FAMLog


FileMaker Pro 13では.xls形式でのレコードのエクスポートと保存機能は非サポート

June 13, 2014

FileMaker Pro 13では、Excel 95-2004 ワークブック(.xls)形式でのレコードのエクスポートと保存機能がサポートされなくなりました。

今後Excel形式のファイルとしてエクスポートもしくは保存する際には、ファイルの拡張子が「.xlsx」である、Microsoft Excel 2007以降用のファイル形式を利用する必要があります。

なお、レコードのインポート機能については、拡張子が「.xls」であるExcel(Excel 95-2004)のファイル形式は引き続きサポートされています。

[関連]OS X LionでサポートされないFileMaker Pro 11の機能(FAMLog)

Tag: FileMaker

Java for OS X 2014-001が公開

June 09, 2014

Java for OS X 2014-001」が2014年5月下旬に公開されています。

Java for OS X 2014-001ではインストール処理の改善が行われていますが、インストールされるJava 6はJava for OS X 2013-005に含まれるものと同じバージョンのままです。Oracle社によるJava SE 6の公式アップデートもすでに終了しており、OS X用のJava SE 6もバージョンが更新されていない状況となっています。

なお、OS X版のFileMaker Server 10やFileMaker Server 11、FileMaker Server 12.0v3およびそれ以前を使用している場合は、サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない場合があります。Tomcatを実行しているサーバーにJava for OS X 2013-004以降もしくはJava for Mac OS X 10.6 Update 16以降を適用する場合、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整するパッチを実行するか、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整する必要があるので要注意です。

[関連]APPLE-SA-2013-10-15-1 Java for OS X 2013-005 and Mac OS X v10.6 Update 17(FAMLog)、Java SE 7 Update 55およびJDK 7 Update 55が公開(FAMLog)

Tag: Mac

FileMaker Server 13.0v2のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー

June 06, 2014

FileMaker Server 13.0v2では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。

バージョン13.0v2では、Internet Explorer 9がサポート対象外となり、新たにInternet Explorer 11がサポートされるようになっています。FileMaker Server 13.0v2のFileMaker WebDirectにおいて、公開されているデータベースにアクセスできるWebブラウザーは以下のものがサポートされています。

・Windowsの場合:Internet Explorer 10、Internet Explorer 11、Chrome 27
・OS Xの場合:Safari 6.1、Safari 7、Chrome 27

これらのバージョンは最低条件であり、FileMaker, Inc.によって認定された最新バージョンでも機能する場合があります。なお、現行のFileMaker WebDirectはモバイルデバイスでの使用向けには設計されていません。

[関連]FileMaker Server 13のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)

Tag: FileMaker

OpenSSL 1.0.1h、OpenSSL 1.0.0mおよびOpenSSL 0.9.8zaが公開

June 05, 2014

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.1h」、「OpenSSL 1.0.0m」および「OpenSSL 0.9.8za」が公開されています。

これらのバージョンでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。

中でもSSL/TLSにおける中間者攻撃の脆弱性は、クライアントとサーバーが共に脆弱性が存在するバージョン(1.0.1から1.0.1g、1.0.0から1.0.0l、0.9.8y以前の全て)かつサーバーがバージョン1.0.1以降の場合に、通信の盗聴・改竄を行う攻撃が行われる恐れがあります。

[関連]OpenSSL #ccsinjection Vulnerability(株式会社レピダム)

Tag: Security

Ruby 2.1.2、Ruby 2.0.0-p481およびRuby 1.9.3-p547が公開

May 23, 2014

Ruby 2.1.2」と「Ruby 2.0.0-p481」が2014年5月上旬に公開され、「Ruby 1.9.3-p547」が2014年5月中旬に公開されています。

Ruby 2.1.2、Ruby 2.0.0-p481およびRuby 1.9.3-p547には、多数のバグ修正が含まれており、古いOpenSSLを使用する環境(例えばUbuntu 10.04 LTSなど)において発生していた問題が修正されています。また、バージョン2.1.2では、Ruby 2.1.1に含まれていたHash#rejectの不具合が修正されています。

なお、2015年2月24日に保守が終了する予定であるRuby 1.9.3は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として何らかのセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態です。

Tag: Ruby

OS X版FileMaker Pro 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する

May 13, 2014

OS X版のFileMaker Pro 13およびFileMaker Pro 13 Advancedに同梱されているOpenSSLのバージョンを確認する方法の1つにdefaultsコマンドを使用する方法があります。

FileMaker Pro 13.0v3がインストールされているOS X Mavericks v10.9.2ではバージョン情報は次のように表示されます。

[実行例]
$ defaults read "/Applications/FileMaker Pro 13 Advanced/FileMaker Pro Advanced.app/Contents/Frameworks/OpenSSL.framework/Versions/A/Resources/Info" CFBundleVersion
(実際には1行で入力します)

[実行結果]
1.0.1g

FileMaker Pro 13.0v1および13.0v2ではOpenSSL 1.0.1eが使用されていますが、FileMaker Pro 13v3 アップデータを適用するとOpenSSLのバージョンが1.0.1gに更新されます。OpenSSL 1.0.1eにはHeartbleed問題に起因する脆弱性が存在するため、FileMaker Pro 13v3 アップデータの適用が強く推奨されます。

[関連]OS X版FileMaker Server 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する(FAMLog)、FileMaker Pro 13v3 アップデータとFileMaker Go 13.0.4が公開(FAMLog)

(2017年5月17日追記:「上記の方法でOpenSSLのバージョンを調べられるのはFileMaker Pro 15までです。」と一時記載していましたが、FileMaker Pro 16でも同様の方法で確認可能でした。)

Tag: FileMaker

Ruby on Rails 4.1が公開

April 24, 2014

Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 4.1」が2014年4月上旬に公開されています。

バージョン4.1では、Springアプリケーションプリローダーや、端末の種類によって出力するテンプレートを変更できる機能、ブラウザでメールのテンプレートをプレビューする機能など、数多くの新機能が追加されています。

なお、バージョン4.1系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

Tag: Ruby

OS X版FileMaker Proに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧

April 18, 2014

OS Xにおいて、defaultsコマンドを使用することでFileMaker Proに同梱されているOpenSSLのバージョンを確認できます。

OS X版のFileMaker Proに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧は下記の通りです。

・バージョン17.0.2:OpenSSL version 1.0.2o
・バージョン17.0.1:OpenSSL version 1.0.2l
・バージョン16.0.3:OpenSSL version 1.0.2l
・バージョン16.0.1:OpenSSL version 1.0.2j
・バージョン15.0.3:OpenSSL version 1.0.2j
・バージョン15.0.2:OpenSSL version 1.0.2h
・バージョン15.0.1:OpenSSL version 1.0.2d
・バージョン14.0.6:OpenSSL version 1.0.2d
・バージョン14.0.4:OpenSSL version 1.0.2d
・バージョン14.0v3:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン14.0v1:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン13.0v9:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン13.0v4:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン13.0v3:OpenSSL version 1.0.1g
・バージョン13.0v2:OpenSSL version 1.0.1e
・バージョン12.0v5:OpenSSL version 1.0.0
・バージョン11.0v4:OpenSSL version 0.9.8i
・バージョン10.0v3:OpenSSL version 0.9.7e

OpenSSL 1.0.1が公開された時期は2012年3月であり、FileMaker Pro 12およびそれ以前のバージョンにHeartbleed問題に起因する脆弱性が存在しないのは、OpenSSLのバージョン1.0.1系統や1.0.2系統が使用されていないためです。

[関連]OS X版FileMaker Serverに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧(FAMLog)

(2014年4月22日追記:Heartbleed脆弱性が修正されたバージョン13.0v3に関する記述を追加しました。)

(2015年4月7日追記:バージョン13.0v4とバージョン13.0v9に関する記述を追加しました。)

(2015年6月9日追記:バージョン14.0v1に関する記述を追加しました。)

(2015年12月13日追記:バージョン14.0v3とバージョン14.0.4に関する記述を追加しました。)

(2016年6月18日追記:バージョン14.0.6とバージョン15.0.1に関する記述を追加しました。)

(2016年11月14日追記:バージョン15.0.2に関する記述を追加しました。)

(2017年1月20日追記:バージョン15.0.3に関する記述を追加しました。)

(2017年5月17日追記:バージョン16.0.1に関する記述を追加しました。)

(2018年2月8日追記:バージョン16.0.3に関する記述を追加しました。また、2017年5月17日に追記した内容である「なお、defaultsコマンドでOpenSSLのバージョンを調べられるのはFileMaker Pro 15までです。」は誤りであったため削除しました。)

(2018年6月22日追記:バージョン17.0.1に関する記述を追加しました。)

(2018年7月27日追記:バージョン17.0.2に関する記述を追加しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker製品とHeartbleed問題

April 17, 2014

FileMaker製品とHeartbleed問題に関する情報がファイルメーカー社のWebサイトで更新されています。

ナレッジベースの記事において、FileMaker Server 13、FileMaker Pro 13、FileMaker Pro 13 AdvancedおよびFileMaker Go 13にはHeartbleed問題に起因する脆弱性があると確認されたバージョンのOpenSSLが含まれていると案内されています。

FileMaker Server 13についてはOpenSSL Hotfix for FileMaker Server 13.0v1を適用することで修正できますが、FileMaker Pro 13やFileMaker Pro 13 Advanced、FileMaker Go 13のアップデート版は現在準備中でまもなく公開されるとのことです。

当面の間は出所が不明なFileMakerデータベースファイルを開かないようにご注意ください。なお、FileMaker 12およびそれ以前のバージョンをご利用の場合はHeartbleed問題の影響はありません。

[関連]FileMaker 製品と Heartbleed 問題(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

OS X版FileMaker Serverに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧

April 16, 2014

OS Xにおいて、defaultsコマンドを使用することでFileMaker Serverに同梱されているOpenSSLのバージョンを確認できます。

OS X版のFileMaker Serverに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧は下記の通りです。

・バージョン17.0.2:OpenSSL version 1.0.2o
・バージョン17.0.1:OpenSSL version 1.0.2l
・バージョン16.0.4:OpenSSL version 1.0.2l
・バージョン16.0.1:OpenSSL version 1.0.2j
・バージョン15.0.3:OpenSSL version 1.0.2j
・バージョン15.0.2:OpenSSL version 1.0.2h
・バージョン15.0.1:OpenSSL version 1.0.2d
・バージョン14.0.4a:OpenSSL version 1.0.2d
・バージョン14.0.4:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン14.0v1:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン13.0v9:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン13.0v5:OpenSSL version 1.0.1i
・バージョン13.0v1a:OpenSSL version 1.0.1g
・バージョン13.0v1:OpenSSL version 1.0.1e
・バージョン12.0v5:OpenSSL version 1.0.0
・バージョン11.0v5:OpenSSL version 0.9.8i
・バージョン10.0v2:OpenSSL version 0.9.7e
・バージョン9.0v3:OpenSSL version 0.9.7e
・バージョン8.0v4:OpenSSL version 0.9.7e

OpenSSL 1.0.1が公開された時期は2012年3月であり、FileMaker Server 12およびそれ以前のバージョンにHeartbleed問題に起因する脆弱性が存在しないのは、OpenSSLのバージョン1.0.1系統や1.0.2系統が使用されていないためです。

[関連]OS X版FileMaker Server 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する(FAMLog)

(2014年4月24日追記:Heartbleed脆弱性が修正されたバージョン13.0v1aに関する記述を追加しました。)

(2015年4月7日追記:バージョン13.0v5とバージョン13.0v9に関する記述を追加しました。)

(2015年6月9日追記:バージョン14.0v1に関する記述を追加しました。)

(2015年12月4日追記:バージョン14.0.4とバージョン14.0.4aに関する記述を追加しました。)

(2016年11月14日追記:バージョン15.0.1とバージョン15.0.2に関する記述を追加しました。)

(2016年11月17日追記:バージョン15.0.3に関する記述を追加しました。)

(2017年5月17日追記:バージョン16.0.1に関する記述を追加しました。なお、defaultsコマンドでOpenSSLのバージョンを調べられるのはFileMaker Server 15までです。)

(2018年6月22日追記:バージョン16.0.4とバージョン17.0.1、バージョン17.0.2に関する記述を追加しました。)

Tag: FileMaker

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