FAMLog


macOS Sonoma 14の提供が開始

October 02, 2023

macOS Sonoma 14の提供が2023年9月下旬に開始されています。

macOS Sonomaでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。macOS Sonomaに対応しているMacは、iMac(2019以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2018以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022以降)およびMac mini(2018以降)です。

Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Server 2023(20.2)はmacOS Sonomaと互換性があり、現在のところ既知の問題点はありません。一方、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)はmacOS Sonomaと互換性がありますが、既知の問題が複数確認されているとのことです。

[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker と macOS Sonoma (14.0) と iOS 17 の互換性(Claris ナレッジベース)

Tag: Security

Safari 17の提供が開始

October 03, 2023

AppleからSafari 17の提供が2023年9月下旬に開始されています。

さまざまな新機能が追加されているSafari 17では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。macOS MontereyおよびmacOS Ventura向けに配布されているSafari 17はmacOS Sonomaにも搭載されています。

なお、今回macOS Big Sur用のSafari 17が提供されていないことから、実質的にmacOS Monterey以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。

[関連]macOS Sonoma 14の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

Xcode 15の提供が開始

October 04, 2023

AppleからXcode 15の提供が2023年9月に開始されています。

Xcode 15には、iOS 17、iPadOS 17、tvOS 17、watchOS 10およびmacOS Sonoma 14用のSDKならびにSwift 5.9が含まれています。また、Dev Tools、GPU DriversおよびiTMSTransporterのセキュリティ脆弱性が修正されています。

Xcode 15はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/から入手可能で、動作条件としてmacOS Ventura 13.5以降が必要です。

[関連]macOS Sonoma 14の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

Contact Form 7 5.8.1が公開

October 05, 2023

Contact Form 7 5.8.1が2023年9月下旬に公開されています。

Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.8.1では、安全でないメール設定を警告する新しいエラータイプの導入に加えて、いくつか重要な変更が設定検証に対して行われています。一部後方互換性がないものも含まれているため、開発者としてWPCF7_ConfigValidatorクラスを利用したことがある場合には注意が必要です。

なお、Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されているため、Contact Form 7 5.8.1の動作にはPHP 7.4以降かつWordPress 6.2以上の環境が必要です。

[関連]Contact Form 7 5.8が公開(FAMLog)

Tag: WordPress

Form data to kintone 2.27.1が公開

October 06, 2023

Form data to kintone 2.27.1が2023年9月下旬に公開されています。

Form data to kintoneは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをkintoneに保存できるWordPressプラグインです。Contact Form 7 5.8.1との互換性が確認されているForm data to kintone 2.27.1ではPHP 7.4以降の環境が要求されるように変更されています。

Form data to kintoneのライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。

[関連]Contact Form 7 5.8.1が公開(FAMLog)

Tag: WordPress

iOS 17.0.3およびiPadOS 17.0.3の提供が開始

October 10, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 17.0.3と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 17.0.3の提供が開始されています。

iOS 17.0.3およびiPadOS 17.0.3ではセキュリティ脆弱性の修正も行われています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。

[関連]iOS 17.0.1およびiPadOS 17.0.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

curl 8.4.0の提供が開始

October 11, 2023

curl 8.4.0が公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 8.4.0では2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2023-38545およびCVE-2023-38546)が修正されています。

なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.2.1)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。

[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.12 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS

Tag: Apache

iOS 16.7.1およびiPadOS 16.7.1の提供が開始

October 12, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.7.1と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.7.1の提供が開始されています。

iOS 16.7.1およびiPadOS 16.7.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-42824)が修正されていることから、iOS 16を使用している場合にはiOS 16.7.1に、iPadOS 16を使用している場合にはiPadOS 16.7.1にアップデートすることが推奨されます。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。

[関連]iOS 17.0.3およびiPadOS 17.0.3の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

WordPress 6.3.2が公開

October 13, 2023

WordPress 6.3.2が公開されています。

WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン6.3.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、WordPress 4.1以降の各バージョンも同時に更新および修正が行われています。WordPressはバージョン6.4の開発も進められており、現在バージョン6.4 Beta 3が公開されている状況です。

なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをサーバー上で共有されているFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからダウンロードできます。

Tag: WordPress

OpenSSH 9.5が公開

October 16, 2023

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.5が2023年10月上旬に公開されています。

OpenSSH 9.5では、オプションを指定せずにssh-keygenコマンドを実行するとEd25519形式の鍵を生成するように変更されています。RFC 8709で規定されているEd25519はOpenSSHではバージョン6.5以降でサポートされています。

なお、バージョン9.5では、sshdのMatchブロックにおいてSubsystemディレクティブの値を上書きできるようになっています。

[参考]OpenSSH 9.5p1 がリリースされました(春山征吾のBlog)、OpenSSH 6.5が公開(FAMLog)

Tag: Security

PHP 8.1.24とPHP 8.2.11が公開

October 17, 2023

PHP 8.1.24PHP 8.2.11が2023年9月下旬に公開されています。

PHP 8.1.24とPHP 8.2.11では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。PHPはバージョン8.3系統の開発も進められており、現在バージョン8.3.0 RC 4が公開されている状況です。

なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

Node.js v18.18.2が公開

October 18, 2023

Node.js v18.18.2 (LTS)が公開されています。

複数のセキュリティ脆弱性が修正されているNode.js v18.18.2では、HTTP/2 Rapid Resetの脆弱性(CVE-2023-44487)も修正されています。Node.js v16は2023年9月にサポートが終了したため、Node.js v18への更新が推奨される状況になっています。

なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.2.1ではNode.js v18.13.0が使用されています。

[関連]Node.js v18のサポート終了予定日(FAMLog)、Node.js v16のサポート終了予定日(FAMLog)


Apache HTTP Server 2.4.58が公開

October 19, 2023

Apache HTTP Server 2.4.58が公開されています。

Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.58では、HTTP/2を処理する際の脆弱性(CVE-2023-43622およびCVE-2023-45802)とmod_macroの脆弱性(CVE-2023-31122)が修正されています。

なお、macOSおよびUbuntu 18.04向けのClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されていますが、Ubuntu 20.04以降ではWebサーバーとしてApache HTTP Serverの代わりにnginxが使用されるようになっています。

[関連]JVNVU#93413100: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)

(2023/10/25追記:関連記事を追加しました。)

Tag: Apache

FAMLog News Archive:第101回 2023年秋号

October 20, 2023

■Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始(2023年9月)

Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が2023年9月に開始されました。macOS Sonomaと互換性があるClaris FileMaker 2023(バージョン20.2)では、計算フィールドの作成やスクリプトによる変数の設定をせずにレイアウトに計算値を配置できるようになっています。

[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始(FAMLog)

■INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定スケジュールを発表(2023年8月)

2023年12月にINTER-Mediator Ver.5の保守およびサポートを終了する予定であることを2023年8月に発表しました。INTER-MediatorのFileMaker Server対応については今後は「ベストエフォート」、すなわち可能な限りの対応を行いますが、INTER-Mediatorが備えている機能をFileMaker Server向けに全面的にサポートすることはしない予定です。

[関連]今後のINTER-MediatorにおけるClaris FileMaker Server対応について(FAMLog)、INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定月(FAMLog)

Tag: News

米国においてClaris Pro 40.2.2の提供が開始

October 23, 2023

米国においてClaris Pro 40.2.2の提供が開始されていますが、Claris Pro 40.2.2では.clarisファイルを.fmp12ファイルとして保存できるようになっています。

FileMaker Pro 12 形式(.fmp12)でファイルを保存するには、Claris Proを用いてローカルで.clarisファイルを開いて[ファイル]メニューの[名前を付けて保存...]を選択し、[保存形式:](Windows)または[タイプ:](macOS)で [FMP12 形式に変換]を選択します。

なお、Claris Proは日本においては発売されておらず、2023年10月23日時点ではClaris Studioも日本国内では正式に販売が開始されていない状況となっています。

[関連]Claris プラットフォームではファイル形式が変更(FAMLog)

Tag: Claris

Apache Tomcat 8.5.94、9.0.81および10.1.14ではセキュリティ脆弱性が修正済み

October 24, 2023

2023年10月上旬に公開されたApache Tomcat 8.5.94Apache Tomcat 9.0.81およびApache Tomcat 10.1.14ではセキュリティ脆弱性が修正されています。

Apache Tomcat 8.5.94、Apache Tomcat 9.0.81およびApache Tomcat 10.1.14では、HTTP/2プロトコルを採用するサーバに大量のリクエストのキャンセルによりサーバリソースを消費する問題(CVE-2023-44487)やHTTP Trailer headerを正しく解析しない問題(CVE-2023-45648)などが修正されています。

なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.15ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.2.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。

[関連]JVNVU#93620838: Apache Tomcatにおける複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Apache

Node.js v20.9.0が公開

October 25, 2023

Node.js v20.9.0 (LTS)が公開されています。

Node.js v20系列は今回公開されたNode.js v20.9.0で長期サポート版(LTS)となっており、現在長期サポート版と位置付けられているのはNode.js v18系列とNode.js v20系列の2系列です。Node.js v20は2026年4月30日にサポートが終了する予定となっています。

なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.2.1ではNode.js v18.13.0が使用されています。

[関連]Node.js v18のサポート終了予定日(FAMLog)


iOS 17.1およびiPadOS 17.1の提供が開始

October 26, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 17.1と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 17.1の提供が開始されています。

AirDropの通信範囲外に移動してもインターネット経由でAirDropの転送を継続できるようになったiOS 17.1およびiPadOS 17.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。

Tag: Security

OpenSSL 3.0.12およびOpenSSL 3.1.4が公開

October 27, 2023

OpenSSL 3.0.12およびOpenSSL 3.1.4が公開されています。

OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 3.0.12およびOpenSSL 3.1.4では、鍵とIV(Initialization Vector)の長さに関する処理に問題があることで一部の共通鍵暗号の初期化時に切り捨てやオーバーフローが発生する可能性がある脆弱性(CVE-2023-5363)が修正されています。 OpenSSL Projectによると、OpenSSL SSL/TLS実装およびOpenSSL 3.0と3.1のFIPSプロバイダは本脆弱性の影響を受けないとのことです。

なお、現時点でのOpenSSLの最新安定バージョンはバージョン3.1.4ですが、バージョン3.0系統は長期サポート版(LTS)として位置付けられており、OpenSSL 3.0系統はOpenSSL 3.1系統のサポートが終了した後も約1年半引き続きサポートされる予定となっています。

[関連]JVNVU#99631663: OpenSSLにおける暗号鍵と初期化ベクトルの長さに関する処理の問題(OpenSSL Security Advisory [24th October 2023])(Japan Vulnerability Notes)

Tag: Security

iOS 16.7.2およびiPadOS 16.7.2の提供が開始

October 30, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.7.2と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.7.2の提供が開始されています。

iOS 16.7.2およびiPadOS 16.7.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。そのため、iOS 16を使用している場合にはiOS 16.7.2に、iPadOS 16を使用している場合にはiPadOS 16.7.2にアップデートすることが推奨されます。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。

[関連]iOS 17.1およびiPadOS 17.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

iOS 15.8およびiPadOS 15.8の提供が開始

October 31, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 15.8と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 15.8の提供が開始されています。

iOS 15.8およびiPadOS 15.8ではすでに攻撃に利用されている脆弱性が修正されていることから、iOS 16およびiPadOS 16に未対応の機種でiOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはアップデートを適用することが推奨されています。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作するため、iOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはFileMaker Go 19.6.3を使う必要があります。

[関連]iOS 17.1およびiPadOS 17.1の提供が開始(FAMLog)、iOS 16.7.2およびiPadOS 16.7.2の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

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