FAMLog


FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第3章の変更点

November 21, 2008

書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。

第3章の「データの取得と処理」では、主にバージョン8および9の新機能についての内容もカバーし、下記の節を新たに追加しました。

・3.2.4 FileMakerデータベースのエラーコード番号を取得する
・3.3.21 スクリプトに引数を渡す
・3.3.22 FileMakerクエリー文字列で複雑な検索条件を指定して検索を行う(複合検索)
・3.3.24 ポータルレコードの取得にポータル設定オプションを利用する
・3.3.27 ポータル内のレコードを削除する

上記以外も全体的に文章の見直しを行い、細かい注意点や解説を追加、更新しました。また、各クエリーコマンドおよび引数が、FileMaker API for PHPにおけるどのメソッドに対応しているかという記述も参考までに追加しました。

[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:内容の立ち読み(FAMLog)

Tag: Book

FileMaker Proの取得関数とFileVault

November 18, 2008

FileMaker Proの取得関数は、FileMaker Proデータベース内の要素や現在の状態についての情報を取得するために使用します。

取得関数では、Mac OS Xで利用できるFileVault機能の利用の有無により返ってくる値が異なる関数がありますが、その関数の一覧は下記の通りです。

・Get(デスクトップパス)
・Get(テンポラリパス)
・Get(ドキュメントパス)
・Get(ファイルパス)
・Get(環境設定)

これらの関数をMac OS Xで使用する場合には、FileVaultを有効にしている環境も考慮する必要があります。

[関連]Get(デスクトップパス)関数とFileVault(FAMLog)

Tag: FileMaker

Fusion Reactor v2.06

November 12, 2008

FileMakerのWebビューア機能を使って、Ajaxを利用したインターフェースやOS標準のボタン表示などをFileMakerで実現できる有償のプラグイン「Fusion Reactor v2.06」が公開されています。

FileMaker Excellence Award for Solution of the Yearを今年受賞したFusion Reactor v2は、ニュージーランドのDigital Fusion社が開発したFileMaker Pro用のプラグインです。バージョン2.06では日本語に翻訳されたデモファイルも用意されています。

Fusion Reactorを使用すれば、WebビューアとFileMaker Proデータベースをシームレスに連携させることができます。FileMaker ProデータベースのデータをWebビューアで表示させつつ、Webビューア内のJavaScriptからFileMakerのScriptMakerスクリプトを実行したり、データベースの値を直接変更することも可能です。

Tag: FileMaker

FileMaker Developer Conference 2009の早期登録受付開始

November 04, 2008

FileMaker, Inc.が、来年の8月13日から8月16日までSan Francisco Hiltonにて開催される「FileMaker Developer Conference 2009」の早期登録受付を開始したと発表しています。

年に1度開催されるFileMaker Developer Conferenceは、FileMakerデータベースを利用する、世界中の企業内デベロッパーや独立開発事業者、コンサルタントおよびトレーナーが一同に集うカンファレンスです。FileMakerに関するさまざまなワークショップやセミナー、セッション、ミーティングなどが行われます。

なお、2009年1月31日までに早期登録を完了した登録者は、通常料金から300米ドルの割引を受けられるとのことです。

Tag: FileMaker

mi 2.1.8

October 31, 2008

快適かつ効率的なテキスト編集作業を支援することを目指している、Mac OS X用のテキストエディター「mi 2.1.8」が2008年10月25日に公開されています。

約3年4ヶ月ぶりにリリースされた正式版であるバージョン2.1.8では、UniversalアプリケーションとしてIntelベースのMacにも正式対応し、Unicodeにネイティブ対応しています。

mi 2.1.8はMac OS X v10.3.9以降で動作します。バージョン2.1.8自体は、ベータ版のバージョン2.1.8b6からの変更は特になく、中身はバージョン2.1.8b6と同じものであるとのことです。

Tag: Mac

FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:サンプルファイル

October 29, 2008

「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」(ISBN:978-4-86100-595-4)で解説しているXSLTスタイルシートのサンプルをダウンロードできます。

・ダウンロード:FMS9SampleXSLT.zip(Zip形式の圧縮ファイル/ファイルサイズ:約84KB)
・書籍の詳細:FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版

「FMS9SampleXSLT.zip」のSHA-1ダイジェスト:
00b39930d4779a402616d67050a03e63b316a8d3

本サンプルには、2008年10月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」で解説しているXSLTスタイルシートのサンプルファイルが収録されています。

サンプルファイルは、実際の動作確認のためではなく、テキストエディターを用いてサンプルの内容をご確認いただけるように用意したものです。実際の動作確認に必要なデータベースファイルは収録されていませんので、あらかじめご了承ください。

Tag: Book

FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:目次

October 27, 2008

FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」目次

第1章 イントロダクション
・1.1 FileMakerの特長
・1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類
・1.3 FileMakerの製品構成
・1.4 FileMakerのWeb公開機能の歴史
・1.5 バージョン6以前のカスタムWeb公開との違い
・1.6 バージョン7以降におけるカスタムWeb公開の新機能と改善点
・1.7 カスタムWeb公開技術の概要
・1.8 カスタムWeb公開に使用するソフトウェア
・1.9 カスタムWeb公開の仕組み

第2章 FileMaker Server 9のセットアップ
・2.1 FileMaker Serverをインストールする前の確認事項
・2.2 FileMaker Serverのインストール
・2.3 データベース公開のための設定

第3章 データの取得と処理
・3.1 Web公開エンジンの情報の取得
・3.2 データベース情報の取得
・3.3 データベース処理の実行
・3.4 オブジェクトフィールドのデータの表示
・3.5 クライアント情報の取得

第4章 出力結果の調整
・4.1 出力方法の指定と調整
・4.2 文字列の加工と操作
・4.3 数値演算
・4.4 条件分岐
・4.5 日付と時刻の処理
・4.6 エラー処理

第5章 Web公開エンジンが備える機能の活用
・5.1 メールの送信
・5.2 Cookieの利用
・5.3 セッション拡張関数
・5.4 ヘッダー関数の活用
・5.5 ログの利用
・5.6 その他の機能

第6章 セキュリティ
・6.1 FileMaker Server 9のセキュリティ機能
・6.2 Webアプリケーション開発における注意点

第7章 XSLT機能の拡張
・7.1 Javaによる機能拡張
・7.2 スクリプト言語による機能拡張

付録
・付録A FileMakerデータベースのエラーコード番号
・付録B FileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号

(2008/11/21追記:「1.2 FileMakerによるWeb公開」を「1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類」に修正しました。)

Tag: Book

Bento 2

October 16, 2008

ファイルメーカー社が、Mac用パーソナルデータベースの新バージョンである「Bento 2」を2008年11月上旬に日本国内で発売すると発表しています。

Bento 2では、Apple MailのメッセージやRSS配信が、Bentoに格納されている情報と直接リンクさせることができるようになっています。Microsoft ExcelやNumbersのスプレッドシートを直接インポートできるようになると共に、ExcelやNumbersのフォーマットへのエクスポートも可能となっており、その他にも数多くの新機能が追加されています。

Bento 2の利用には、Intelプロセッサー、PowerPC G5またはPowerPC G4(867MHz以上)プロセッサーを搭載したMacで動作するMac OS X Leopard(バージョン10.5.4以降)、そして512MB以上のRAMと1GBのディスクスペースが必要です。

Bento 2の価格は税込5,040円で、ファミリーパックの価格は税込10,290円です。

Tag: Mac

カスタムWeb公開におけるスクリプト変数の有効範囲

October 09, 2008

FileMaker 8以降でスプリプトや計算式でグローバル変数やローカル変数を使用できるようになりましたが、FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開でスクリプト変数を利用する際にはいくつか注意点があります。

カスタムWeb公開におけるグローバル変数は、グローバルフィールドと同様に各クライアントごとに独自の値を持つものの、ファイルが閉じられるまでその値が保持されるのではなく、1回のHTTPリクエスト(厳密にはWeb公開コアへのリクエスト)が完了するたびに値が破棄されます。すなわち、グローバル変数の有効範囲は、データベースセッションが無効の場合はリクエストが終了するまでです。

一方、Web公開エンジンのXSLTデータベースセッションオプションを有効にすると、セッション拡張関数を使用したときにグローバル変数およびグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持できるようになります。すなわち、データベースセッション有効時におけるグローバル変数の有効範囲はセッションがタイムアウトするまでとなります。

ローカル変数については、データベースセッションの設定に関わらず、その有効範囲は常にスクリプトが終了するまでです。

[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト変数(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Excel Accelerator Kit

October 07, 2008

ファイルメーカー社が「FileMaker Excel Accelerator Kit」を配布しています。

FileMaker Excel Accelerator Kitには、FileMaker Proの30日間無料評価版と、ExcelとFileMakerを一緒に使う方法を説明するハウツーガイド、および使い方をステップごとに説明する英語のビデオチュートリアルが含まれています。

ハウツーガイドでは、ExcelファイルからFileMaker Proのデータベースに変換する方法や、作成したデータベースを活用する方法について、ステップごとに解説されています。

Tag: FileMaker

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