています。
バージョン19.4.1のFileMaker Serverでは、FileMaker Server Admin Consoleにおいて[管理]ページの[外部認証]に[カスタム IdP 認証設定]セクションが含まれるようになっており、カスタム OAuth アイデンティティプロバイダを外部認証用に設定できます。
なお、OAuth アイデンティティプロバイダアカウントを使用するクライアントは、FileMaker Serverによって共有されているファイルを開くときにサーバーの完全修飾ドメイン名を使用する必要があります。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始(FAMLog)
Contact Form 7 5.5.5が公開
February 14, 2022
Contact Form 7 5.5.5が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.5.5では、ブロックエディターにおいてインラインスクリプトをサーバー側で生成することによりコンタクトフォームリストがエディターに確実にロードされるようになっているほか、reCAPTCHAモジュールのカテゴリーが「スパム対策」に変更されています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
[関連]FMPress Formsを公開(FAMLog)