FAMLog
開業医のためのFileMaker Pro実践活用術
December 03, 2007
現役の開業医がFileMaker Proの有用性と実践的なテクニックを紹介・解説した書籍「開業医のためのFileMaker Pro実践活用術」が2007年11月下旬に発売されています。
この書籍は、現役の開業医が病院を経営する上で、FileMaker Proがいかに役に立つかを様々な側面から紹介しています。現場で役立つ「患者管理システム」「定期検診の案内状」「画像データベース」「接客専用カルテ」「CTIシステム」「予約表」「薬剤情報提供書」の作り方などが豊富な図版とともに解説されています。
FileMaker Pro 8.5をベースに執筆されていますが、FileMaker Pro 9でもそのまま活用でき、FileMaker Proで画像管理データベースを作成する際にも参考となる書籍です。
定価:3,990円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 336
著者:鷲沢 直也
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
ISBN:978-4-86100-540-5[Amazon.co.jpで購入...]
第2回「FileMaker Day」発表資料
December 04, 2007
2007年12月4日に行われた、セブンズドアとApple StoreとのコラボレーションによるFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Day」(第2回)で発表した資料を下記よりダウンロードできます。
・ダウンロード:「インスタントWebをiPod touchに最適化する試み」(PDF形式/ファイルサイズ:約128KB)
デモでは、インスタントWeb公開機能とSafari for iPod touchに関する紹介を行いました。
■関連リンク
・iPhone向けWebアプリケーションとコンテンツの最適化(Apple Developer Connection)
・iPod touch から Mac 上の FileMaker データベースを更新してみる(FileMakerPro Kyushu Users Meeting)
・IWP Module for SeedCode Calendar Complete(SeedCode)
・iUI
FileMaker Pro 9v3 アップデータ
December 05, 2007
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 9v3 アップデータ」と「FileMaker Pro 9v3 Advanced アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 9またはFileMaker Pro 9 Advancedをバージョン9.0v3に更新するものです。Mac OS X LeopardにおいてインスタントWeb公開機能が動作するようになると共に、インスタントWeb公開のサポート対象ブラウザーにMac OS X LeopardのSafari 3とFirefox 2が新たに追加されています。
その他、FileMaker Server 9.0v2で修正された、インスタントWeb公開において特定の条件下で値一覧から間違った値を表示する問題も修正されています。
FileMaker Pro 9の改善点:フィールドレベルでのスペルチェック機能
December 06, 2007
FileMaker Pro 9では、個々のフィールドごとに視覚的なスペルチェック機能を有効もしくは無効にするか選択できるように改善されています。
レイアウトモードでフィールドを選択している状態で、[書式]メニューの[フィールド/コントロール]サブメニューの[動作...]を選択すると、[フィールド選択時の動作]ダイアログボックスが表示されます。
そのダイアログボックスにある[視覚的なスペルチェックを適用しない]を選択して[OK]を押すと、個々のフィールドごとにスペルチェック機能を無効にすることができます。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:視覚的なスペルチェッカー(FAMLog)
FileMaker Pro 9の改善点:[ヘルプ]メニューの改善と強化
December 07, 2007
FileMaker Pro 9では、[ヘルプ]メニューから製品マニュアルの参照、FileMaker Proの登録とアクティベーション、およびFileMakerへのフィードバックの送信ができます。
バージョン9で[ヘルプ]メニューに追加されたメニュー項目は下記の通りです。
・[製品マニュアル]
・[アクティベート...]([アクティベーションの解除...])
・[フィードバックの送信]
[製品マニュアル]サブメニューからは、各種PDFドキュメントのファイルを直接開くことができます。
Ruby on Rails 2.0
December 10, 2007
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.0」が公開されています。
Rails 2.0では、RailsのコアライブラリであるAction PackのResourcesやMultiviewの改良や機能追加が行われ、Basic認証を扱うための新しいモジュールの追加および例外処理の強化など、数多くの機能が追加・改良されています。また、セッションがCookieに保存される仕組みが新たに導入され、デフォルトでその仕組みを利用するように変更されています。
なお、バージョン2.0が公開された直後に問題が発覚したため、現時点では修正版としてバージョン2.0.1が公開されています。
FileMaker Pro 9の改善点:強化されたWebビューア
December 11, 2007
FileMaker Pro 9では、Webビューアで新たに進行状況バーとステータスメッセージが表示されるようになり、オプションで表示/非表示を選択できるようになっています。
WebビューアをFileMaker Pro 9で作成すると、[進行状況バーの表示]オプションおよび[ステータスメッセージの表示]オプションは通常オンになりますが、FileMaker Pro 8.5ではそれらのオプションは使用できません。
WebビューアをFileMaker Pro 8.5で作成して、FileMaker Pro 9で開くと、進行状況バーとステータスメッセージのオプションはオフのままです。その場合、進行状況バーおよびステータスメッセージを表示させるには、Webビューアのオプション設定を変更する必要があります。
FileMaker Pro 9の改善点:Webビューアがdataスキームをサポート
December 13, 2007
FileMaker Pro 9では、WebビューアにおいてdataスキームがWindows版でも新たにサポートされています。
Mac版FileMaker Pro 8.5でもWebビューアにおいてdataスキームを使用することができましたが、バージョン9ではWindows版でもその機能を利用できるようになりました。
例えば、[Web ビューアの設定]ダイアログの[Web アドレス]欄に下記例の内容を入力すると、Webサーバーを介さずに任意のHTMLをソースとしたページをWebビューア上に表示させることができます。
[例]
"data:text/html,<html><body><b>HELLO </b>new features!</body></html>"
Webに関連する各種技術をさらに活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。
[関連]FileMaker 9 Tip#9: Web Viewers without the Web(SFR FileMaker Blog)
FileMaker Web News:第25回 2007年12月号
December 14, 2007
「FileMaker Web News」第25回目をお届けします。
■FileMaker Pro 9v3 アップデータ
FileMaker Pro 9v3 アップデータとFileMaker Pro 9v3 Advanced アップデータが2007年12月上旬に公開されました。Mac OS X LeopardにおいてインスタントWeb公開機能が動作するようになり、FileMaker Pro 9およびFileMaker Pro 9 Advancedの最新版はバージョン9.0v3となっています。
[関連]FileMaker Pro 9v3 アップデータ(FAMLog)
■FileMakerのインスタントWeb公開機能にXSS脆弱性
2007年11月21日に、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が、FileMakerのクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性に関する情報を公開しました。今回公開された脆弱性は、FileMakerのバージョン7、8および8.5のインスタントWeb公開機能に存在します。2007年12月14日現在、バージョン7、8および8.5用の修正パッチは提供されておらず、現時点で実行できる対策方法はFileMaker 9 製品ラインへアップグレードすることです。
[関連]FileMakerのインスタントWeb公開機能にXSS脆弱性(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
2007年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
December 17, 2007
2007年12月15日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「FileMaker ServerとRailsをつなぐRfm」(PDF形式/ファイルサイズ:約140KB)
プレゼンテーションでは、FileMakerやRfmとは直接関係ないものですが、CとRubyで実装されたCometサーバーである「ShootingStar」を利用して、Webブラウザーに表示されているプレゼンテーションのスライドを無線LANでつながっているiPod touch上のSafariから切り替えるデモも行いました。
■関連リンク
・Rfm
http://sixfriedrice.com/wp/products/rfm
http://rubyforge.org/projects/rfm
・Rfm Community
http://groups.google.com/group/rfmcommunity
・Ruby on Rails
http://www.rubyonrails.org/
・Manifesto for Agile Software Development
http://www.agilemanifesto.org/
・ShootingStar
http://rubyforge.org/projects/shooting-star/
APPLE-SA-2007-12-13 QuickTime 7.3.1
December 18, 2007
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.3.1」が配布されています。
QuickTime 7.3.1では、RTSPの処理に関する危険な脆弱性や、QTL形式のファイルおよびFlashの処理において任意のコード実行を許してしまう脆弱性が修正されています。
対象となるOSは、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.9以降、Mac OS X v10.5以降、Windows VistaおよびWindows XP SP2です。
APPLE-SA-2007-12-14 Java Release 6 for Mac OS X 10.4
December 19, 2007
Appleから「Java Release 6 for Mac OS X 10.4」がリリースされています。
Java Release 6 for Mac OS X 10.4は、Mac OS X v10.4.10、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.10およびMac OS X Server v10.4.11において、Javaに関するセキュリティ上の各種問題を修正するものです。なお、今回修正されている問題は、Mac OS X Leopardではすでに修正されている、もしくは影響がないものであるとのことです。
このアップデートにより、J2SE 5.0はバージョン1.5.0_13に、Java 1.4はバージョン1.4.2_16に更新されます。
FileMaker Pro 8.5v2 Mac版アップデータ
December 20, 2007
ファイルメーカー社が、Mac版の「FileMaker Pro 8.5v2 アップデータ」および「FileMaker Pro 8.5v2 Advanced アップデータ」を配布しています。
Mac版のバージョン8.5v2では、Mac OS X LeopardにおいてMicrosoft Excel形式で保存またはエクスポートする場合にアプリケーションがフリーズする原因になる問題、およびMac OS X Leopardにおいてシステム言語と地域設定が一致しない場合にファイル作成時にアプリケーションがクラッシュする不具合が修正されています。
なお、バージョン8.5v2でもMac OS X Leopard上ではインスタントWeb公開機能は動作しません。Mac OS X LeopardでFileMaker ProのインスタントWeb公開機能を利用したい場合には、FileMaker Pro 9.0v3にアップグレードする必要がある模様です。
[関連]FileMaker Pro 8.5v2 Windows版アップデータ
Ruby on Rails 2.0.2
December 21, 2007
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.0.2」が公開されています。
Rails 2.0.2では、デフォルトで利用するデータベースがMySQLからSQLiteに変更され、従来より容易にRailsアプリケーションを開発し始められるようになっています。
また、新しく生成されるアプリケーションのconfig/environments/production.rbファイルに「config.action_view.cache_template_loading = true」が設定されるように変更され、プロダクションモードでテンプレートファイルの変更がチェックされなくなっています。
APPLE-SA-2007-12-17 Security Update 2007-009
December 25, 2007
Appleから「Security Update 2007-009」が公開されています。
Security Update 2007-009は、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1およびMac OS X Server v10.5.1向けに用意されており、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・CUPS、Flash Player Plug-in、Launch Services、Mail、Perl、Python、Ruby、Safari、Samba、Shockwave Plug-in(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1)
・Address Book、ColorSync、Core Foundation、Desktop Services、GNU Tar、iChat、IO Storage Family、Safari RSS、SMB、Spotlight、tcpdump、XQuery(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11)
・CFNetwork、Quick Look、Ruby on Rails、Software Update、Spin Tracer(Mac OS X Server v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1)
なお、このセキュリティアップデートにより、Adobe Flash Playerはバージョン9.0.115.0に、Mac OS X LeopardおよびMac OS X Server Leopardに付属のRuby on Railsはバージョン1.2.3から1.2.6にアップデートされます。
[関連]Security Update 2007-009 v1.1(Apple)
FileMaker Pro 9 一目瞭然
December 26, 2007
FileMaker Pro 9の入門書およびリファレンス書として活用できる書籍「FileMaker Pro 9 一目瞭然」が2007年12月上旬に発売されています。
この書籍は「FileMaker Pro 8.5一目瞭然」の内容が一部加筆修正されたバージョン9対応の改訂版です。フィールド定義やデータ入力、レイアウトなどの初歩から、スクリプトやオブジェクトの作り方などを紹介していて、Windows版とMac版の両方に対応した内容になっています。
定価:3,360円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 520
著者:西村 勇亮
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
ISBN:978-4-86100-560-2[Amazon.co.jpで購入...]
Rubyist Magazine 0022号が公開
December 27, 2007
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0022号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
Rubyist Magazine 0022号には、Ruby Conference 2007のレポートや、eRubyの高速化に関する記事などが掲載されています。
FileMaker Pro 9の改善点:状況に応じたヘルプトピックの表示ボタン
December 28, 2007
FileMaker Pro 9では、状況に応じたヘルプトピックを表示するボタンが一部のダイアログボックスに新たに配置されるようになっています。
[Web ビューアの設定]、[ボタン設定]、[計算式の指定]および[新規レイアウト/レポート]ダイアログボックスの左下に配置されている[詳細...]ボタンや[?]マークのボタンをクリックすると、状況に応じたヘルプトピックが表示されて、使用方法についての詳しい説明をすぐに参照することができます。
なお、FileMaker Pro 9の日本語版ヘルプでは上記のボタンは「[ヘルプ] ボタン」、英語版ヘルプでは「Learn buttons」として用語集に掲載されています。