FAMLog
FileMaker Server 10の新機能:データベース検証タスクスケジュール
June 01, 2009
FileMaker Server 10では、任意のタイミングで一貫性チェックを実行して、データベースの整合性を検証できるようになっています。
検証タスクスケジュールを作成したり、Admin Consoleの[データベース]ウインドウでデータベースを検証できる他、fmsadminコマンドを使用して検証することも可能です。fmsadminコマンドを使用してFileMakerデータベースの検証を行うには、VERIFYコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin verify -y FMServer_Sample
なお、データベース検証の際、一度データベースファイルが閉じられることになるので、その点は注意する必要があります。
fmsadminコマンドの活用 (10)
July 17, 2008
バージョン7以降のFileMaker Serverで利用できるfmsadminコマンドを使用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のデータベースファイルの状態を取得することができます。
fmsadminコマンドを使用してFileMakerデータベースの状態を取得するには、STATUSコマンドを使用します。
[構文]
fmsadmin STATUS file [FILE]
[使用例]
$ fmsadmin status file FMServer_Sample
STATUSコマンドにより、データベースファイルの開閉状態を知ることができ、場合によってはファイルが開かれている最中であるということも分かります。
Mac OS X LeopardではNetInfoが廃止
May 27, 2008
Mac OS X LeopardではNetInfoが廃止されており、「NetInfo マネージャ」アプリケーションが含まれなくなっています。
Mac OS X v10.4 Tigerまでに含まれていたNetInfo マネージャで使用できていたいくつかの高度な機能は、コマンドラインユーティリティdsclで代替することができます。
例えば、dsclコマンドを使用することで、fmsadminグループに任意のユーザーを追加することができます。
[関連]Mac OS X 10.5: 以前「NetInfo マネージャ」にあったいくつかの機能の代わりにコマンドラインユーティリティ "dscl" を使用してください(アップル)
データベースアップロードアシスタント利用時の注意点 (2)
May 20, 2008
Mac版のFileMaker Serverでは、データベースアップロードアシスタントにより、アップロードしたデータベースファイルのオーナーがfmserverに自動的に設定されます。
データベースファイルのオーナーとグループにはいずれも読み取りと書き込みアクセス権が設定され、その他のユーザーには読み取りアクセス権のみ付与されるよう調整されます。
旧バージョンのMac版FileMaker Serverでホストされるすべてのデータベースファイルは、通常fmsadminグループが読み書きできるようにアクセス権を変更する必要がありましたが、データベースアップロードアシスタントによりその作業を行う必要がなくなりました。
ただし、データベースを手動でアップロードする場合、旧バージョンと同様に所有権とアクセス権を別途設定する必要があります。
FileMaker関数・スクリプト+α事典
May 01, 2007
FileMaker Proの関数やスクリプトの基本や応用事例を解説した書籍「FileMaker 8 Functions and Scripts Desk Reference」の翻訳書「FileMaker関数・スクリプト+α事典」が発売されています。
この書籍は、Scott LoveとSteve Lane、Bob Bowersが執筆した「FileMaker 8 Functions and Scripts Desk Reference」の邦訳版であり、バージョン8.5のFileMaker Proにも対応した内容となっています。
FileMaker Proの関数やスクリプトのみならず、カスタム関数やFileMaker Serverのfmsadminコマンド、およびXML文法も紹介されており、リファレンス書として活用できます。
定価:3,360円(税込)
サイズ:A5
ページ数:724
著者:Scott Love、Steve Lane、Bob Bowers
訳者:さかいなおみ
監修:茂田カツノリ
出版社:ラトルズ
ISBN:978-4-89977-176-0[Amazon.co.jpで購入...]
fmsadminコマンドの活用 (9)
April 24, 2007
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドの使用方法の詳細を確認する方法の1つに、fmsadminコマンドのHELPコマンドを使用する方法があります。
fmsadminコマンドのヘルプを表示するには、HELPコマンドを使用します。
[構文]
fmsadmin [options] HELP [COMMAND]
[実行例]
$ fmsadmin help backup
$ fmsadmin help commands
$ fmsadmin help options
使用可能なコマンドやオプションの一覧、および特定のfmsadminコマンドのヘルプなどを参照することができます。
fmsadminコマンドの活用 (8)
April 10, 2007
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のデータベースファイルを閉じることができます。
fmsadminコマンドを使用してFileMakerデータベースを閉じるには、CLOSEコマンドを使用します。
[構文]
fmsadmin CLOSE [FILE...] [PATH...] [options]
[使用例]
$ fmsadmin close -y FMServer_Sample
$ fmsadmin close -y FMServer_Sample -m "Please close."
$ fmsadmin close --grace-time 120
通常は指定した名称(もしくはパス)のファイルが閉じられますが、ファイルやパスが指定されていない場合は、ホストされたファイルがすべて閉じられます。
CLOSEコマンドのオプションには「-m message(--message message)」、「-t seconds(--grace-time seconds)」および「-f(--force)」を指定することができます。
-f(--force)オプションを利用すると、強制的にデータベースを閉じます。また、接続しているクライアントに送信するテキストメッセージを指定する場合には-m(--message)オプションを利用し、クライアントの接続を強制的に解除するまでの合計の秒数を指定する場合には-t(--grace-time)オプション(デフォルトおよび最小の値は120秒)を利用します。
fmsadminコマンドの活用 (7)
April 06, 2007
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のデータベースファイルを開くことができます。
fmsadminコマンドを使用して、デフォルトデータベースフォルダおよび追加データベースフォルダ内にあるFileMakerデータベースを開くには、OPENコマンドを使用します。
[構文]
fmsadmin OPEN [FILE...] [PATH...]
[使用例]
$ fmsadmin open FMServer_Sample
$ fmsadmin open FMServer_Sample FMServer_Sample2
$ fmsadmin open "filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Databases/FMServer_Sample.fp7"
通常は指定した名称(もしくはパス)のファイルが開かれますが、ファイルやパスが指定されていない場合は、データベースフォルダ内にあるすべてのファイルが開かれます。
なお、下記のようにファイルIDを使用してデータベースを開くことも可能です。ファイルIDはfmsadminコマンド(fmsadmin -s list files)を用いて判別することができます。
$ fmsadmin open 7
fmsadminコマンドの活用 (6)
July 26, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを停止することができます。
fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverを停止するには、STOPコマンドを使用します。
(構文)
fmsadmin STOP [options]
(使用例)
$ fmsadmin stop
$ fmsadmin stop --grace-time 120
STOPコマンドのオプションには「-f(--force)」、「-m message(--message message)」および「-t seconds(--grace-time seconds)」を指定することができます。
-f(--force)オプションを利用すると、FileMaker Serverのシャットダウンを高速に実行します。また、接続しているクライアントに送信するテキストメッセージを指定する場合には-m(--message)オプションを利用し、クライアントの接続を強制的に解除するまでの合計の秒数を指定する場合には-t(--grace-time)オプションを利用します。
なお、-t(--grace-time)オプションは、-f(--force)オプションが使用されていない場合にのみ使用でき、デフォルト(および最小)の値は120秒となっています。
fmsadminコマンドの活用 (5)
July 07, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のタスクスケジュールを実行できます。
fmsadminコマンドを使ってスケジュールを手動で実行するには、RUNコマンドを使用し、引数にスケジュールIDを指定します。
(使用例)
$ fmsadmin run schedule 1
なお、スケジュールとID番号の一覧を取得するには、fmsadminコマンドのLISTコマンドを使用します。